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クアラルンプールの聖火リレー、日本人3人を保護 他関連ニュース1本

2008-04-22 18:40:52 | Weblog
クアラルンプールの聖火リレー、日本人3人を保護 2008年4月22日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080421AT2M2102M21042008.html
朝日 http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY200804210280.html
 北京五輪の聖火リレーが21日午後(日本時間同)、マレーシアの首都クアラルンプール中心部で行われた。リレーが始まる前にスタート地点の独立広場近くで日本人男女2人と子供1人の計3人がチベットの小旗を掲げようとした。3人は中国系とみられる人々に取り囲まれ、警察が安全確保のために保護した。在マレーシア日本大使館によると3人にけがはないという。
 リレーは当初計画通り16.5キロのコースを走り、高層ビル、ペトロナス・ツインタワーでゴールし終了した。当局は中国政府のチベット政策に対する抗議や妨害行為を警戒、沿道に警察官1000人を動員して警備に当たった。

チベット:僧侶400人が武装警察に拘束される 2008年4月22日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080422k0000m030154000c.html
 米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は21日、中国チベット自治区ラサのセラ寺で18日、僧侶約400人が武装警察に拘束されたと報じた。インドのチベット亡命政府が同ラジオ局に明らかにした。拘束された僧侶らは、いったん近くの洞窟(どうくつ)内に身柄を置かれたという。
 中国当局は「チベット族居住区の治安は既に安定した」と対外的に説明しているが、報道が事実なら、僧侶らによる不満が依然、収まっていないとみられる。
 また同ラジオによると、中国当局は先週、青海、四川両省などチベット族居住区の僧侶少なくとも計700人を拘束した。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世への批判を当局に迫られたが、拒んだのが理由という。


 中国系住民も多いクアラルンプールで、チベットの小旗を掲げようとした日本人3人が、民衆に囲まれ、警察に保護されるという、唖然とする事件があったようです。
 この事件については、日本とは治安事情が異なる海外で、このような無謀な行為を行えば生命の危険も十分ありうることなど、いろんな意味で突っ込みどころ満載ですが、3名のうちの1人の子供の年齢はなんと5歳の男の子(女性の子供)!
 たまたま警察が保護したから良かったものの、もし民衆が激怒してリンチになどあったら、この連中(大人2人)は子供の生命に対してどう責任をとるつもりだったんでしょう…(怒!
 こういう言い方をするとお叱りを受けるかもしれませんが、成人の大人が自分の主義主張で行動した上で、民衆からどのように扱われようが、いわば自業自得(そこまで責任を取れません)ですが、『物事の分別もわからない子供まで、このようなことに巻き込むのだけはやめてくれ!』と強く感じました。

 一方、チベットでは僧侶が400人も武装警察に拘束されるというより緊迫した状況に…。
 まあ、僧侶と言っても、今の日本のお坊さんのような穏やかなイメージではなく、一度武装すれば、すぐにでも抵抗勢力になりうると判断したからこそ、武装警察が襲撃したのだとは思いますが、それでもさすがにここまでやると、仏教徒に対する弾圧として、従来は中国の内政問題に干渉しなかった他のアジア諸国も厳しい見方をしてくる可能性が高まったのではないでしょうか。
 中国側は、この問題について、『西側はわが国(中国)を批判ありきで責め立てている』といった受け止め方をしているようですが、このような態度を取っている限り、他の国からの信頼を得ることはできませんし、どこまでこの問題が広がるのかと憂鬱な気分にさせられますね。


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