石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

高校受験の現場レポート(2)

2010-01-09 23:58:59 | 雑記
高校受験の現場レポート(1)より続く

年が明けて、いよいよ長男の高校入試本番が近づいてきました。最初の入試は一週間後に迫っていて、これまで思いの外「ノホホ~ン」としていた長男も、徐々に緊張感を持ってきたようです。今さら・・・という気もしないでもないですが、まあまったく緊張感がないよりはいいのでしょうね。

長男の第一希望は、某私立高校です。夏以降、模擬試験を何度か受けて、自分の実力を把握した上で決断した第一希望ですが、合格可能性は高くありません。ですので当然、第二、第三、第四希望も受験するわけですが、ここで問題が生じます。

一つは、受験料がべらぼうに高いこと。私立高校の受験料は大体、二万円台後半から三万円ぐらいです。四校受験すればそれだけで12万円ぐらいになってしまいます。

二つは、受かったら受かったで、すぐに入学金を納付しないと合格が無効になってしまうこと。大体、試験日の次の日には合格発表があって、合格者はその次の日ぐらいには入学金を納めないといけません。入学金は、概ね、20万円台後半から30万円台です。つまりどういうことになり得るかというと、もし入試日が第四希望から始まって第三、第二、第一という順番の場合で、幸か不幸かすべてに受かってしまった場合、全部の学校に入学金を納めるハメになるということなのです。120万円ですよ! しかもこの入学金は、入学しなくても返ってこないのです。

この入学金即納&返戻無しの制度は、なんとかならないものかと思います。高校側の事情(学生を確保できなくなるなど)もあるのでしょうが、入学が確定していない(都立を含めて、他校の試験が終わっていない)のに入学金を支払わせて、返戻もしないというのは、あまりに学校側の都合を優先させ過ぎているように思います。

ちなみに、うちの長男の場合は幸い、私立の方は第二希望の入試が最初で、次が第三、その次が第四、最後が第一なので、この問題による被害(敢えて被害と表現しておきます)は少ないのですが・・・。

さて、私立高校の学費が高いことはよく知られていますが、実際に長男が受験する高校の学費を見てみると、やはり「高い!」のひと言です。

入学金や諸経費を含めた初年度(一年生時)の学費は、第一希望が約110万円、第二希望が約80万円、第三希望が120万円、第四希望が約95万円です。これに、制服代などを含めてさらに15万円ぐらいの出費が加わってくるようです。あと交通費も必要ですね。昼食代も、かな?

一方、都立高校は、入学料が5千円ちょっと、授業料が12万円ちょっと、それに生徒会費や修学旅行積立金などの学校徴収金(学校によって違う)ですから、合計して20万円~25万円ぐらいでしょうか。私立とは全然違います・・・。

我が家の場合、親としては長男を都立に行かせたいと思っています。学費の問題もありますが、都立の方が圧倒的に家に近いことも大きな理由です。ただ、都立は受験が5教科(英数国理社)で、私立は3教科(英数国)。長男は中学3年になるまで海外でインターナショナルスクールに通っていたので、理社がとても弱く(なにせ、1~2年生の時に習ってないことばかりなので・・・)、5教科入試の都立にすると志望校のレベルを下げないといけない、という問題が生じます。そこが悩ましいところなのです。都立は二回受験チャンスがあるのがせめてもの救いですが。

結局、今のところ長男と話して決めているのは、

(1)都立も受験する。受験校は、私立の結果を見て最終判断する。
(2)私立の第一希望に合格したら、私立に行かせてあげる。
(3)私立の合格が第二希望以下で、都立のまずまずのレベルに合格したら、都立に行く。

というところです。もちろん、「どこにも行けなかった!」という最悪のケースに陥らないことが一番であることは言うまでもありませんが。

(次回に続く)




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