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新年会の社員わいせつ行為訴訟、会社は「責任ない」主張

2008-03-29 13:44:18 | Weblog
新年会の社員わいせつ行為訴訟、会社は「責任ない」主張 2008年03月14日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0314/NGY200803140002.html
 トヨタ自動車子会社で車体組み立て大手の「トヨタ車体」(愛知県刈谷市)の複数の社員から、昨年1月の新年会の席でわいせつな行為をされてけがを負ったとして、元コンパニオンの女性(32)=名古屋市千種区=が同社を相手取り、1000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、名古屋地裁であった。同社は「社員のプライベートな集まりで、会社は責任を負わない」として請求棄却を求めた。
 訴状などによると、女性は昨年1月13日夜、同社員約100人が参加した新年会の席で、約5人の社員から胸や太ももを触られたり、男性の股間に頭を押しつけられたりする暴行を受け、ひざや首の打撲など約10日間のけがを負ったという。


 この事件。会社側は『社員のプライベートな集まりで、会社は責任を負わない』と見苦しい言い訳をしているようですが、そもそも会社負担のない個人負担だけの飲み会で、コンパニオンの派遣などできるのか?という根本的な疑問がありますし、普通に考えれば、自動車事故を起こした社員に支払資力がない場合に、会社が責任を求められる民法715条の使用者責任が問われるケースに準じて処理されると思うのですが、判決はどうなるのでしょうか…。
 1000万円の賠償額が妥当かどうかはともかく、一旦裁判になれば、会社名が出てしまうだけに、一旦被害者と和解しておいたうえで、加害者のお給料から任意に返済させる手も取れたと思うのですが、なぜトヨタ車体側は不利とわかっていながら裁判で戦うことを決心したんでしょうね…。


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