いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

共時性的かつ通時性的な哲学の仕方

2011-01-08 19:43:45 | 悟りの体験
共時性的かつ通時性的な哲学の仕方 

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対 


○この文の目的
 この文では、一般法則論における「共時性」と「通時性」について、メモ的な話をします。

○時間と空間で出来ているこの世界
 私達が生まれ住んでいるこの世界の成り立ちと仕組みは、過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」を持つ時間と今、ここにいるあなたや私の所から宇宙大に広がっている縦×横×高さの3次元の空間で出来ています。
 そして、この世界の成り立ちと仕組みは、現在の自然科学的な常識によれば、今から137億年前に在ったとされるいわゆるビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発に始まった宇宙の歴史に起源と根拠があります。
 一般法則論では、宇宙史全体を、世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)(上に案内してある一般法則論の世界観の図解参照)で出来ている、と説明しています。

 なお、時間と空間とは一体不可分の関係にあることを発見したアインシュタインは、時空一体不可分である、と言いましたね。
 こういえる理屈は、別の文にします。

○一般法則論で言う「通時性」の哲学とは・・・
 通時性的哲学とは、世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)からなる全宇宙史の中に今ここにいるあなたや私/人類一般/宇宙大では宇宙人一般を位置づけて、自らの存在とその在り方を考え行動することです。
 これは、この世界を過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」に乗って、世界を歴史的に観ることを意味します。

○一般法則論で言う「共時性」の哲学とは・・・
 共時性的な哲学とは、宇宙大の空間の広がりの中に今ここにいるあなたや私/人類一般/宇宙大では宇宙人一般を位置づけて、自らの存在と在り方を考え行動することです。
 言い換えると、全てのことを同時代的に観る、ということになります。

○通時性を横軸(X軸)に共時性を縦軸(y軸)にした座標の中に私達の存在を位置づける
 アインシュタインは、時空は一体不可分であることを発見しました。
 そこで、私達の存在とその在り方は、通時性と共時性の二つの視点を一体不可分で観て考えるのが良いことになります。
 これは、通時性を横軸(x軸)に、共時性を縦軸(y軸)にした座標の中に私達の存在を位置づけることを意味します。
 再確認しますが、x軸は、天地創造のときから過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」に乗っています。
 y軸は、本質的には縦×横×高さからなる3次元の空間がそこにあります。

○通時性を横軸(X軸)に共時性を縦軸(y軸)にした座標の原点にはこの世界の成り立ちと仕組みを造り出した世界Ⅰ~世界Ⅲがある
 通時性を横軸(X軸)に、共時性を縦軸(y軸)にした座標の原点、即ちゼロ点/天地創造の原点には、この世界の成り立ちと仕組みを造り出した世界Ⅰ~世界Ⅲがあるという理屈になります。

