いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

アメリカは中国が軍事的に暴走するのを防ぐ対策済という本など

2007-11-15 12:33:41 | 中国
 人間とは何か?/私は誰?/人類は、どこから来て、どこに行くのか? で始まる文で、次のような主旨のことを述べました。

 日本の隣国の中国が、中国共産党一党独裁+中華帝国主義・自民族中心主義の下で、世界征服を時々軍人が口を滑らせて語り、この邪魔になるアメリカと戦争すると勝手に決めて、軍備の増強に励んでいる事実があり、これに対して、リチャード・バーンスタイン/ロス・H・マンロー(1997) 小野善邦・訳(1997)「やがて中国との戦いが始まる」 東京 草思社、なる本がある。

 しかし、アメリカは、既に、中国の軍事的な暴走を防ぐ対策済だ、と次の本で知りました。
 日高義樹(2003) アメリカの世界戦略を知らない日本人 東京 PHP
 詳しいことは、この本をお読みください。

 家の中のあちこちの部屋に沢山積みあげてある本の中に、この本がありました。
 先の文を書いて、投稿してからすぐにこの本を見つけました。
 こういうことは、しかし、よくあることです。

 同じ投稿文の中で、次のような意味の話もしました。

 一般法則論的な理解では、私たちが生まれ住んでいるこの世界の成り立ちと仕組みは、創造主である神+自然法則+エネルギー一体不可分の働きのみで出来ています。
 しかし、一部の人達は、アメリカ帝国主義がこの世界の成り立ちと仕組みを造っている、頑なに信じています。そこで、アメリカ帝国主義のアメリカを潰せば、新しい世界が造れる! と妄想して、アメリカと闘っているつもりの人達が世界中にゴマンといます。

 いま、国会で審議中の「新テロ対策特別措置法案」を巡る中東問題と反米感情に関連して、池内 恵氏による、次のような主旨の新聞記事を読みました。

 日本で中東問題が政治的に熱い話題になるのは、その時にアメリカがそこに関わっている時であり、反米感情を持つ人達が、専門家を含めて、日本独自の中東政策を、と言い、しかも、「実際には『独自の中東政策』なるものは、考察されることもなく、実施に移されることもない。多岐にわたる複雑な中東問題に、日本がまったく独自の解決策を出すなどは日本の能力では不可能であるだけでなく、そもそも本当はその意思すらない。日本の政治的言説空間における『中東』とは、圧倒的な超大国(アメリカ)との非対称な関係から生じる精神的な苦痛を忘れさせてくれ、近隣アジア諸国との関係から生じる罪責感からも解放してくれる、想像上の同盟者である。対中東政策は、『反米』感情の上昇と軌を一にしたとき、過度に大きな意味を課せられて浮上する。そのため、中東問題は日米関係の躓きの石となりかねず,それがゆえにまた、日本政治の動揺の引き金を引くことにもなるのである」。→読売新聞2007年11月14日朝刊 「ウイークリー時評 中東問題 米が絡む時だけ関心の的」
 国際日本文化研究センター准教授で中東問題の専門家の池内 恵氏は、日本の言論空間では数少ない、教条主義的な「反米」主義者ではない論客のお一人。

 反米感情を持つ人達が、専門家を含めて、日本独自の中東政策を、と言うとき、中東問題とは切り離せないイスラム教のことは、全く考慮には入っていない、と思われます。
 反米感情を持つ人達は、左翼的な無神論者である可能性が高く、宗教については、迷信扱いをして、「臭い物には蓋」以上の対応策を知らない人達と言って良いでしょう。

 池内氏が指摘される、「圧倒的な超大国(アメリカ)との非対称な関係から生じる精神的な苦痛」なるものを感じる人達というのは、そもそも精神的に未熟な人達、と言うことが出来ます。

 東大教授で、在任朝鮮人の国際関係が専門の教授が、「先の戦争でアメリカに負けて日本人はこれをトラウマにしている」と断言するのを、度々聞きました。
 しかし、戦後の日本を作ったのは、そんなことがトラウマにはなって無い人達です。
 負けたけれども、日本人としての誇りを少しも失わなかった、成熟した大人の精神を持つ人達が、戦後の日本を作ったのです。
 確かにアメリカとの戦争には負けたけれども、自力で作った航空機と空母を含む機動部隊で、当時でも超大国のアメリカと真正面から海戦をするという、人類史上空前絶後のことをやってのけたのは、欧米の先進各国も含めて、中国や朝鮮を含めた全てのアジアの諸国の中で日本だけがよく成し得たことです。このことを、アメリカ相手に真剣に戦った人達は知っています。
 アメリカとの戦争には負けたけれども、日本民族は捨てたものでは無いと思い、「反米闘争」とは距離を置いて、アメリカに「目に物を見せてくれる!」とばかり、「物作り」に励んだ人達が、戦後の日本の国民一般の生活の豊かさをもたらす経済成長の主役を果たしたのです。

 ご覧になられた方もおいでになると思いますが、2007年11月14日の読売新聞(多分他の主要新聞にも)の朝刊に、「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」開幕を告げる、トヨタの全面広告が載っています。
 赤地を背景に、ボルトとナットとやすりとプライーらしきものを組み立てた、「背骨」というよりも五重の塔のてっぺんについている法輪を思わせるような図柄に、次のような文字が書いてあります。

 日本の背骨は、「つくる」で、できている。
 がんばれ日本のものづくり。
 今日、2007年ユニバーサル技能五輪国際大会が開幕します。
 トヨタは、日本のものづくりを支える若い力を応援します。
 SKILLS 2007 とこのマーク。

 今、「クールジャパン」という題名の番組が、NHKで放映されています。
 その番組の中でも、日本が創り出した、生活に役立つ便利な物が紹介されています。
 例えば、アメリカの女性歌手マドンナさんも絶賛したとか聞く、温水洗浄器+暖房器付き便座。
 古くはウォークマンに代表されるような、小型で精密でその隅々まで心か行き届いた夢のある商品を安く大量に生産して、庶民に提供する、というのが、日本の物作り。
 この先も、この物作りで世界に貢献!

 例により、誤記等があると気が付いたら、訂正します。