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ミートホープ社、クレーム商品は保険金で賠償・回収し転売

2007-06-26 19:24:17 | Weblog
ミートホープ社、クレーム商品は保険金で賠償・回収し転売 2007年6月26日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070625it13.htm
朝日http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200706250212.html
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070626k0000m040156000c.html
 北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」(田中稔社長)の牛肉ミンチ偽装事件で、納入先の商品にトラブルが起きた際、同社が、保険を使って納入先に賠償金を支払ったうえ、回収した商品をレストランなどに転売していた疑いのあることが25日、元社員の話で明らかになった。
 元社員によると、同社は偽装肉や粗悪材料を使っていたため、納入先からの苦情に備え、賠償保険に入っていた。保険は、納入した商品に起因するトラブルで取引先が商品回収などを迫られた場合に支払われるタイプ。苦情は度々あり、田中社長は「保険でやればいい」などとして保険金を請求し、納入先に賠償していたという。元社員は「(保険金は)何十回となく下りていた」と話している。同社は回収した商品の販路も確保しており、容易に売りさばいていたという。
 読売新聞が入手した資料では、ミートホープの牛肉を使って冷凍ビーフカレーを製造していた食品会社が1997年、製品を回収し、クレーム処理費を含め約542万円をミート社に賠償請求した。このうち約320万円が保険金から支払われていた。
 この食品会社は読売新聞の取材に対し、「当時の資料がなく、詳しい事実関係がわからない」としている。


 ミートホープ社。今度は保険金詐欺です!!! 粗悪な肉を取引先に納品してトラブルが起きた時に、保険金を受け取り、返品された商品をレストラン(関連会社のバイキングレストラン?)に転売するという二重の裏切り行為をしていたようです。
 損害保険会社は当然ながら、不正請求として、返金を要求してくると思いますが、毎日の記事によれば、『保険会社に怪しまれないよう』複数の保険会社と契約し、順番に使っていた』としていることから、余罪はかなりありそうですし、一族の資産を全て売却しても埋め合わせることができるかどうか…。
 一族が資産を隠匿する時間はあまりなかったと思いますが、あらゆる資産を換金させて、責任を果させる必要があると思います。


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