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韓国が対北朝鮮融和政策見直し、米との外相会談で方針

2006-10-20 06:28:03 | Weblog
韓国が対北朝鮮融和政策見直し、米との外相会談で方針 2006年10月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061019i213.htm
 北朝鮮の核実験問題をめぐり、アジア歴訪中のライス米国務長官は19日、ソウルで韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、潘基文(パン・ギムン)外交通商相と会談し、北朝鮮が2度目の核実験を行うなどより挑発的な行為に出れば「極めて深刻な結果を招く」との見解で一致した。潘氏は、会談後の共同記者会見で、南北経済協力の2大事業である金剛山観光と開城工業団地開発事業について、「国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に沿って調整を検討する」と述べ、北朝鮮に対する融和政策を一定の範囲内で見直す方針を示した。
 北朝鮮の核実験以来、韓国は安保理決議に支持を打ち出しながら、厳しい制裁実施には難色を示してきたが、北朝鮮包囲網の強化を目指す米国の要請に応じざるを得なくなったものとみられる。
 決議に基づく制裁の焦点になっている貨物検査に関して、ライス長官は「決議の効果的な履行のためにはすべての国が義務を果たすべきだ」と述べ、韓国も関与することを求めた。
 一方、ライス長官は、「米韓同盟は朝鮮半島と北東アジア地域全体の安定と安全保障の柱のひとつだ」と指摘し、韓国の防衛に関する米国の責務を今後も果たし続けると表明した。


 韓国から見れば、同じ民族が住んでいて、しかも国民一人一人にとっても親戚が北朝鮮に住んでいる人も少なくないことから、あまり厳しい経済制裁はしたくないというのがホンネかと思いますが、経済制裁をする上で韓国と中国が事実上の抜け穴的存在になっては十分な効果が見込めませんし、米国の方向性は決して間違ってはいないと思います。
 それにしてもライス長官という人。結構厳しいことを言っている割には、その言動が批判の対象にならないのは、紛争地域に飛び込んでいくことも辞さないその姿勢や、黒人女性初の国務長官であること、同盟諸国に対する配慮の数々といったこともあるんでしょうね。日本の安倍政権には、彼女に匹敵するようなブレーンはいるのでしょうか。


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