石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

東日本大震災から一年

2012-03-11 23:08:37 | 活動レポート

誰もが、ちょうど一年前のあの日、あの時間、どこで何をしていたか今でも鮮明に覚えていることと思います。

私は、支援組織への挨拶回りの途中で、豊洲の高層ビルの21階にいました。挨拶を終えて、次の場所へ向かう前にちょっと一息つかせて貰おうと椅子に座ったその瞬間に、午後2時46分を迎えたのです。

激烈な揺れでした。しかもこれまで経験したことのない長時間に及ぶ揺れでした。

慌ててはいけないと思い、「大丈夫、大丈夫」と言いながら椅子に座ったままで平静を保っていましたが、内心は、ビルが途中でポキッと折れてしまうのではないかと気が気でなりませんでした。

繰り返しの大きな揺れが収まると、「このビルは大丈夫です。外に出ないで中で待機していて下さい」との館内アナウンス。それを聞いてホッとしたのもつかの間、遠くで大きな火災が発生しているのを誰かが発見。そしてテレビからは、巨大津波の映像・・・。

ビルの21階から階段で下まで降りて、何とか確保出来た車で、いつもの何倍もの時間をかけて議員会館に戻った時にはもう日が暮れていました。道中、徒歩でひたすらに自宅を目指す人々の群れが道の両側に溢れていたあの光景、そして、コンビニというコンビニの棚から物が消えてしまっていたあの光景も、忘れることが出来ません。

今日、3月11日、あの日からちょうど一年が経ちました。

大地震と、大津波と、そして原発事故によって未曾有の被害を受けた東北3県を中心とする東日本地方。今なお、沿岸部の被災地にはガレキの山が積み上がり、産業や町並みの復旧・復興は進まず、多くの住民の皆さんが避難生活を余儀なくされているという現実・・・。

いったい政治は、その役割を果たしてきたのだろうかと、改めて自問しています。

「もっと出来たはず」という悔しさは、恐らく多くの議員が少なからず共有している思いのはず。であればこそ、「なぜもっと出来なかったのか」「どうすればもっと出来るのか」を真剣に考え、政治を変えていく努力をすることこそ、現状の打開と、より迅速な被災地の再建・復興につながるはずです。

あの日から1年を迎えた今日、多くの方々と共に東京で行われた追悼式典に参加して、何よりもご遺族代表の方々の言葉に胸を打たれました。その場にいた全ての議員が、政治の責任、議員の役割をあらためて確認し、明日からの活動に気持ちを込めたことと思います。

私たちの目の前には、日本の将来を左右するほどの重要課題が山積しています。それらを一つ一つ乗り越えていくためには、国民生活のことを第一に考え、政治が力と心を合わせることが何より必要です。

今から、ここから。力と心を一つに、引き続き頑張っていきます。


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