茨城 那珂市長に海野氏再選 2015年02月02日
那珂市長選は1日、投開票され、現職の海野徹氏(65)(無所属)が、新人で一般社団法人代表理事の菊池一俊氏(41)(同)を破り再選を決めた。投票率は50・22%(前回50・77%)だった。当日有権者数は4万5639人だった。
午後8時頃、当選を決めた海野氏が同市菅谷の事務所に姿を見せると、支持者から大きな拍手が起こった。共に万歳を繰り返した後、「皆様のおかげで勝つことができた。市民に報いるために公約を履行していきたい。支えてください。皆様のしった激励を受けながら、市をいい方向に持っていきたい」と力を込めた。
菊池氏の同市瓜連の事務所では、落選が決まると支持者が大きなため息をついた。菊池氏は声を詰まらせながら、「結果が及ばず、悔しい限りです。これからも地道に、出来る限りの力を尽くし、市民の力で那珂市を、県北を、茨城を守るために活動を続けていきたい」と述べた。
◇堅実な政策 舵取り期待
市政の継続か転換かが争われた那珂市長選。市民は、現職の海野氏に、引き続き4年間の市政運営を託した。
道の駅の設置やロケ誘致を目指すフィルムコミッションの創設など、目立つ政策を訴えた挑戦者に対し、海野氏は「派手な政策だけでは行政は進まない。現実を見据えた舵取りが必要」として、派手さを排除した堅実路線を掲げたことが、市民の評価を得たようだ。
那珂市は、水戸市に隣接し、複数の水郡線の駅や常磐道那珂インターもあり、利便性は高く、「住みやすさ」にも定評がある。
一方、財政面では、2町の合併で誕生してから今年で10年がたち、国から特例で毎年6億円前後得ていた地方交付税は、今後段階的に減らされて5年後にはゼロになる。高齢化に伴って福祉関連などの支出がかさむ中、厳しい財政運営が見込まれる。
そうした中、同市菅谷の寄居地区では、大規模商業施設計画が進み、海野氏も公約で「2、3000人単位での雇用や税収が見込まれる」とするなど、明るい材料もある。海野氏には、健全な財政運営と、施設計画の実現に向けたリーダーシップが求められている。
茨城県那珂(なか)市は、2005年1月に那珂町が瓜連町を編入合併して市制施行した人口約5.3万人の市で、市長選は2011年1月から1期4年現職を務めて再選を目指す海野徹氏に自営業の菊池一俊氏が挑みましたが、
市政継続を訴えた現職の海野徹氏が13261票を獲得して
「世代交代」をスローガンに、地域の実情に合わせた商業振興策、高齢者福祉政策を唱えて9406票を獲得した菊池一俊氏を退けて再選を決めています。
那珂市長選は1日、投開票され、現職の海野徹氏(65)(無所属)が、新人で一般社団法人代表理事の菊池一俊氏(41)(同)を破り再選を決めた。投票率は50・22%(前回50・77%)だった。当日有権者数は4万5639人だった。
午後8時頃、当選を決めた海野氏が同市菅谷の事務所に姿を見せると、支持者から大きな拍手が起こった。共に万歳を繰り返した後、「皆様のおかげで勝つことができた。市民に報いるために公約を履行していきたい。支えてください。皆様のしった激励を受けながら、市をいい方向に持っていきたい」と力を込めた。
菊池氏の同市瓜連の事務所では、落選が決まると支持者が大きなため息をついた。菊池氏は声を詰まらせながら、「結果が及ばず、悔しい限りです。これからも地道に、出来る限りの力を尽くし、市民の力で那珂市を、県北を、茨城を守るために活動を続けていきたい」と述べた。
◇堅実な政策 舵取り期待
市政の継続か転換かが争われた那珂市長選。市民は、現職の海野氏に、引き続き4年間の市政運営を託した。
道の駅の設置やロケ誘致を目指すフィルムコミッションの創設など、目立つ政策を訴えた挑戦者に対し、海野氏は「派手な政策だけでは行政は進まない。現実を見据えた舵取りが必要」として、派手さを排除した堅実路線を掲げたことが、市民の評価を得たようだ。
那珂市は、水戸市に隣接し、複数の水郡線の駅や常磐道那珂インターもあり、利便性は高く、「住みやすさ」にも定評がある。
一方、財政面では、2町の合併で誕生してから今年で10年がたち、国から特例で毎年6億円前後得ていた地方交付税は、今後段階的に減らされて5年後にはゼロになる。高齢化に伴って福祉関連などの支出がかさむ中、厳しい財政運営が見込まれる。
そうした中、同市菅谷の寄居地区では、大規模商業施設計画が進み、海野氏も公約で「2、3000人単位での雇用や税収が見込まれる」とするなど、明るい材料もある。海野氏には、健全な財政運営と、施設計画の実現に向けたリーダーシップが求められている。
茨城県那珂(なか)市は、2005年1月に那珂町が瓜連町を編入合併して市制施行した人口約5.3万人の市で、市長選は2011年1月から1期4年現職を務めて再選を目指す海野徹氏に自営業の菊池一俊氏が挑みましたが、
市政継続を訴えた現職の海野徹氏が13261票を獲得して
「世代交代」をスローガンに、地域の実情に合わせた商業振興策、高齢者福祉政策を唱えて9406票を獲得した菊池一俊氏を退けて再選を決めています。