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沖縄糸満市長選は自民系候補 現職打破

2016-06-06 06:35:20 | Weblog
糸満市長選 上原昭氏が初当選 2016年6月6日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-292731.html
 任期満了に伴う糸満市長選挙は5日投開票され、新人の上原昭氏(66)=無所属、自民、おおさか維新推薦=が1万3602票を獲得し、現職の上原裕常氏(67)=無所属=に1400票余りの差をつけ初当選した。投票率は59・42%で、前回より約1・41ポイント低くなり、1971年の市制施行以降の同市長選で最も低かった。
 上原昭氏は「市民の良識の勝利だ」と強調し「必ず糸満市を元気にする。市民と共に考え、夢を語り、市民に開かれた市政を行う」と抱負を語った。
 糸満市の当日有権者数は、4万4699人(男性2万2409人、女性2万2290人)。投票数は2万6561票で、無効票は786票だった。


★沖縄県糸満市 市長選挙結果長(投票率59.42%)
当 13602 上原昭(66) 無新=自民、おおさか維新推薦
  12168 上原裕常(67) 無現

 沖縄県糸満市は県最南端の人口約5.9万人の市で、市長選は2008年7月から2期8年現職を務めて3期目を目指す67歳の上原裕常氏に、
 自民・おおさか維新が推薦する66歳の上原昭氏が挑みましたが、
 「現市政はこの8年、企業誘致がなく、いくつものチャンスを逃してきた。国や県と一体となって事業に取り組むリーダーが糸満には必要だ」と強調し、国や県と連携した企業誘致などによる経済活性化策を訴えた上原昭氏が13602票を獲得して
 「行財政改革を推し進め、50億円近い改善をもたらした。市民会館的機能を併せ持つ大型施設の建設や泊魚市場の機能移転など長年の課題解決が実現しつつある」と、2期8年の実績を強調し、市政の継続を訴え12168票を獲得した現職の上原裕常氏を破り初当選を決めました。

 自民党と対立する県政与党が圧勝した沖縄県議選とは逆となり、県最南端に位置する糸満市の市長選は、自民などが推す上原昭氏が現職の上原裕常氏を破る形になりました。

沖縄県議選、翁長知事支持派が勢力拡大し大勝

2016-06-06 06:25:58 | Weblog
県政与党大勝、過半数27議席 沖縄県議選 辺野古反対派は31人 選管集計で大混乱 2016年6月6日 琉球新報
 任期満了に伴う第12回沖縄県議会議員選挙(定数48)は5日、無投票当選が決まった名護市区を除く12選挙区で投票され、即日開票の結果、県政与党が現有の24議席から27議席に伸ばし、過半数が確定した。翁長雄志知事にとっては、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する取り組みをはじめ、県政の安定運営に弾みを付ける結果となった。野党は改選前から1増え15議席、中立は8から2減って6議席となった。投票率は53・31%で、過去最低だった前回から0・82ポイント上がった。
 米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の新基地建設に反対する議員は公明を含めて31人となり、全体の約65%となった。
 翁長知事が就任して初めての県議選で、与野党構成比が最大の焦点となっていた。与党の安定多数を維持したことを受け、翁長知事は辺野古移設を巡って今後想定される法廷闘争なども視野に、反対姿勢を貫く方針だ。基地問題のほか、経済振興や子どもの貧困対策などこの1年半の県政運営が評価された。
 当選者の党派別内訳は、県政与党が社民6人、共産6人、社大3人、諸派3、無所属9人の計27人、野党は自民が14人、無所属1人の計15人、中立は公明4人、おおさか維新2人の計6人。民進は1人が出馬したが、初の議席獲得はならなかった。
 与党は宜野湾市区(定数3)や島尻・南城市区(同4)などで議席数を押し上げ、野党の自民が公認2人を擁立し少数激戦となった沖縄市区(同5)、中頭郡区(同5)でも改選前の議席を維持した。
 野党の自民は公認・推薦候補20人を擁立し県議選に臨んだが、複数を擁立した選挙区で落選が相次ぎ、前回議席を失った浦添市区(同4)も奪還できず、厳しい結果となった。
 5日投開票の県議選について、県選挙管理委員会は同日午後11時発表の選管速報を破棄するなど投開票情報の集約作業で大混乱した。国頭郡区で吉田勝広氏の当選を伝える選管最終発表を出したが、同発表を撤回し、最終的に具志堅透氏が当選し、吉田氏は落選した。
 日付が変わった6日午前1時38分時点で「宮古島市、伊江村、伊是名村、北中城村の情報に修正があることが判明した」として投・開票速報を修正した。

沖縄県議選、知事支持勢力が過半数を維持 2016年06月06日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20160605-OYT1T50106.html?from=ytop_main1
 沖縄県議選(定数48)は5日、投開票された。
 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志知事を支える勢力が25議席以上を確保し、過半数を維持した。翁長氏は県議会での支持基盤を確保したことで、今後も移設阻止に向けて政府との対決姿勢を強めていく構えだ。選挙結果は7月の参院選にも影響を及ぼしそうだ。
 翁長氏は2014年12月に就任して以来、県議会で自身を支持する過半数の勢力を背景に、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消すなど、辺野古移設を阻止する政策を展開してきた。県議選は翁長県政の中間的な審判の意味合いもあった。告示前には同県うるま市の女性の遺体遺棄事件で米軍属の男が逮捕され、県民の反基地感情が高まる中、米軍基地問題や治安対策が主要な争点となった。


 沖縄県議会選挙(48議席)ですが、翁長雄志知事を支持する県政与党が現有議席の24議席から27議席に議席数を増やして単独過半数。中立的な立場を取る公明の4議席を合わせると31議席となり、一方の野党は自民が14議席で無所属が1人で計15議席に。
 うるま市の女性遺棄事件だの、酒酔い運転で国道を逆走して車2台と正面衝突するだの、直前にも米軍の不祥事が続く県民感情を逆撫でする事件が続く中、それでなくとも国の与党である自民・親自民系候補は苦戦を強いられることになったのではないかと思いますが、この選挙結果を受けて米軍基地移設を進める国の与党である自民党にとってはますますやりにくくなってしまいましたね。