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いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

汎神論的天地創造の原理と唯心論的創造原理

2008-12-25 18:14:58 | 一般法則論の世界観の図解説明
○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に入れ子構造の図解を描いてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの十二月三日の文をお読みください。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境 (世界Ⅲ(世界Ⅳ (世界Ⅴ (世界Ⅵ   (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
           妄想 
Ω神= 〔A→  ∥Z→ (B→  (C→  (D→   (E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑   理法   自然  物的   人・子・文歴  記憶
(心的なD)     M(記憶)          ヒト   生・孫・化史  ↓
 唯一絶対                                   Z→→→Z

○この文の目的
 この文では、「汎神論的天地創造の原理」と「唯心論的創造原理」を文の見出しにする目的で、両原理を説明するものです。

○Ω神の汎神論的天地創造の原理による天地創造
 Ω神は、世界を、自らの天地創造の原理に則って、自らの身心を直接その儘自己展開する形で全て造っています。
 これを、「汎神論的天地創造の原理」による天地創造と名付けました。
 汎神論的天地創造の原理における「鍵言葉」は、Ω神がこの世界を造るに当たって、Ω神自らの身心を直接その儘「自己展開する」形で造っている、と言う点にあります。
 なお、ここで言う「Ω神の天地創造の原理」とは、自然科学で言う「自然法則」の意味です。
 また、「Ω神の身心」とは、自然科学で言う「エネルギー」のことです。

○Ω神の唯心論的創造原理による天地創造
 Ω神は、世界を、汎神論的天地創造の原理で造っているだけではありません。
 同時に、唯心論的創造原理に則って、世界を造っています。
 Ω神は、世界を、非物質的な存在の心(精神)を起源にし、心を自己展開する形で造っています。
 これを、「唯心論的創造原理」に基づいた天地創造と名付けました。
 唯心論的創造原理による天地創造の鍵言葉は、汎神論的天地創造の原理と一体で、非物質的な存在のΩ神=私達が心とか精神と呼ぶ存在のΩ神が、Ω神「自らの心/精神を自己展開する」形で造っていることです。

○まとめ
 Ω神による天地創造が、唯心論的創造原理+汎神論的天地創造の原理によって行われたことを、簡単に説明し、この二つの原理を、文の見出しにしました。

 この説明は何の役に立つのか?
 この答えは、心的存在のΩ神が自らの造った世界から超越して存在する根拠を明らかにするためです。
 もちろん、私達が生きる基礎にしているこの世界の成り立ちと仕組みを造っている原理を理解するのに役立ちます。

 例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

ヒトの存在目的 地球が静止する日」という映画の広告を読んで

2008-12-22 18:45:11 | 一般法則論の世界観の図解説明
○Ω神の天地創造の目的=ヒトの存在目的/存在理由
 Ω神の天地創造の目的が、ヒトの存在根拠、存在理由、存在目的を創り出す源になっている話をします。

○「地球が静止する日」という映画の広告を読む
 2008年12月18日の読売新聞に2頁にわたって「地球が静止する日」という映画の広告が載っていました。
 映画の内容を、この新聞広告文から拾うと・・・
 「地球を救う為に、人類を滅ぼす」目的で、「地球外文明の代表」を名乗る謎の男「クラトゥ」が宇宙から地球に突然やって来て、既にナノ・レベルの無数の飛行物体が、地球各地で建物を跡形なく溶かし始めているのを、謎の男の任務に巻き込まれた科学者ヘレンとその息子が、彼を説得して、それを止めさせようとする話。
 ヘレンの説得を、クラトゥは受入れたのか?
 「そこには、想像を絶する衝撃と感動のクライマックスが!」

○この映画の広告をなぜこのブログで取り上げるのか? 図解の中に位置づける
 この映画の内容には二つの問題があるのですが、ここではその一つだけを取り上げます。
 ここで取り上げる問題は、「地球を救う為に、人類を滅ぼす」という考え方です。
 この考え方を、一般法則論の世界観の図解の中に位置づけて考察します。

○自然科学的な生物学の常識
 物質を支配する自然法則を扱う唯物論的な現在の自然科学に属する生物学の常識では、言い換えると、図解化をお願いしてある一般法則論的な世界観を未だ知らない自然科学では、ヒトは、地球上に偶然の選択による進化の過程を経て現れた、その存在目的も存在理由も確かな存在根拠も無い、と言われています。
 哲学の主流の見解は、現在、生物学的な見解を支持するような、私達が生きているこの世界の存在を正当に根拠づける原理は何も見つからない、と言い切っています。
 言い換えると、ヒト/人類は、ヒト以外の生物との間にその存在理由の上で何の優劣もない、「地球上の1生物」としてのみ偶然に存在している、ということでしょう。

