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あのガソリンチケット問題を引き起こした柿本石油が破産手続き開始決定

2009-04-02 10:49:14 | Weblog
ガソリンスタンド経営 【続報】 株式会社柿本石油 破産手続き開始決定受ける 負債102億8300万円 2009年3月24日 帝国データーバンク
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2971.html「青森」 2008年10月5日に事業を停止していた、(株)柿本石油(資本金1800万円、青森市南佃1-5-5、代表柿本和夫氏)は、3月23日に青森地裁へ自己破産を申請し、26日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
 破産管財人は石岡隆司弁護士(青森市古川2-20-3、電話017-735-4838)。
 当社は、1972年(昭和47年)8月に設立。灯油を主体にガソリンなど各種燃料の小売りのほか、コンビニエンスストア、フィットネスクラブ、コインランドリーの運営も手掛けていた。JOMO系列のガソリンスタンドの運営を行ってきたが、近年はセルフスタンドの出店を積極的に展開、青森県24店舗、岩手県1店舗の計25店舗のガソリンスタンドを運営していた。また、灯油宅配業務を手がけ、安売り業者として相応の知名度を有していた。積極的な出店、原油価格の高騰などで売上高は増加をたどり、2003年7月期に約30億8600万円だった年売上高は2007年7月期には約95億9300万円まで増加。その後も原油価格高騰が続いたことに加え、セルフスタンドの出店を進めたことで、2008年7月期には年売上高約152億円を計上していた。
 この間、2008年3月にはガソリン価格の暫定税率廃止を待たず、全国に先駆けてガソリン価格の値下げを実施したことがマスコミにも取り上げられるなど話題を呼んでいたが、出店に係る経費の大半を借入金に依存した形となっていたほか、廉価販売が主体となっていたことで採算性は低く、過大な借入金が資金繰りを圧迫していた。8月には支払い遅延などにより、主力仕入先からの供給がストップ、資金調達も限界に達し、10月5日に事業を停止していた。
 負債は約102億8300万円。


 不動産上場会社のアゼルが自己破産を申請したので、ついでに帝国データーバンクの大型倒産情報を確認していたのですが、(何をいまさら…という気もしなくもないのですが)青森県のガソリンスタンド大手で、昨年3月の暫定税率廃止騒動の直前にガソリン価格を引き下げて話題になった、あの柿本石油が破産手続きを開始していたようですね。
 柿本石油といえば、ガソリンを安く売る代わりに多額のガソリンチケットを買わせて、あげく昨年の10月に突然全店の営業を停止したため、ガソリンチケットが紙くずとなることで、ガソリンスタンド会社の破綻としては異例となる(取引先だけでなく)対個人の多数の被害者数を出してしまったことでも有名ですが、あの騒動から半年も経ってから破産手続きと言われてもなんだか…(惑
 実質破綻から半年も経ってから破産手続き開始と言われてもどうもピンと来ませんね。


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