いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

単純化してかえって話が見えなくなったら元も子もない johnmadison さんの書き込みに答える

2010-09-19 03:04:39 | この世界の成り立ちと仕組み
 単純化してかえって話が見えなくなったら元も子もない johnmadison さんの書き込みに答える

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○この文の目的
 この文では、johnmadisonさんの以下の書き込みに答えます。

 なんか複雑にまとめてますが 2010-09-17 16:02:10
 ダークマター(とダークエネルギ...
 俺的には世界真理は非常に簡単に一言になると思います。
 「カオスという名のコスモス」
 これを支えるのは「万物未分」と「万則不誤」という補助真理(または準真理)
 まあこの意味はいずれまた書きます。

○確かに・・・
 私たちが生まれ住んでいるこの世界の成り立ちと仕組みとその存在目的を、一般法則論では、Ω神(おめがしん)の一語あるいはこれを因数分解して、最初から天地創造の目的を持つ創造主である神、自然法則、エネルギーの3語で説明していることを、johnmadisonさんのように説明することができます。
 正確には、johnmadisonさんが言わんとすることを、私の知識で解釈すると、理解できる、ということです。
 johnmadisonさんの話は、老荘哲学を思い起こさせます。

 老子は、一般法則論でこの世界の成り立ちと仕組みは世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなると説明している内の、最初の「世界Ⅰ~世界Ⅲの世界」について、混沌/カオスだ、と言います。
 混沌は、未だ万物未分の状態です。
 これは、世界Ⅳ以下で私たちが現に生まれ住んでいるこの現象世界が誕生する前の、世界Ⅰ~世界Ⅲの世界についても言うことができます。
 しかも、「カオスという名のコスモス」/混沌/世界Ⅰ~世界Ⅲには、この内に私たちが生まれ住むこの宇宙/コスモスの全てが含まれています。
 これは、「無から有は生まれない」/「無い袖は振れない」という原理がある、と説明することができます。
 なお、一般法則論では、「カオスという名のコスモス」は、「Ω神(おめがしん)」と名付けています。
 このことについて、老子は確か次のような上手いことを言いました。

 混沌には名前がない。
 混沌には顔が無い。
 混沌に名前を付け、目鼻を付けたら、混沌は死んでしまった。

 混沌は、曰く言い難し、というわけです。
 これを無理に言語化し、説明しようとすると、かえって混沌とは何かが分からなくなる。
 「やはり野に置け、蓮華草」というわけです。
 確かに、カオス/混沌/世界Ⅰ~世界Ⅲの世界には予め決まっている特定の名前も顔もありません。
 
 そして、カオス/混沌/世界Ⅰ~世界Ⅲから、私たちが生まれ住むこの世界とこの世界が持つ秩序が生まれたのでした。
 この世界を造った「万則」/天地創造の目的とこれを実現する天地創造の原理である自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きは、「不誤」(絶対に誤ることが無い)/唯一・絶対・普遍的に完全完璧に存在し働く。

 よって、一般法則論は、johnmadisonさんのより良い理論に置き換えることが出来る。
 しかも、一般法則論よりも話は簡単に済む。

 johnmadisonさんの言わんとすることを推し量るとこのようになるのでしょう。

○間違った単純化はかえって話を見えなくしてこの世界の成り立ちと仕組みの解明と理解に支障をきたす
 一般法則論でこの世界の成り立ちと仕組みとこの存在目的をΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで解明し説明することを、johnmadisonさんは「カオスという名のコスモス」+「万物未分」と「万則不誤」という補助真理(または準真理)という概念に置き換えてより簡単に説明できる、と言うわけです。
 しかし、例えば、次のようなことをjohnmadisonさんの理論で説明することができるのでしょうか・・・。

 あなたや私の存在目的と存在理由と存在根拠
 ヒトの存在目的を個別具体化して実現するためのヒトの生き方の原理とこれをハウツー化した潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法の存在の理解
 各人の生き方を個別具体化しその人らしい生き方を実現するために、この世界の成り立ちと仕組みを認識し理解し、これに基づいて自分は如何にして生きるかを決める心の起源
 この世界の成り立ちと仕組みを客観的にかつ一義的/一意的に明確にかつ確定的に認識し理解するための自然科学を始めとする学問一般の目的と原理
 現在、私たちが日常的に恩恵を得ている自然科学/学問一般の成果とこれに基づいた技術に対する立場
 など・・・・・。

○まとめ
 このブログへの書き込みに答えました。

○追記 私たちより先に存在しているこの世界について勝手なことは誰も言えない 2010年9月19日午後1時50分すぎ
 私たちが生まれ住んでいるこの世界は、私たちの誰よりも先に唯一・絶対・普遍的にかつ客観的にかつ一義的/一意的に明確にかつ確定的に存在しています。
 従って、この世界が如何なる目的で存在し、この目的を達成するために如何なる原理でこの世界が造られているのか、そして、この事実を正確に知り、理解し、説明することが出来る原理的仕組みがどうなっているのか等は、私たちがとやかく勝手な事を言う前に、この世界自身が持つ、既に出来上がっている哲学/理論がある、ということです。
 一般法則論は、この理解の下に、それが何かの解明をしています。
 しかも、それを、一つのたたき台として提示しています。
 追記の締め 

○余談1 白鵬が54連勝で千代の富士の記録を書き換える
 2010年9月18日 大相撲秋場所で、白鵬が54連勝して、千代の富士の記録を書き換えました。
 この瞬間を、テレビで見ていました。
 私も、ミーハーですな。
 余談1の締め

○余談2 化粧の効用
 2010年9月9日の読売新聞の朝刊に、発展途上国の女性に、口紅やアイシャドウなどの化粧道具を贈る運動をしている向田麻衣さん(27歳)の活動が紹介されています。
 「好きなことをやっていいなら、お化粧がしたい」と学生時代に訪れたトルコの農村の女性の話に触発されて、化粧品会社に勤めた経験を生かして、本格的に、途上国の女性に化粧する喜びを味わって頂く活動を賛同者と一緒に始めたそうです。
 向田さんは、「化粧品がくれる自信と笑顔が、女性たちの自立の一歩にきっとつながる」と信じている、と言っておられるそうです。
 これは、この通りに本当です。
 何かを成功的にやり遂げる最後の決め手は、自分にはそれが出来るし、成功の結果を受け取る資格/理由/正当性/権利/自由/許し/自己肯定の構え等があると心から信じることが出来ることです。
 これは、一言で言えば、そのヒトのセルフイメージ/自己像/自信/信念一つに掛かっています。
 これが肯定的なものであることが、成功の秘訣だ、と既に分かっています。
 ラニー・バッシャム 藤井 優 メンタル・マネージメント 勝つことの秘訣 メンタル・マネージメント・インスティテュート 1990年この他
 向田さんの活動の問い合わせ先
 mail@coffretproject.com 

 テレビで女性の化粧の技術を紹介する番組をみることがあります。
 頬紅の使い方一つ、眉毛の引き方一つ、アイラインの引き方一つで顔立ちも印象もがらりと変わることに、いつも驚きをもって見ています。
 余談2の締め


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。