石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

社会保障と税一体改革関連8法案の成立にあたって

2012-08-10 23:52:08 | 活動レポート

今日の参議院本会議で、これまで長時間にわたって審議を続けてきた「社会保障と税一体改革関連8法案」が可決し、成立しました。

 ・【参院本会議】社会保障と税の一体改革関連8法案可決、成立(民主党Web)


本会議に先立って、参議院・社会保障と税の一体改革特別委員会で締めくくり総括質疑と採決が行われ、同僚の吉川沙織参議院議員(特別委理事)も最後の質問に立ちました。吉川議員は、(1)社会保障と税の一体改革の意義(2)残された課題への対処方法(3)社会保障の持続性と支え手支援のあり方(4)税源偏在性の是正方針(5)今後の社会保障の財源のあり方――等について質問し、野田総理を始め、政府の見解をあらためて確認しました。

 ・【参院社保・税一体改革特別委】社会保障と税の一体改革関連8法案可決


法案の成立を受けて記者会見に臨んだ野田総理は、国民の皆さんに対する「お詫び」と「感謝」で会見を始めたと伝えられています。2009年マニフェストで消費増税に触れていなかったこと、さらには国民の皆さんに新たな負担をお願いせざるを得ないことについて真摯にお詫びする一方で、今回なぜ、一体改革、とりわけ消費税の引き上げが必要なのかをあらためて説明した上で、法案成立に協力し、応援してくれた多くの皆さんに感謝するという趣旨です。

 ・「おわび」と「感謝」 一体改革関連法成立踏まえ野田総理が記者会見


さて、メディアでは早速、「この消費増税で家計の負担がいくら増えるのか?」「年収いくらの家庭ではいくらの増税になります」などと、負担の増加だけを強調して世論を煽っています。

しかし皆さん、ぜひ、ご理解下さい。私たちは、本来、10年前以上も前から、少しずつ行っているべきだった負担を行ってきていなかったのだと言うことを。結果、私たち自身が享受してきたさまざまな社会保障のサービスを、自分たち自身の負担ではなく、将来世代へのつけで賄ってきたのだと言うことを。

今回、増税に批判的な人たちがこういう比喩を使っています。

「まだ見ていない、手に入っていない商品(=社会保障の機能強化)に、前払いでお金を払う(消費税増税)ようなものだ」

と。これは明らかに違います。本来はこういう比喩を使うべきなのです。

「これまでは、自分たちで飲み食いしてお腹を満たしながら、その代金を、子どもや孫につけ回してきた。これからは、自分たちで消費したものは、自分たちでお金を払うようにしよう!」

今回、画期的な決定もなされました。消費税は、今後、社会保障目的税として使われることが決まったのです。つまり、私たちが消費して収めた税金は、いずれ、私たち自身に返ってくるということです。「無駄遣いはされない」ということが確保されたわけですね。

今、各地を回りながら、今回の一体改革関連法案がなぜ必要なのかを説明して回っています。今日の成立を一つの区切りとして、今後も引き続き、しっかりと説明してきたいと思います。機会があったらぜひ声を掛けて下さい。社会保障の将来について、そして、税制のあり方について、皆さんとしっかり議論していきたいと思います!


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残暑お見舞い (羽山治美)
2012-08-20 10:51:02
残暑お見舞い申し上げます。
相変わらずのご活躍敬意を表します。沖縄の件良かったですね。無茶は禁物です。退職者連合も政局がどうなるか気にしながら、9・15高齢者集会の準備に取り組んでいます。民主党政権が持続することを願っていますが、例え政権が代わろうが、この国で生きていくしかない高齢者の「安心・安全」のために行動する以外にないと考えています。ご自愛ください。羽山
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