いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

ヒトの生き方の原理の問題を平和憲法や人権や政治等では解決できない 附 話の単純化の思考技術

2010-05-13 05:05:04 | この世界の成り立ちと仕組み
人権問題は人権や人権教育では解決できない

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○この文の目的
 この文では、ヒトの生き方の原理の問題を、平和憲法や人権や政治等で解決できないことを、再確認します。
 ついでに、問題を単純化して解決する思考技術について、再び取り上げます。

○落合恵子さんのNHKの「スタジオパークからこんにちは」での発言
 5月12日のNHKの「スタジオパークからこんにちは」/略して「スタパ」に落合恵子さん(1945年生まれ)が出演されました。
 この番組の中で、「セクシャル・ハラスメント」と「セカンド・レイプ」ということばを日本に紹介したのは、落合女史だと知りました。
 落合女史は、これらを女性への人権侵害だと捉え、人権問題として或いは政治問題として解決すべきもの、というお考えを示されました。
 また、基地の問題も人権問題だ、と発言されました。
 落合女史は、この番組の中では平和憲法のことは持ち出しませんでしたが、一般的には、平和憲法が世界に人々の安心生活と平和をもたらす、という主張をする人達が、マスコミ報道上では多数いるようです。
 また、落合女史は、「セクシャル・ハラスメント」と「セカンド・レイプ」に限らず、先人たちが生きて、その間に抱いた諸々の疑問や問題の答を得ることが出来ずに亡くなって、後に残したモノを「小石」に譬えて、それらを拾って自分のポケットに入れて、時々自分のポケットに手を入れてその小石を取り出して、自分の問題として答を見つけよう、答を出そうとして来た、という話をされました。
 立派なお心がけ! ということができますね。
 落合女史の場合には、これらの問題は、人権や政治や(他での発言を思い出すと)平和憲法の問題として解決できる、とお考えのようです。→「問題の単純化」の話は、文末の余談でします
 しかし、落合女史も、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで造られているこの世界の成り立ちと仕組みやこれに根拠のある「ヒトの生き方の原理」やこれを更にハウツー化した潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法/病気や誤った信念や思い込みを癒す原理の活用法のことは、トンとご存知では無いようです。

○何事をするのでもそれをする正しいやり方や良いやり方がある
 落合女史は、ヒトの生き方の原理等を未だご存知では無いのは、そのご発言から明らかです。
 ヒトの生き方の原理は、言い換えると、何をするのでも、それをする正しいやり方や適切なやり方や上手なやり方があるということです。
 「ヒトの生き方の原理」等を未だご存知では無い落合女史は、このことを未だ自覚的な知識にしていない、ということになります。
 何をするのでも、それをする正しいやり方や適切なやり方や上手なやり方がある例は、前文にも書きましたが、ノートパソコンの電池の取り付けと取り外しに関する、製造メーカーが決めた正しいやり方を知っていれば或いはこれを発見し或いはこれに気付けば、とても簡単に出来る例を挙げることができます。
 これは、ヒトとヒトが住むこの世界の成り立ちと仕組み創造主であるΩ神が定めた「ヒトの生き方の原理」等に関しても当て嵌まります。

○ヒトの生き方の原理等は世界Ⅰ存在のΩ神と共にあり世界Ⅴで形になった
 一般法則論では、この世界の成り立ちと仕組みは、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)で出来ている、と考えています。
 この世界は、世界Ⅰ存在のΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在が大本になって、Ω神+Ω神の化身かつ分身の存在のヒトにより、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる今現在私たちが生きている世界の全体が造られた、というのが、一般法則論の見解です。
 この内、Ω神(世界Ⅰ~世界Ⅲ)により、世界Ⅳ(天然自然の宇宙大/地球大の世界)~世界Ⅴ(世界Ⅳを基礎にして生まれたヒト/人類)の世界が直接造られた過程を、(ヒトが作ったのでは無い天然自然の世界の)自然の歴史/自然史、と科学的な学問でも呼びます。
 また、ヒト/人類(宇宙大では宇宙人一般)によって作られた(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)の過程を、人類史を呼ぶわけです。
 そして、自然史の中で、ヒトとは何かも、ヒトの生き方の原理も、ヒトの生き方の原理をハウツー化した潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法/病気や誤った信念や思い込みを癒す原理の活用法も、この前提となり基礎となるこの世界の成り立ちと仕組みを認識し理解することが出来る原理(この究極の物が悟りの体験)も、Ω神により既に決められていた、ということです。
 この点を、ヒトの正しい在り方や、正しい生き方や、良い生き方や、幸せな生き方等を考える場合に、自覚的な知識にしていないと、自動的かつ必然的に妄想の世界に入り込むことになります。