○美しい地球はこれ自体で独自の存在価値があるという考え方
 上で説明した考え方に今一つ加えて、地球は、人類の存在とは一切関係なく、それ自体で絶対的に永遠の存在価値のある美しい存在だ、という考え方が、一部の人達の間にあるようです。

○デープ・エコロジーという主張 映画の物語の前提にある考え方かな?
 ヒト/人類は、何か特別の存在理由があって存在しているのではない。
 ヒト/人類には存在目的が無い、生きている意味が無い、無の存在だ(注記1)。
 人類は、地球上で、他の生物と存在上の優劣がない、単なる1生物に過ぎない。
 それどころか、地球上の生態学的な秩序から外れた異端の生物に過ぎない。
 美しい地球は、これ自体で独自の存在価値があり、ヒトがこれを壊すのを許すことができない。
 この考えを元にして、地球自体が一つの生命体であるという「ガイア仮説」が成り立つ地球を人類による破壊から守るために、地球上から全人類を滅ぼすことを目的に活動しているという「デープ・エコロジー」運動がある、と聞きます。
 「地球が静止する日」という映画も、きっと、以上のような考え方を元にして作られているのでしょう。

○科学者ヘレンは何を根拠に人類の存在の正当性を主張したか?
 この映画では、唯物論的生物学の常識を持っていると推測できる「科学者」ヘレンは、何を根拠に人類の存在の正当性を、地球を救う為に人類を滅ぼす目的をもってやって来た「地球外文明の代表」者に主張し、説得に成功したのでしょうね。
 この映画を未だ観ていないあなたは、科学者ヘレンが主張した人類の存在を正当化する根拠は何だ、と推理しますか?
 私の推測はこの文末に述べます。

○宇宙から来た謎の男は自らの存在目的/存在理由を何だと考えているのか!?
 それにしても、「地球外文明の代表」を名乗る謎の男「クラトゥ」は、自らの存在目的/存在理由を何と心得ているのでしょうか?
 彼らが住む天体/宇宙は、何の目的で存在している、と理解しているのでしょうね。
 この映画の中で、これが明らかにされているのでしょうか?
 「地球外文明の代表」を名乗る「クラトゥ」は、一般法則論が説明している宇宙大の真理である、宇宙大で唯一絶対普遍かつ至高の存在のΩ神が全てを造ったこの世界の成り立ちと仕組みを、地球にまでやってくる科学技術を持ちながら、未だ知らないのか?
 このインチキ宇宙人めが!!!

○ヒトの存在目的
 ここで、2008年12月3日(数字の並び方が123です)の文で図解化をお願いした通りに作って頂いて、お手元に既にある筈の「一般法則論で説明する世界観の図解(神が実在している世界図)」を見て頂くことにします。
 図解で示したように、私達人類は、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みの中に包まれて存在しています。
 なぜ、このような形になっているのか?
 この理由は、Ω神という絶対的無意識の存在に根拠と起源があります。
 即ち、私達人間存在の存在理由/存在目的/存在根拠が、絶対的無意識のΩ神に全てある、ということです。
 絶対的無意識の存在のΩ神は、自らの生き方を主体的に自由に判断し選んで決めることができる機能/役割/働きがある「意識のある心」(注記2)を持つ、Ω神自らの化身かつ分身の存在であるヒト(宇宙大で言えば宇宙人一般)を無数に無限に造りだして、その一人ひとりになって、様々に生まれ育ち、様々に生きて、生きることを遊び楽しみたいと意図して、まずはヒトが住む為の生活基盤としての存在目的/存在理由がある物質的な世界、具体的には自己修復力を備えたガイア仮説の成り立つ「地球」を造り、この後に、地球上の進化の歴史を踏んで、Ω神自らの化身かつ分身の存在の「意識のある心を持つヒト」を創り出したのです。
 「地球」の存在は、Ω神の化身かつ分身のヒトの存在があってこそのものです。
 太陽と地球を含む惑星系全体がひとつになって、Ω神の化身かつ分身のヒトの為に存在している、というのが、より正確な理解の仕方でしょう。
 言い方を変えると、「1惑星系に1人類」という法則が存在しているのではないか、と思います。

