北海道岩見沢市長選は現職渡辺氏がダブルスコアで圧勝

　北海道岩見沢市は、北海道空知地方にある札幌市から北東に位置する2006年に栗沢町と北村を編入合併した人口9万人程の市で、市長選は2002年10月から2期8年現職を務めた渡辺孝一氏に対して、元市議会議長の大和力氏が挑みましたが、
　「市民が行政と一緒に汗をかき、まちづくりをするのが住民自治。医療、福祉、教育、景気対策に力を入れる。子孫が安心して暮らせるまちにしたい」と呼び掛けた現職で民主・自民・公明が推薦する渡辺孝一氏が26632票を獲得し、
　「（西友撤退後１年以上空き店舗となっている）中心街のポルタビルを再生するとともに、まちににぎやかさを取り戻すよう働いていく」と訴え13352票を獲得した大和力氏　をダブルスコアで破り3選を決めました。
　まあ、この街でも、大和地区にポスフールや大和タウンプラザなどの大規模商業施設が相次いでオープンする半面、中心市街地ではデパートが相次いで撤退するなど中心市街地の空洞化が進み、元々は空知地方の中心都市、最近では札幌市へのベッドタウン化も進むものの、2006年の国土交通省発表の地価下落率ランキングでは、幌向南地区が全国ワースト1を記録し地域産業の衰退も深刻化するなど、対抗候補として出馬した大和氏の言い分ももっともだけに、圧倒的な差をつけたとはいえ、3選を決めた渡辺孝一氏が次の4年間でどのような実績を打ち出していくのかが注目されるところではないかと思います。

★北海道岩見沢市　市長選挙結果
当　26632　渡辺孝一（52）無現＝民主、自民、公明推薦
　　13352　大和力（60）無新