(24日の統一地方選後半戦選挙結果)尾道市長に平谷氏 市政を継続 2011年4月25日
http://mytown.asahi.com/areanews/hiroshima/OSK201104240072.html
広島県内の統一地方選の後半戦は24日、尾道、三次の両市長選と、呉、尾道、東広島の3市議選、熊野、坂の2町議選が投開票された。尾道市長選は現職の平谷祐宏氏(58)が再選を果たし、公職選挙法違反事件による前市長の辞職に伴う三次市長選は、無所属新顔で前副市長の増田和俊氏(64)が初当選した。3市議選と2町議選も新議員が決まった。尾道市長選は当日有権者数12万1619人、投票率61.81%。三次市長選は当日有権者数4万6615人、投票率72.45%だった。
■再選、問われる行政手腕
平谷氏は当選確実の知らせを受け、尾道市久保1丁目の事務所で、集まった支持者らから祝福を受けた。
地元企業や労働組合など組織的支援も受け、終始有利に選挙戦を展開。「4年間の尾道の未来を託され、責任の重さを痛感している。時代の変化の波を柔軟に受け止め、尾道の街を前へ進めていきたい」と述べた。投票率は市議選とともに、過去最低だった。
4年前、旧尾道、因島、御調、向島、瀬戸田の2市3町の合併後初めての市長選に立候補。前市長の後継として、新生尾道市のかじ取り役を担った。市独自の事業仕分けを実施するなどして財政の健全化を進め、借入金残高を減らした。さらに職員数の適正化にも取り組んだなどと、1期目の実績をアピールした。
2期目は、2013年の尾道大橋無料化で、実質的に無料だった延伸部(しまなみ海道)が有料化され、渋滞が懸念される問題▽「平成の大合併」で優遇されていた地方交付税が減額していく「一本算定」▽大学間競争をにらんだ尾道大学の講義棟建設▽東日本大震災後の防災対策の見直し――などの課題が山積しており、その行政手腕が問われる。(広津興一)
■市政奉還、河野氏及ばず
落選した河野氏は、尾道市東則末町の事務所で「私の政策や情熱を多くの有権者に伝える努力が足りなかった」と支持者にわびた。平谷氏について「もっと市民の声を聞いて街づくりを進めてほしい」と話した。
「無投票当選を避け、一票を投じる機会となれば」と2月下旬に立候補を表明。「市政は一部の財界人や議員、役人が独占してはならない。市政を市民にお返しする」と「市政奉還」を掲げて運動を展開した。市長給与の半減や、市議会議員定数の半減などの市政改革も訴えたが、及ばなかった。(広津興一)
★広島県尾道市 市長選挙結果
当 50662(69.4%) 平谷祐宏 58 無現 2 市長
22372(30.6%) 河野正夫 45 無新 企業広報相談業
いささかタイミングを逸した感もなくもありませんが、先月24日に行われた統一地方選挙後半戦の結果のうちまだ公表していなかった分についてお送りしたいと思います。
広島県尾道市は、岡山市と広島市のほぼ中間に位置する人口14.4万人程の市で、市長選は、1期4年現職を務めた58歳の平谷祐宏氏に対して、企業広報相談業で45歳の河野正夫氏が挑戦しましたが、現職で医療、教育の充実、経済・観光振興など1期4年の実績を訴えた平谷祐宏氏が7割近い50662票を獲得し、
「市政は一部の財界人や議員、役人が独占してはならない。市政を市民にお返しする」と「市政奉還」を掲げて運動を展開した。市長給与の半減や、市議会議員定数の半減などの市政改革も訴え22372票を獲得した河野正夫氏 を危なげなく退けて再選を決めました。
http://mytown.asahi.com/areanews/hiroshima/OSK201104240072.html
広島県内の統一地方選の後半戦は24日、尾道、三次の両市長選と、呉、尾道、東広島の3市議選、熊野、坂の2町議選が投開票された。尾道市長選は現職の平谷祐宏氏(58)が再選を果たし、公職選挙法違反事件による前市長の辞職に伴う三次市長選は、無所属新顔で前副市長の増田和俊氏(64)が初当選した。3市議選と2町議選も新議員が決まった。尾道市長選は当日有権者数12万1619人、投票率61.81%。三次市長選は当日有権者数4万6615人、投票率72.45%だった。
■再選、問われる行政手腕
平谷氏は当選確実の知らせを受け、尾道市久保1丁目の事務所で、集まった支持者らから祝福を受けた。
地元企業や労働組合など組織的支援も受け、終始有利に選挙戦を展開。「4年間の尾道の未来を託され、責任の重さを痛感している。時代の変化の波を柔軟に受け止め、尾道の街を前へ進めていきたい」と述べた。投票率は市議選とともに、過去最低だった。
4年前、旧尾道、因島、御調、向島、瀬戸田の2市3町の合併後初めての市長選に立候補。前市長の後継として、新生尾道市のかじ取り役を担った。市独自の事業仕分けを実施するなどして財政の健全化を進め、借入金残高を減らした。さらに職員数の適正化にも取り組んだなどと、1期目の実績をアピールした。
2期目は、2013年の尾道大橋無料化で、実質的に無料だった延伸部(しまなみ海道)が有料化され、渋滞が懸念される問題▽「平成の大合併」で優遇されていた地方交付税が減額していく「一本算定」▽大学間競争をにらんだ尾道大学の講義棟建設▽東日本大震災後の防災対策の見直し――などの課題が山積しており、その行政手腕が問われる。(広津興一)
■市政奉還、河野氏及ばず
落選した河野氏は、尾道市東則末町の事務所で「私の政策や情熱を多くの有権者に伝える努力が足りなかった」と支持者にわびた。平谷氏について「もっと市民の声を聞いて街づくりを進めてほしい」と話した。
「無投票当選を避け、一票を投じる機会となれば」と2月下旬に立候補を表明。「市政は一部の財界人や議員、役人が独占してはならない。市政を市民にお返しする」と「市政奉還」を掲げて運動を展開した。市長給与の半減や、市議会議員定数の半減などの市政改革も訴えたが、及ばなかった。(広津興一)
★広島県尾道市 市長選挙結果
当 50662(69.4%) 平谷祐宏 58 無現 2 市長
22372(30.6%) 河野正夫 45 無新 企業広報相談業
いささかタイミングを逸した感もなくもありませんが、先月24日に行われた統一地方選挙後半戦の結果のうちまだ公表していなかった分についてお送りしたいと思います。
広島県尾道市は、岡山市と広島市のほぼ中間に位置する人口14.4万人程の市で、市長選は、1期4年現職を務めた58歳の平谷祐宏氏に対して、企業広報相談業で45歳の河野正夫氏が挑戦しましたが、現職で医療、教育の充実、経済・観光振興など1期4年の実績を訴えた平谷祐宏氏が7割近い50662票を獲得し、
「市政は一部の財界人や議員、役人が独占してはならない。市政を市民にお返しする」と「市政奉還」を掲げて運動を展開した。市長給与の半減や、市議会議員定数の半減などの市政改革も訴え22372票を獲得した河野正夫氏 を危なげなく退けて再選を決めました。