 かくの如く、ヒトには、Ω神の天地創造の目的によって生まれた存在目的、存在理由、存在根拠があります。
 また、地球は、ヒトが住んで生活する為の生活基盤としての存在目的があります。
 よって、「地球が静止する日」という映画の中の「地球を救う為に、人類を滅ぼす」という主張は、インチキ宇宙人による人類に対する根拠の無い不当な言い掛かり、というものです。

 さて、映画の中で、科学者ヘレンは何を根拠に人類の存在の正当性を主張したのでしょうか?
 私の答えは、息子への母の愛がある限り、地球人には存在理由がある、とかいうことではないでしょうか・・・。

○注記1 自殺した哲学者のこと
 「悟りの体験」をした中で、既に聞いてよく知っていた通りに、人には存在目的も存在理由も無いことが分かった、と言い、人生を生きることは全く意味が無く、直ちに死ぬことが人にできる最良/最上の選択だ、と言って、自殺した自称「哲学者」がいる、と聞きました。
 ご結婚もされていて、成人した息子さんもおられて、その上の覚悟の自殺だったそうです。
 インターネット上で、この方の主張が公開されているらしい。
 しかし、一般法則論の立場では、まったく見当外れの悟り方です。
 こういう間違ったことを信じ込んでいるヒトのブログやホーム頁があります。
 しかし、こういうヒトに限って、しばしば「ただいまコメントを受け付けていせん」と書いてあったりします。
 注記1の終わり

○注記2 絶対的無意識の存在のΩ神ができること
 無意識の心には、自らの生き方を主体的に自由に判断し創造し選んで決めることができる機能/役割/働きがありません。
 注記2の終わり

 例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。


世界Ⅰは無秩序の混沌の世界ではない

2008-12-20 00:46:11 | 一般法則論の世界観の図解説明
○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に入れ子構造の図解を描いてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの十二月三日の文をお読みください。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境 (世界Ⅲ(世界Ⅳ (世界Ⅴ (世界Ⅵ   (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
           妄想 
Ω神= 〔A→  ∥Z→ (B→  (C→  (D→   (E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑   理法   自然  物的   人・子・文歴  記憶
(心的なD)     M(記憶)          ヒト   生・孫・化史  ↓
 唯一絶対                                   Z→→→Z


 この文では、世界Ⅰ=Ω神が存在する世界は無秩序の世界ではないないという話をしま
す。

○何が問題なのか? 哲学的な思考をすること
 私達が今、生きているこの世界、即ち、ここから宇宙の果てまで一つに繋がっている天然自然の世界には、自然科学で知られているように、自然の法則が存在し支配していて、そこには自然法則が造る絶対的秩序がある、と理解されています。例えば万有引力の法則。
 私達が生活している社会にも、特に日本のような西洋の近代文明を受け入れた国では、憲法を頂点とする法律体系が支配する法秩序があります。例えば婚姻法。
 では、この世界や社会が造られる前の世界にも秩序を造り出す何らかの法則の類がそこに在ったのか?
 一見するともうどっちでも良いような、こういう問い掛けをする癖を持つ人達が、世の中には少数ながら存在しています。
 例えば、哲学者と言われる人達は、物事の始まりまで突き詰めて考えるのを習慣にしています。
 一般法則論も、この世界の成り立ちと仕組みをその起源から考えることをしていますから、当然に、この世界の成り立ちと仕組みの起源になる世界、即ち、Ω神だけが存在していた世界Ⅰにも秩序があったのか? あったとすればどのような形でその秩序はあったのか? という問いをします。
 哲学的な思考法を知らず、これを苦手にしている人達からみると、何で物事をそう複雑に難しく考えるのかが理解できず、イライラしてきて、「哲学などいらない! 止めろ!」と怒鳴りたくなるもののようです。
 しかし、例えば携帯電話機を持つ人が、その携帯電話機を作る為の「携帯電話機の原理的仕組み」があり、これに基づいて高度で精密な科学技術を駆使して実際に使える携帯電話機が作られていることを知らず、知っても理解できず、これを理解しようとすると頭がくらくらして痛くなって、「そんなことは私には一切関係が無い、どうでも良いことだ!」と言い張るとしても、実際に携帯電話機を作るには、それなりに精密で正確な知識と技術がなくては作れないのだ、ということだけは理解しなければなりません。
 世の中に格差があるのは悪いことで、能力や理解力の一番劣る者に合わせて、社会が共有する知識と才能はあるべきだ、という人間絶対的に平等であるべき説の人達にはご不満であるかもしれませんが・・・。