○通時性を横軸(X軸)に共時性を縦軸(y軸)にした座標の原点の解明をするのが哲学
 通時性を横軸(X軸)に、共時性を縦軸(y軸)にした座標の原点を解明するのが哲学、と理解するのが人類史上初めて本格的に哲学をした古代ギリシャの哲学者たちでした。
 古代ギリシャ哲学では、私達ヒトは、例外なく、物質的にまた人類史的に既に存在している世界の中に生まれて来ることについて自覚的な知識があったということが分かります。
 そして、私達全ての人の存在を含むこの世界の成り立ちと仕組みの原点にあって、この世界の成り立ちと仕組みを造り出した根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理/天然自然の法則/理由/根拠の解明/発見を試みることが哲学の目的であると知っていました。
 即ち、ヒトとは何か、またヒトが生まれ住むこの世界の成り立ちと仕組みはどう造られたかは、この世界の最初に存在しているこの世界の成り立ちと仕組みを創造した根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理・天然自然の法則/理由/根拠によって既に全てのヒトに等しく客観的に絶対的に決まっていることを知っていた、ということです。
 但し、根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理・天然自然の法則/理由/根拠である物が何かについては、この解明は一般法則論で説明するいわゆる「悟りの体験」を必須にするので、これが無いと難しいこともあって、水とか一者とか神とか哲学者の間で見解が分かれていたわけです。
 しかし、このような古代ギリシャの哲学的な発想は、西洋の哲学史の中では忘れられてしまい、天地創造の目的やこの原理を解明することの難しさもあって、哲学をするとは何かさへ分からなくなって、今現在に至っています。この原点に、「(思うものは存在する。)我思う。故に我あり」と理解したデカルトがいます。
 そして、今現在では、私達全てのヒトが、物質的にまた人類史的に既に存在している世界の中に生まれて来る事実について自覚的な知識が無く、哲学するとは、既に存在する全ての物を全部無かったことにして、何も無い所から哲学者がこの世界の成り立ちと仕組みとこれを作った原理を解明する/はっきりと言えばでっち上げると言うことになっています。
 既に物理的に存在するこの世界の成り立ちと仕組みを解明する自然科学という学問の中でも、デカルト以来の間違った哲学的見解を真に受けて、自然科学者がこの世界の成り立ちと仕組みはどうなっているのかを理屈で決めているのでと言うトンでも系の自然科学者までいます。 
 この変さ加減を理解しないと、ヒトに勧められて(注記3)哲学書を何冊読んでも日常生活には役に立たない妄想的な知識が増えるだけです。

 念のために再確認すると、一般法則論で世界Ⅰ~世界Ⅲ/世界Ⅳ~世界Ⅴ/(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)の順序で造られていると解明している世界の歴史の原点にあって、この世界の成り立ちと仕組みを造った世界Ⅰ~世界Ⅲに、根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理・天然自然の法則/理由/根拠になるΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きがある、と一般法則論では説明しています。

○ユングは「意味のある偶然の一致」を共時性と呼ぶ
 ユングのいう「意味のある偶然の一致」は、本質的に原因=結果の因果必然の関係には無い筈のことが、あたかも必然的な因果関係があるかの如くに同時に起こる体験を「共時性」と名付けて呼ぶという意味ですね。
 例えばこの文の筆者の私が、テレビ画面で見た女優さんに、その翌日出かけ先で急に思いついて寄り道した結果、絶妙のタイミングで遇った例。
 もちろん、この世界の成り立ちと仕組みは、因果必然の法則である自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きで造られています。
 そこで、因果必然の法則から自動的かつ必然的に生まれる「求めよさらば与えられんの原理」/潜在意識の活用法/引き寄せの法則の活用法があって、「ヒトが思うことが現実になる」という原理があるので、「意味のある偶然の一致」の体験も因果必然的に起ることになります。

○まとめ
 一般法則論における「共時性」と「通時性」について、メモ的な話をしました。


○追記1 余談 松の内に出した年賀状は松の内に届かなかったようです
 鶴のオスとメスが向き合っていわゆる鶴の舞いをしている絵柄の年賀状を、1月6日の午後の郵便ポストに投函できました。
 しかし、自己宛に送った分が松の内の7日に届きませんでした。
 これから判断して、他の方々のところにも松の内に賀状が届かなかったようです。残念、申し訳ありませんでした。

 今日1月8日には届いたようです。安心しました。
 追記1の終わり

○追記2 余談 写真の写し方
 写真つきの賀状を頂きました。
 ブログでも写真付きのものが沢山あります。
 中には、さすがモデルご出身だけあらせられて、自覚的に意図的に選んで着ておられると推測できる服装やポーズなどを含めて上手い構図の良いセンスの写真だなぁ・・・、と感心させられるものがあります。
 追記2の終わり

○注記3 哲学とは何かを知ることに役立つと本の推薦例
 日経ビジネス Associe(+') 2011年01/18~02/01合併号 特集大人の教養2010年
 この本の45頁 入門書より、いきなり原典へ! 初めての哲学書ならこれ!
 プラトン、マルクス・アウレリウス、ヒューム、カント、ショウペンハウエル、ニーチェ、エンゲルスの各本。
 注記3の終わり


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。