○人権、政治、平和憲法は世界Ⅵで文化・文明的に生まれたもの
 落合女史を含めて、人権、政治、思想、平和憲法などを、人間的な諸問題を解決するための魔法のような手段・方法のように考えている人たちがいます。
 この方々は、人権、政治、思想、平和憲法等は、世界Ⅵの人類史の中で文化・文明的成果として生まれたものが、これに先立つ自然史の中で決められたヒトの生き方の原理等に取って代わることが出来る、という考えの持ち主です。
 この前提には、一般的に、天然自然の世界の成り立ちと仕組みを解明するためにある「科学のことはよく分からない」と言いながら、自然は不完全な存在で、ヒト/人類が自然に手を入れて初めて自然は完全なものになるという暗黙の思い込みがある、と申し上げても良いようです。例えば、形の不揃いな天然真珠と形と大きさの揃った真球に近い人工養殖真珠。
 しかし、これは間違いであることになります。

○レイプ被害の捉え方
 レイプは、一般的には男から女に対してのみ行なわれる、と思われています。
 実際には、女性から男に対してもレイプが行なわれています。
 レイプされた人たちの被害感情は、男女で違いはありません。
 そこで、レイプの捉え方ですが、これは、被害にあった女性または男性の人格と人権を侵害するものであり、人権問題として考えることだ、というのが、落合女史などの考え方です。
 そこで、レイプ犯罪をなくし或いは防ぐには、人権尊重教育や正しいと自ら称する性教育(中身は幼稚園児にまで性交の仕方や避妊の仕方を教える式の狂気染みたものです。幼児を対象にした性行為の趣味がある人たちが性教育をやっているのではないかという疑いさへ持ちます)をすることだ、という話になります、特に女性の人権を言い立てる人たちのお考えでは。
 しかし、これでは、レイプは防げません。

○女性はレイプされたと言い、男は合意だったと反論する事件の根にある事実の理解
 女性はレイプされたと言い、男は合意だったと反論する、という事件があります。
 この根底には何があるのでしょうか。
 この答えは、この世界の成り立ちと仕組みの創造主であるΩ神が定めた「性と結婚に関する原理」が、男女の身心に構造化されシステム化されていることです。
 この意味は、テレビのリモコンを間違って触ってもテレビの電源が入ったり、チャンネルが替ったりするように、男女の身心に構造化されている性と結婚に関する原理に基づいた性交システムが誤動作することがある、ということです。
 具体的に言うと、その意志に反して、身体の方が勝手に反応して、望みもしない相手と性行為をしてしまうことがあることです。
 これを自覚的な知識にしていないと、望みもしない相手と性的な関係が出来てしまうことが、現実に頻繁にあります。
 相手が、女性の身心の構造とその反応について知り尽くしている男の手に掛かったら、プロのボクサー相手に素人が立ち向かうようなことになります。
 言い換えると、レイプは暴力的にのみ行なわれる、とは限らない、ということです。
 この事件が裁判になれば、性交システムの誤動作について自覚的な知識の無い裁判官によって、それはレイプではなくて合意の上の行為だとなる可能が大きいと言えます。
 このことをよく知っていないと、レイプ被害者の立場を正しく理解して正しく弁護することが出来なくなります。

○レイプ被害から自動的かつ必然的に自然に身を守る
 一般法則論では、レイプを無くすことに関して、以下のように主張しています。
 一つは、Ω神の化身かつ分身の存在のヒトとしての自覚を持って、ヒトの生き方の原理に則り、自らが選んだ職業や仕事や地位等を通して、自他共に絶対肯定の構えで、自他共に絶対WIN&WINの関係、自他共に絶対Happy&Happyの関係を築きつつ、いま、この瞬間から永遠の未来に向けて、自分自身のためにはもちろん、世の為、ヒトの為、仲間や自民族の為、国家の為、全地球人類の為に働いて、地上に神の国を実現することを自覚的に意図的に目指すことです。
 今一つは、自分が恋し愛する相手或いは自分が優れた素質があると思う相手との間に子孫を残す為の結婚をし、安定した家庭を築き(→二人の間を死が別つまで一夫一婦制の結婚)、自分達の子供たちをしてΩ神の化身かつ分身の存在のヒトとしての自覚が生まれるように子育てをする、としっかりと自覚的に意図的に決めて、これ以外の相手とは出来心にでも間違いを起こさないような関係を保つことを目指す、ということです。これが、大原則。
 この二つの目標を自分の物にして生きていれば、男女共に自然に、レイプしたりされたりという男女関係は防げる、というものです。
 あなたは、どう決めますか?
 上に説明した二つの目標を自覚的に意図的に持たないヒトの人生は、いとも簡単に曲がって、時には命を失うことに繋がります。