○一般法則論の世界観の中ではどう考えているのか?
 私達が生まれ住む世界は、一般法則論の世界観では、物質で造られている4次元の天然自然の世界=世界Ⅳの中にあります。
 この世界Ⅳを自然法則+エネルギー一体不可分の絶対的働きで創造したΩ神の世界、即ち、Ω神のみが存在していた無時間で無空間で無次元の世界Ⅰにも、創造主である神+自然法則+エネルギー一体不可分の存在の、この世界の創造主であるΩ神自身が持つ秩序が絶対的に存在している、と一般法則論では考えます。
 これに加えて、この世界の成り立ちと仕組みの全ての創造主であるΩ神である為に必要不可欠な諸々の属性/性質も絶対的に決まっている、と一般法則論では理解しています。

 つまり、一般法則論の理解では、この世界の成り立ちと仕組みの起源となった世界は、無秩序の世界、混沌とした世界、カオスの世界ではなくて、最初からちゃんとした秩序がある世界だ、ということです。

○世界の常識
 この世界が造られる前に存在した世界Ⅰにおいても、この世界の創造主であるΩ神が持つ秩序があった。
 しかし、このことに関して、世界を見回すと、この世界の始まりは無秩序の混沌とした世界から始まった説の方が有力です。例えば老荘思想や「宗教は意味の無い無秩序の世界に人が秩序を創造する行為だ」という考え方。
 それどころか、ある秩序が存在している世界の外には、無秩序の混沌の世界が広がっているという理解さえあるようです。
 つまり、この世界の全体が、その隅から隅までΩ神が持つ絶対的秩序の中に全てあるという一般法則論のような考え方は、世界の常識に反する異説なのです。
 しかし、「無から有は生まれない」/「無い袖は振れない」ということが、この世界の成り立ちと仕組みの秩序の誕生に関しては真理なのです。

 例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

一般法則論の世界観を図解化した文を先ほど載せました

2008-12-17 00:26:17 | 一般法則論の世界観の図解説明
 2008年12月16日(火)23時51分26秒。
 先ほど、一般法則論の世界観の図解化=見える化を試みた文を投稿しました。
 しかし、また、図解の形が崩れてしまいました。
 図解化の手順について説明している文と簡略図とを参考にしていただいて、入れ子構造の図を、それぞれに正しく作ってくださるように、お願いします。

 私達が生きているこの世界は、Ω神が全て造ったものです。
 そこで、その文の冒頭でも言いましたように、Ω神の視点でこの世界を見るのが、私達にとって唯一絶対的に正しい世界観になります。
 こうではなくて、「個人的なことは政治的なことである」式の世界の見方は、Ω神が全てを造っている世界の中では、何の役にも立たない、間違った世界観になります。
 Ω神の視点で世界を見る、といいましても、具体的にどうすることであるのかは、後でちゃんと説明します。

 一般法則論の図解化は、筆者個人にとっては、悟りの体験直後に、次のようなイメージが心に浮かんだものを理屈でちゃんと説明することでした。
 「人は、地獄に足を突っ込んで立ちつつ、頭(=心)は常に雲を上に突き抜けた天国にある」。
 地獄は、世界Ⅵ、天国は、世界Ⅰの意味です。

 例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

追記 2008/12/19

 このブログに、一般法則論の世界観を簡単に図解化し、「見える化」したものを載せました。
 先の図解は少し形を変えて、ここに再掲載します。ブログ文中で正しく表示できるかな・・・。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境 (世界Ⅲ(世界Ⅳ (世界Ⅴ (世界Ⅵ   (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
           妄想 
Ω神= 〔A→  ∥Z→ (B→  (C→  (D→   (E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑   理法   自然  物的   人・子・文歴  記憶
(心的なD)     M(記憶)          ヒト   生・孫・化史  ↓
 唯一絶対                                   Z→→→Z



一般法則論で理解するこの世界の成立順序と宇宙モデル

2004-12-15 12:20:00 | 一般法則論の世界観の図解説明
○一般法則論で理解するこの世界の成立順序
 一般法則論で理解している、唯一絶対普遍かつ至高の創造主である神が、自らの身心を
天地創造の原理に則って自己展開する形で造ったこの世界の成り立ちの順序とその主な過
程を梯子状に図解してみました。

