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振り込め詐欺:70代女性に「振り込め」しつこく3回も 苫小牧で未遂事件 /北海道

2006-11-28 07:47:47 | Weblog
振り込め詐欺:70代女性に「振り込め」しつこく3回も 苫小牧で未遂事件 /北海道
2006年11月25日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061125-00000025-mailo-hok
◇「消費者センター」名乗り
 「札幌消費者センター」を名乗る男が「あなたが布団を購入した会社が倒産した。弁護士費用20万円を払えば信販の残債が返金される」と苫小牧市の70代女性を電話でだまし、現金を振り込ませようとしていたことが分かった。札幌市消費者センターは24日、振り込め詐欺未遂事件として発表し、道警に届けた。同センターは「職員が現金振り込みを指示することはない」と注意を呼びかけている。
 同センターは札幌市役所の消費者相談窓口。電話は22日にあり、男は「アライショウタロウ」と名乗った。女性は銀行で「怪しいので振り込まない方がいい」と言われ、入金しなかった。再び男から電話で「詐欺ではない」と催促され、現金自動受払機で入金した。女性から同センターへの問い合わせで実在しない人物と分かり、女性は銀行に送金停止を求めて未遂で済んだ。
 24日にも男から電話があり、「組織が大きいため電話に出た人が私を知らなかった。送金停止を撤回してほしい」と懲りずに要求したという。
 男は女性が布団をローンで購入したことや電話番号を知っていた。倒産したとされる会社は同市北区の布団の訪問販売会社で、実在していた。


 とうとう消費者センターの職員を名乗る振込詐欺が現れましたか…。多分倒産した布団の訪問販売会社の元従業員が最期の一稼ぎをしようと、消費者センターの職員を装って強引に振り込ませようとしたのではないかと思われますが、普通の詐欺業者なら、二度目の応対で断念しそうですが、残債があることを知っていたので強引に取り立てにきたのでしょうか…。幸いこの70代女性が賢明な人で、一度は振り込んだもののすぐに送金停止手続をとり未遂に終わりましたが、一歩間違えば詐欺にひっかかっていたかも…。
 今後は倒産業者の顧客名簿を悪用するこの手の手口が広まる可能性が高い(確率的に騙しやすいため、この手の名簿は高く売れます)だけに、消費者の側も一層注意しなければならないのではないかと思います。

 紙面にもありますが、消費者センターの職員が振り込みを指示することは絶対にありませんし、彼らにはそんな権限はありません。そのことだけでも覚えておいて下さいね。


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