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17日のアジア株式は中国が急落した他、香港も大幅下落

2009-12-18 05:41:32 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=3日続落、ともに終値ベースで3週間ぶり安値付近 2009年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK855235820091217
 17日の中国・香港株式市場はともに3日続落。
 中国市場は終値ベースで3週間ぶり安値で引けた。新株の供給過剰懸念を背景に、優良株が値を下げた。また年末を控え、消費関連株に利益確定の売りが出た。
 上海総合指数終値は76.135ポイント(2.34%)安の3179.078。
 上海A株は値下がり銘柄数が814で、値上がり銘柄数の79を大きく上回った。
 あるアナリストは大量の新株供給が投資意欲を削いでいるとし、上海総合指数は今後数日でさらに下落する可能性があると指摘した。
 中国証券監督管理委員会(CSRC)は16日遅く、重機メーカーの中国第一重型机械(CFHI)による上海市場での新規株式公開(IPO)を承認したことを発表した。
 16日に上場した中国最大の舶用品製造メーカー、中国重工は、6.63%急落。前日は公開価格から12.47%上昇していた。
 最近好調だった消費関連株は利食い売りに押された。中国第一汽車集団傘下の一汽轎車(FAW)は4.10%、中国テレビメーカー大手の四川長虹電器は4.73%それぞれ下落。
 優良株も軟調。アジア最大の石油精製会社である中国石油化工(シノペック)は3.15%安。宝山鋼鉄は3.73%安となった。
 一方、中国の一部が寒波に見舞われる中、ガスの供給不足と価格上昇の可能性が高まり、ガス関連はアウトパフォームした。長春ガスは10%の値幅制限いっぱい上昇した。
 香港市場は約3週間ぶり安値で引けた。さらなる資金流出への懸念が地合いを圧迫した。
 ハンセン指数は264.11ポイント(1.22%)安の2万1347.63。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は190.23ポイント(1.50%)安の12501.20。
 本土系銀行株が大幅に下落し、中国建設銀行は1.68%安、中国銀行は1.46%安。それぞれ2カ月超ぶりの安値をつけた。中国工商銀行(ICBC)は午前の下げから上昇に転じ0.16%高で引けた。
 この日もっとも取引が活発だった銘柄は婦人靴の百麗国際。前場に一時10.6%下落した後、7.23%安で取引を終えた。同社は2億5325万株を、16日終値から7.6%のディスカウントとなる1株9.20香港ドルで売却することを明らかにした。

台湾株式市場・大引け=3日続落、ハイテク株の一角には買い 2009年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK855227620091217
 17日の台湾株式市場の株価は小幅ながら3日続落し、加権指数は前日終値比9.43ポイント(0.12%)安の7742.17で引けた。ただ、終値は依然として先週につけた約17カ月ぶりの高値近辺を維持している。
 売買代金は1303億台湾ドル(約40億ドル)と、前日の1138億ドルを上回った。 友達光電(AUオプトロニクス)(2409.TW: 株価, 企業情報, レポート)の2010年第1・四半期利益は、堅調な需要を反映して強い伸びを示すとの報道を受け、ハイテク株の一角が買われた。
 液晶パネル世界3位のAUオプトロニクス、同業の奇美電子はそれぞれ1.88%、1%高。これを受け、ハイテク株指数は0.01%高となった。
 エコノミック・デーリー紙はこの日、液晶パネル価格は近いうちに持ち直し、AUオプトロニクス、奇美電子の10年第1・四半期利益は、09年第4四半期から力強く成長する見通しだと報じた。
 ただ、相場は今年に入ってほぼ7割近い上昇となっており、今後は利食い売り圧力が強まる可能性がある。このため、短期的には狭いレンジを浮動する展開になりそうだ。ある市場関係者は「加権指数の7800ポイント近辺で売り圧力が強まりそうだ」と話している。
 このほかの個別銘柄では、聯華電子(UMC)が1.57%安、茂迪科技(MOTECH)は2.7%安。
 また聯發科技は0.6%高。同社は10年の携帯電話向け半導体出荷について、09年比15─20%増を目指すとしている。

シドニー株式市場・大引け=小反発、NABによる買収提案で伸び悩む  2009年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK855224620091217
 17日のシドニー株式市場の株価は小反発。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が、仏保険大手アクサの子会社の豪・ニュージーランド事業買収を提案したことを受け値下がりしたことから、相場全体は伸び悩んだ。
 S&P/ASX200指数は前日終値比8.4ポイント(0.2%)高の4670.3で終了。
 市場ではこのところ薄商いが続いてたが、NABによる予想外の買収提案を受け、この日は活況となった。
 CMCキャピタル・マーケッツのジェームズ・ファウルシャム氏は「NABによる提案は、市場参加者にやや驚きをもたらし、(先に買収を提案していた)大手金融グループAMPとアクサ株の売買が盛り上がった」と指摘した。
 NAB株の終値は4.7%安の26.65オーストラリアドル。一部のファンドマネジャーは、NABによる買収提案に関して、(NABが示した)買収額は高すぎると指摘。買収資金は英国のより安い銀行の買収に使えただろうと語った。
 一方、アクサ株は12.7%高の6.37豪ドル、AMPは4.1%高の6.35豪ドルでそれぞれ終了した。
 このほか、25億豪ドルの増資が完了した石油大手ウッドサイド・ペトロリアムは0.2%安。
 資源株はBHPビリトンが0.9%高、リオ・ティントは1.2%高。商品需要に対する楽観的な見方を背景に金属相場が上昇したことが支援材料となった。

ソウル株式市場・大引け=続落、金融株に売り  2009年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS855225820091217
 17日のソウル株式市場は続落して引けた。証券株の下落が目立った。双竜自動車の株式は、裁判所が同社の再建計画を承認したことを受けて売買停止となった。
 総合株価指数(KOSPI).KS11は16.40ポイント(0.99%)安の1647.84。
 サムスン証券の市場アナリスト、Kim Seong-bong氏は「市場全体が軟調な中、金融株、特に証券株に対する投資意欲が減退した」と指摘した。
 金融株では、KBフィナンシャル・グループが2.25%安。未来アセット証券も3.2%安。
 双竜自動車は、裁判所が同社の再建計画を承認したことを受けて7.4%上昇した後、売買停止となった。取引再開は18日の予定。
 アシアナ航空はこの日も買われ、4.76%急伸。親会社の錦湖アシアナグループが、傘下の大宇建設の過半数株をJABEZパートナーズに売却する方向で合意間近、との前日の報道が引き続き追い風となった。
 半面、ウォン安が重しとなり、旅行関連株やエネルギー株は値を下げた。SKエナジーは2.64%安。ハナ・ツアーも2.47%安。



 17日のアジア株式市場は、中国各市場が2.34%安(上海総合)~3.78%安(深センB株)となるなど急落し、他にも香港ハンセンが1.22%安、韓国が0.99%安、インドネシアが0.51%安。
 一方、フィリピンが0.52%高、オーストラリアASXが0.29%高。
 パキスタンは0.29%安、台湾は0.12%安、インドは0.11%安、タイは0.03%安、シンガポールは0.02%安と小幅下落しました。


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