 図の下の方から0、1、2、3と番号が振ってあるのは、この順番にこの世界が誕生し
たという意味です。あなたや私の存在8は、7以下の存在が大前提で成り立っています。
 神が決めたこの世界の成立順序を、認識と理解の仕方を含めて人が勝手に変更すること
はできません。

 間違っている例。
 創造主である神の存在を知らず、認めない自然科学者/学問一般。
 自然法則の存在と働きを無視し認めず、勝手に自分で法則をでっち上げるか、この世に
あたかも一切の法則の類が存在していない無秩序の世界のように言う哲学者。
 男女は平等である/しかし、男女には生物的に明らかな違いがある/自然が間違ってい
る! 遺伝子操作で男も子供を埋めるようになるしそうすべきだ!

 図の中央やや左寄りの↑↑印は、空性と因果必然の法則が世界を貫いていることを示し
ます。

○井戸の中を覗いて、井戸の底を見る感じ
 あなたは井戸の中を覗き込んだ体験がありますか?
 井戸の底の暗い水面には、井戸を覗き込んだ自分の姿が写っていることを発見します。

 私の記憶では、3歳のときに祖父母の家の台所の側にあった井戸の中を覗き込んだのが
最初の体験です。
 このときに、井戸の底の薄暗い水面に、井戸を覗き込んでいる自分の姿を発見して、別
の世界にいる自分を見たみたいで、とても不思議な感じになったものです。

 この図解であなたや私がいる8のレベルから足元の7以下~0レベルまでを見るのは、
譬えて言えば、井戸の上の縁から井戸の中の底を覗き込むようなものです。

 (心の)井戸の中を覗き込む実際の方法は、例えば自分探しのために一般法則論的な自
己観察(別文)を行うことです。
言い換えると、(心の)井戸の底に降りきることが、悟りの体験になります。

 井戸の底0レベルに発見するのは、井戸の底の暗い水面に写った、井戸の中を覗き込ん
だあなたの姿です。それは、あなた本来の姿である神そのものの発見です。

 この井戸の特徴は、一番底の0のレベルから一番上の10のレベルまで、私たちが心と
か精神と呼ぶ物だけで出来ている井戸、意識を井戸の上部にし、無意識の心を井戸の底に
した形で出来ている心の井戸です。
 言い換えると、誰でもが、自分の心の無意識の奥底に絶対的な無意識の存在の神を住ま
わせた「心の井戸」を持っている、ということです。
 あなたは、神の化身/分身、いや、この地上に生きている神そのものの存在です。

 全ての人の心は、0レベルの絶対的無意識の存在の創造主である神が、心の進化として
知られる過程を経て、4のレベルの人類の誕生に伴ってその一部が意識化されて完全な意
識として働くようになり、0レベルの絶対的無意識の存在の創造主である神を意識の働き
で発見できるまでになっています。
 古代インドの哲学書式に言えば、「神は人間の中で自らに目覚める」段階に到達してい
る訳です。

 しかし、なお3のレベル以下は、その一部が例えば科学的な知識として意識化された以
外は無意識の儘です。
 特に、1のレベル以下は、今現在の人類の大部分の人達にとって、未だ無意識そのもの
の儘にある部分です。
 そこで、1のレベル以下の無意識の世界があることさえ知らないし、人にそれがあると
言われても、意識の世界以外の無意識の世界の存在など頑として認めないと言い張る人さ
へ居ます。
 多くの人達にとって、日常の意識の働く範囲が自分の世界の全てであり、日常の意識の
働く範囲外にある絶対的無意識の神の存在がどうしても分からず、認めることができない
のは当然のことですね(意識の働く範囲を広縮自在にする練習をしていますか?)

 確かに、無意識の心の中には、その人自身のものを含めて、戦争の記憶や悲しみや失敗
や挫折等の嫌な記憶もあるし、人類の様々な妄想も詰まっている怖い世界でもあるので、
これを抑圧し、本能的に見たくない! 知りたくない! 世界という面があります。
 LSDや麻薬などの向精神性の薬物などの作用で、無意識の心の中身が無制御の儘意識
化されて、その情報内容の恐ろしさにパニック状態/精神錯乱状態になる人がいることが
よく知られていますね。
 無意識の心の働きが暴走してしまうような薬に依る方法ではなくて、自分探しの為の一
般法則論的な自己観察の方法によれば、常に、意識のある心の働きによる無意識の心の制
御が自動的かつ自然に行われていますから、このような恐ろしい体験をしてパニック状態
/精神錯乱状態になることはありません。

