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新入社員も銀行選びに「目」が必要 特典・サービス見比べて 

2007-04-14 16:51:05 | Weblog
新入社員も銀行選びに「目」が必要 特典・サービス見比べて 2007年4月6日 産経夕刊
http://www.sankei.co.jp/keizai/kinyu/070406/kny070406000.htm
 給与振込口座の開設は銀行との「長い付き合い」の始まり。住宅ローン金利の優遇などサービス内容の見極めが銀行選びのポイントだ。
 新年度がスタートした。銀行では例年、3月下旬から4月上旬にかけて、新入社員の給与振込口座など新規口座開設が集中する。新入社員は自宅近所に支店があるなどの理由で銀行を選ぶことが多いが、各行は新しい顧客をより多く囲い込もうとさまざまな特典を用意している。サービスを見比べたうえで、使い勝手のよい銀行を選択するようお勧めしたい。

2~5月に集中
 今春都内の私立大学を卒業し、大手流通グループに就職した22歳の女性は、大学4年時に大手銀行に開設した普通預金口座を引き続き、給与振込口座として利用することにした。同口座を開設したのはアルバイト料を振り込む口座の必要に迫られたため。「近所に支店があり、支店数も多かった」ことが銀行を選んだポイントだった。
 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友の大手3行の年間新規口座開設は100万~200万件規模に上り、うち2~5月の開設が多数を占める。なかでも、3月最終週から4月第1週が新入社員の口座開設などで特に多いという。
 冒頭の女性のように、学生時代に開設した口座を就職後も給与振込口座として使う例も少なくないが、大手3行では「個人取引で顧客を獲得できる第1の局面」などとし、取引先企業を通じて説明会を開くなど新入社員の取り込みに力を入れている。

金利優遇なども
 三井住友銀行が今春の新入社員に勧めているのは、普通預金「ワンズプラス」とインターネットバンキング「ワンズダイレクト」、クレジットカード「三井住友ビザカード」の3商品をパッケージにした「SMBCファーストパック」だ。3月12日から20歳以上の顧客を対象に取り扱いを始めた。各商品のサービスに加え、パッケージならではの特典が受けられる。
 具体的には、預かり資産30万円以上などの条件を満たす場合、ATM(現金自動預払機)時間外手数料やコンビニエンスストアATMの利用手数料が無料になる▽各種取引に応じてポイントがたまり、それをANAマイレージクラブのマイルやNTTドコモのドコモコインに交換できる-といった具合だ。
 みずほ銀行でも同行に総合口座を開設し、「みずほマイレージクラブ」に入会(無料)すれば、取引状況に応じ、ATMの時間外手数料やコンビニATMの利用手数料が無料になるサービスを利用できる。
 さらに、クレジットカードで買い物をすれば、原則1000円ごとに1ポイント加算。給料や年金の受け取り口座や公共料金の振替口座にしても、ポイントがたまる。このポイントに応じ、さまざまな特典と交換が可能だ。例えば100ポイントたまれば、元本100万円分の大口定期預金などについて、金利が年0.1%優遇される。

将来の優良顧客
 三菱東京UFJ銀は3月から、同行のキャッシュカード保有者が平日昼間にセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートに設置するATMを利用する際の手数料を、無条件で無料にするサービスを開始した。
 また、旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行から引き継いだ優遇口座「メインバンク」と「オールワン」ではATMの時間外手数料を無料にしたり、住宅ローン金利を優遇したりするなどの特典を設けている。
 大手3行はこうしたサービスの提供を通じて、住宅ローンや資産運用など将来の「優良顧客」の囲い込みを図る狙いだ。新入社員といえども、自分の生活スタイルにふさわしいサービスを見極める目が必要だろう。



 いくら法律上は、『労働者は給料を銀行振込で受け取る時は指定した金融機関への振込を求めることができる』とあるとはいえ、私が社会人デビューした頃は,給与振込口座は取引銀行や親密銀行を一方的に指定することが当たり前だった  (私の時は、入社1日目に人事部の女子社員から書類を書かされ、問答無用で住○銀行に給与振込口座を作らせましたし、他の金融機関への振込を希望した知人もかなり粘ったのですが、結局人事の人間に押し切られてしまったようです)  だけに、今のように好きな銀行の口座を選ぶことができるようになったこと一つとっても、随分時代が変わったものだと思いますし、銀行は何とか給与振込口座を押さえる  (銀行から見ればメインバンクにしてもらえば、住宅ローンを組む時も大概は一番最初に相談してくれるというメリットがありますし、投資信託や定期預金の営業もしやすくなるメリットがあります)  ために涙苦しいまでの努力をするようになりました。
 個人的には、会社の側が資金需要の関係で特定の銀行を振込口座に指定したいならば、あえてそれに逆うメリットはありません(こんなつまらない理由で人事上の不利な取扱は受けたくありませんしね…)が、もし複数の銀行を選択できるのならば、自分にとってメリットのある銀行を選ぶのも良いと思いますし、銀行のHP経由でこういった情報を収集するのも良いのではないかと思います。


1 コメント

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こんにちは (マネー)
2007-04-14 17:11:48
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/s0710shun4/archives/50123934.html
です。

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