金曜日から土曜日にかけて二つの講演

金曜日と土曜日、二つの会合で講演してきました。

まずは、金曜日、NTT労組ドコモ本部・ドコモ中央分会の政治学習会。約60名の分会役員が集まっての会合で、情報通信政策の動向について、特に、移動体分野の競争政策について話をしました。

45分間ぐらいの短い時間だったので、要点を絞った内容に。昨年のICTタスクフォースでの周波数論議や、それを受けての改正電波法、今後の競争政策論議のポイント、そして電波オークションの行方を中心に話をしました。

続いて、今日の土曜日。今年に入ってもう何度もお邪魔している神奈川県の三浦海岸で、NTT労組データ本部・NDI分会が開催したユースコースでの講演です。

こちらは組合に入って2年目の若手組合員の勉強会。「労働組合と政治との関わり」というセッションもあったりして、なかなか政治への関心が薄いと言われがちの若手組合員に対して、政治の大切さを理解して貰おうという主催者側の思いが見て取れます。

私の役割もまさにそこにあるわけですね。ということで、今日の話は「ICT利活用の促進に向けて」。情報通信がこれからの経済・社会の発展を担っていくわけですが、そのためには利活用の一層の促進が必要。しかし、日本には、さまざまな分野でICT利活用の促進を阻んでいる規制・制度が網の目のように張り巡らされていて、それを改正・撤廃していかないことには、ICT利活用が今後も進んでいかない、という趣旨でお話しました。

質疑応答では、なかなか質問でないかな～と思ったのですが、3人の参加者が質問してくれました。一人は、コンピューター監視法案について、一人は、国会内でどう自分の思いを実現していくかについて、そしてもう一人は、マスコミの怖さについて。ついつい、気合いを入れて回答してしまって、時間を大幅にオーバー。主催者の皆さんにはご迷惑をおかけしました。

いずれの講演でも、参加者の皆さん、とても熱心に耳を傾けてくれて、話し甲斐がありました。これからも引き続き、行脚を続けていきます。