 井戸の中を覗く譬えに戻ると、せっかく自分の心の井戸の中を覗き込んでも、多くの人
には無意識の井戸の底が全く暗くて見ないことになります。即ち、自分の正体が自分に化
身し分身化している神そのものであることを発見できないことになります。

 それでも、仮令自分には、自分に化身化し、分身化している絶対的無意識の神の姿が直
接見えなくても、自分の心の一番奥底には神が実在しているのだ、と言う人の説明を、そ
の儘素直に受け入れて信じることができる人達もいます。
 自己観察を続けた人には、仮令無意識の底を観る悟りの体験が未だ出来ていなくても、
自分の存在の確かな手応えを知るようになっているでしょう。

 なお、無意識の底にある絶対的無意識の神の存在を意識化して自覚的に確認する体験で
あるいわゆる悟りの体験では、私自身の例で言えば、意識が澄みに澄んで澄んで澄んで心
の中がとても透明になり、私は意識そのものになったような体験でした。後にも先にも、
この時ほど頭の中が冴えに冴えに冴え渡った体験をしたことがありません。

 潜在意識の活用法の本には、意識と無意識の関係を、海に浮かぶ氷山の海面に出ている
部分と海中に隠れている部分に譬えた絵がよく登場します。そして、意識とは、氷山で言
えば海面の上に出ている僅かな部分で、心の大部分は、海面下に隠れている氷山のような
存在の無意識だ、と説明します。
 実際の氷山の場合には、氷山と海水の比重の差で、海面から上に出る氷山の大きさは、
どの氷山でも同じ位の割合になるでしょう。
 しかし、人の意識と無意識の関係では、無意識の心の部分が意識化され自覚化され確か
められている心の部分は、海に浮かぶ氷山に譬えて言えば、海面上の氷山の部分と海面下
の氷山の部分の割合が、人毎に違うのです。
 いわゆる悟りの体験の時には、海中からジャンプ/跳躍して水面上にその全身を現す海
豚や鯨みたいに、海中に隠れていた氷山の全てが海面上に一気に浮かび上がってしまうよ
うなことが起こるのです。

 一般法則論の更なる詳しい説明は、この図解を元に行います。

 0創造主である神=絶対的無意識の意識化の過程→8あなたや私の存在
 0→物質的・生物的・心的進化の歴史→・・・・・10

レベル
10 各人の人生・生死とその幸・不幸
    ↑ ↑
9 各人の人間的な出来上がり方の真贋
    ↑ ↑
8 個々の人間 あなたや私の存在
    ↑ ↑
7 第二の自然 文化文明の誕生(妄想世界を含む)
    ↑ ↑
6 自然法則(潜在意識の法則)+エネルギー+人工の法則の類(法律など)の働き
    ↑ ↑
5 人類自らの世界の創造を意図 第二の原因設定
    ↑ ↑
4 人類(宇宙人一般)誕生 神の化身・分身の存在完成/言語能力の完成
    ↑ ↑
3 天然自然の世界・地球(地上の神の国/人の生活基盤)の誕生 因果必然の宇宙的結果の発生
    ↑ ↑
2 自然法則+エネルギーの働き 因果必然の自然法則の働き開始
    ↑ ↑
   生者の魂の個人的無意識内の記憶
 無 死者の死後暫くの生前の記憶
 意 死者の魂の記憶
 識 家族の記憶
 の 民族の記憶
 世 人類の記憶
 界 地球の記憶
   宇宙の記憶
   空の神に過去の記憶一切なし(清浄無垢)
    ↑ ↑
  空性(絶対的自由さ)と因果必然の自然法則が天地創造開始後の世界を貫く
1 神自らの化身・分身の創造を意図  第一の原因設定(宇宙的原因設定)
  ○唯心論的原理による天地創造の原理(求めよ。さらば、与えられん。)
  ○空の神の自己展開による天地創造=汎神論的世界=世界内在神かつ世界超越神
  ○天地万物とあなたや私の創造主である神そのもの+自然法則+エネルギー
  ○心/精神そのもの=生命そのもの=創造力そのもの=絶対的な愛そのもの
  ○絶対的な自由さそのもの=空性そのもの=不変・不動の永遠不滅の存在
  ○私たちが住む物質的世界は未だ無く姿・形が無い神の存在だけがある世界
0 ○唯一絶対普遍完全かつ絶対的無意識の存在の創造主である神(宇宙の魂)