 以上の話を、一般法則論の主張といいました。
 しかし、これは、一般法則論で勝手に決めたことではありません。
 ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の成り立ちと仕組みの創造主である神のΩ神が、自らの化身かつ分身の存在のヒトの為に自ら決めた、一般的で普遍的で絶対的な人生目標であり、普遍的で絶対的な人生脚本です。
 この仕組みは、宇宙大で超精密で完全完璧に出来ています。
 この事実は、身の回りの自然をよく観察するだけで自然に手に入ることです。
 「栄華を極めたソロモンでさへ、この野の百合ほど着飾ってはいなかった」 イエスのことば

○まとめ
 以上、簡単に、ヒトの生き方の原理に取って替ることができる、ヒトが考え出した原理などありえないことを説明しました。

○余談 問題解決のために物事を単純化して考える技術
 落合女史は、人間にまつわる諸問題を、人権と政治と平和憲法で全て解く、という具合に、単純化してお考えになっていると、分かります。
 これは、物事を、落合女史なりに65歳までお考え続けたことの成果ということができます。
 このような物事を単純化して考える技術は、とても有用です。

 例えば、マルクス主義/共産主義では、人類の生存にとって諸悪の根源は資本主義にある、と断定しました。
 これによって、人類は社会主義国と資本主義国の東西に分かれて70年余りの間、その体制の優劣を競い、この間、一説によると2~3億人の人達が、社会主義の国々では、反社会主義者のレッテルを権力者により一方的に貼られて、殺されたそうです。
 マルクスは基本的に正しい主張をした+資本主義の国アメリカを、アメリカ帝国主義と呼んで、地球上からアメリカを抹殺すれば、世界に倫理的な秩序と平和と諸国民への富の公平な分配が可能になり、人々の幸せな生活が実現すると言って、同時多発テロを行なった人達や、これに共感・共鳴した世界中の人達が、一斉に(テロリストたちへではなくて)アメリカを非難したこともありました。

 日本の政治家は、特に左翼的傾向の政治家は、政権を取り、政治権力を握れば、もう何の問題も政治的に解決できる、という単純化をしているようです。
 ヤワラちゃんこと、谷亮子さんも、小沢一郎氏が支配する民主党から立候補して政治家になれば、政治の力でスポーツの振興ができると表明したばかりです。
 その政治も、地球の中で日本国/日本民族は如何なる地位を占め、全地球人のために如何なる貢献が出来るかには関心がなく、日本国内の可哀相な人たちに国民全体の財産をばら撒くこと、という以上の意味は殆どありません。
 そこで、私たちの生存の基礎になっているこの世界の成り立ちと仕組みを知るとか、ヒトとは何かを哲学的に解明するとか、ヒトをして自助自立させる原理であるヒトの生き方の原理を知り、これを国民の常識にするとか、日本の国力となる自然科学や学問や芸術や文化とか日本の未来を担う子供たちの教育を尊重することなどには、本当の関心が無いようです。
 そこで、事業仕分けで政治には関係の無いスパコンの予算が切られてしまうことにもなったのでしよう。
 何でも政治化して、何でも政治権力で解決できるという伝統の中国でさへ、科学技術の尊重と国民の教育には、いま、事の外、熱心です。

 これらの例は、しかし、人類にまつわる諸々の問題を解くのには、間違った単純化です。
 個々のヒトにとってはもちろん、全人類(宇宙大では宇宙人一般)がその存在基盤にしている、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)で出来ているこの世界の成り立ちと仕組みの仕組みは、これを実際に造っているΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きでのみ、よく解くことができます。
 即ち、Ω神の一語か、これを因数分解して、天地創造の目的を最初から持つ創造主である神、自然法則、エネルギーの3語で、この世界の成り立ちと仕組みと、ヒトの生き方の原理を解明する、例えば一般法則論。
 天然自然のΩ神の存在を未だ知らない自然科学でも、確率的な偶然の法則、自然法則、エネルギーの3語で、例えば狭い改札口に殺到するヒトたちの動きを、パチンコの玉の動きに単純化して考える方法を知っています。そして、これがとても有効であることも知っています。

 あなたは、自分自身や自分が生まれ住んでいる世界について、如何なる単純化をしていますか?


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。