○アインシュタインの一般相対性理論に基づいた時空の方程式
 一般法則論の世界観───この世界の成り立ちと仕組みに関する理解の仕方を表す次の
ような図解を、自然科学者ならばどのような数式にして表現するだろうか?
 次の式は、アインシュタインの一般相対性理論に基づいた時空の構造に関する方程式。
 ここにうまく表現できません。
 完全な形は、フリー百科事典「ウィキぺディア」 アインシュタイン方程式を見てください。

    1
  Rik─ gikR+Λgik=8πG / C 4×Tik
    2

 あなたは、この式の意味が分かりますか?
 私には全く分かりません。

○アインシュタインの時空の方程式を解く
 物の本によると、この式を解くと、この世界は次の3つの宇宙モデルの内のどれかにな
るそうです(フリードマン氏のフリードマン・モデル)。
 物の本とは、例えば、次の本。
 松田卓也+二間瀬敏史 時間の本質をさぐる 講談社現代新書P550 1990年

1 開いた宇宙(科学的な観測事実からこの説が有力)
2 ユークリッド幾何学的宇宙
3 閉じた宇宙

○ミンコフスキー時空とその意味
 アインシュタインの一般相対性理論の方程式を解くと、物の存在があって初めて歪みの
ある時空が生まれ、同時に時空の歪みに伴って重力が発生する筈の空間に、何も物が存在
していなくても重力を発生させるミンコフスキー時空という歪んだ空間がそこにはあるこ
とになるそうです(実際このような空間が観測されているのでしょうか・・・)。
 このことは、自然科学者が、この世界が4つの力、重力、強い力(強い・弱いの強いで
はなくて、強い力という固有名詞が付けられた力)、弱い力、電磁気力の4つの力の働き
で自然に造られたと説明するには都合が良いようです。
 例えば、重力の働きで、この宇宙が出来た、と説明する。
 言い換えると、一般相対性理論は、この宇宙がどのような原理で造られたのかを探究し
ている自然科学者には、示唆に富み、考える指針になるとても役立つ良い理論だ、という
ことです(理論が果たす本来の役割/機能)。
 しかし、一般法則論の考えでは、この宇宙を造ったのは重力の働きではなくて、その前
に唯一絶対普遍の存在の創造主である神による天地創造の意図であり、これに基づいて行
われた神の身心(自然科学ではエネルギーと呼びます)の自己展開です。
 そこで、神の存在を前提とせずに造られているこのアインシュタインの一般相対性理論
の方程式は、一般法則論では使えないことになります。

○一般法則論的な宇宙モデルに合う方程式を探す
 自然科学者(学問一般)は、この世界の存在の成り立ちと仕組みについて、好奇心の赴
く儘に探究心を起こして説明しようとしています。
 このときに、自然科学者(学問一般)は、「何故この世界がこのような形で存在してい
るのか? その存在目的や存在理由は何か?」を、あえて自覚的に意図的に問いません。
 この問いに答えるには、科学的・学問的な中立性と客観性を保てない価値の世界や宗教
のような世界に踏み込む、と考えているからです。「神々が争い対立する宗教の世界」に
深く関わりのあるいわゆる神の存在を一切全く持ち出さないで、この世界の成り立ちと仕
組みを説明したいという強い動機が、自然科学者(学問一般)にはある訳です。

 一般法則論は、この世界には創造主である神が実在していて、この存在抜きでは、私た
ち人間存在並びに私たちが住むこの世界の存在理由/存在目的、存在根拠を説明すること
ができないと理解しています。
 自然科学者は、自然法則とエネルギーというたった二つの基本的な概念でこの世界の成
り立ちと仕組みの全てを説明し尽くそうとしています。
 しかし、一般法則論的にこの世界の成り立ちと仕組みを説明し尽くすには、創造主であ
る神+自然法則+エネルギーの3つの基本の用語/概念が必要だ、という訳です。
 そこで、神の存在証明が一般法則論では必要不可欠になる訳ですが、同時にその証明の
仕方は、宗教には一切関係無い形でする必要があります。
 一般法則論では、自然法則とエネルギー持つ性質を自覚的な知識にすることで、これを
基にして、神の存在証明をしました。
 言い換えると、これまでの自然科学(学問一般)が、自然法則+エネルギーで説明して
来た事柄は一切否定しない形で、神の存在を証明したことになります。

 一般法則論の理解では、この世界は、次のような順序と仕組みで造られました。
 この世界の存在とその存在目的は、創造主である神が自ら化身かつ分身になる存在(人
間)造って、様々に生きて遊んで楽しんでみたいと意図したことに始まって、その前に、
人が住む世界、即ちその生活基盤になる物(宇宙。私たちにとっては地球はこれ自体が一
つの生命体だと言うべき存在だというガイア仮説が成り立つ地球。実は地上の神の国)を
造ることを意図して造り、その後に、自然科学的には地球上での進化として知られる過程
をへて、この地球に生え抜きの存在としての自らの化身・分身となる人を造って置いて、
この後は、神自らの化身・分身である人が、地球上(地上の神の国)で、自らの力で自由
に生きるのに任せている、という訳です。

 この世界を実際に造るに当たっては、創造主である神は自らの身心(自然科学ではエネ
ルギーと名付けます)を天地創造の原理(自然科学では自然法則と言います)に則って自
己展開する形で、この世界の多様な全ての存在とその働きの秩序、それも全体でただ一つ
の秩序(例えば、地球はこれ自体が一つの生命体だと言うべき存在だというガイア仮説が
成り立つ地球)を造りました。一般法則論ではこうだと理解する訳です。
 この点では、この世界を造ることを意図した神の存在を除けば、自然法則+エネルギー
の働きが一体不可分でこの世界を造った、という自然科学の考え方と一致します。

 そこで、神の身心(エネルギー)を自己展開して造ったという一般法則論的なこの世界
の造られ方に忠実な自然科学的な方程式、正確には自然科学的にもっともらしい方程式を
“でっち上げる”ことを試みると、アインシュタインの物質とエネルギーとは一つ同じも
のだ、という有名な方程式、E=MC^2 の式が思い浮かびます。

○E=MC^2 が表していること
 E=MC^2 。
 この式は、底辺の面積(C^2 )×高さ(M)の式だ、と読み変えることができます。

○E=MC^2 の理解
 E=MC^2 は、底辺の面積(C^2 )×高さ(M)を意味する方程式。
 この式は、比喩的に言うと、正方形のハンカチ/スカーフ(C^2 )の一部分をM分だ
け、即ち、必ず「それをそれにする原理(的仕組み)」を基にして造られるシステム/存
在物を造る分だけエネルギーを量子化して摘み上げた、ということを意味する式です。

○E=MC^2 式のいま一つの意味
 E=MC^2 は、底辺の面積(C^2 )×高さ(M)を意味する方程式と解す。
 この思考モデルは、アインシュタインの一般相対性理論を簡易に理解するのに役立ちま
す。
 また、この思考モデルはこの世界が因果必然的に量子化されている自然法則的な根拠を
示します。
 つまり、自然法則の働き方の原理に則り常に必ず「それをそれにする原理的仕組み」を
基にして造られる全てのM(存在一般)の形に、唯一絶対普遍かつ至高の存在の神の身心
であるエネルギーを量子化して分化し分節化して多種多様な存在Mを創り出し、同時に因
果必然の法則が及ぶ範囲を確定し、因果必然の法則の働きが及ぶ限界を決めることを示す
ものです。例えばその存在目的や大きさや機能や性能や寿命など。
 家の中を見渡して、一つ同じ物質で作られ、一つ同じ電気をエネルギー源とし、かつ、
例えば扇風機は扇風機の原理的仕組みを基にして作られていると分かる、様々な電気器具
を観て、このことをご確認を。
 更には、この思考モデルは、相対性理論と量子論/量子力学とを、大統一場理論として
登場した超弦理論のような難しい数学式を使わずに、今説明した範囲で一つに統一して理
解することを自然に可能にするモデルです。

○E=MC^2の元はE=C^2 になる
 閑話休題。
 E=MC^2の元は、E=C^2 (但し光速Cは一定不変)の式になります。
 詰まり、この世界は、神の身心(エネルギー)の自己展開で始まったということを表現
するのに都合が良い式だと分かります。で、これをモデルにして、一般法則論的な世界の
形とこの進化を説明します。
 これは、一般法則論版「開かれた宇宙モデル」です。
 なお、一般法則論全体としては、いわゆる万物理論/万物の歴史を目指しています。

○一般法則論的な世界観/宇宙観を表す式
 一般法則論的な宇宙観を表す式。
 その式を、まずは説明を抜きで、掲げます。説明は後ほど別の文でします。
 但し、以下の式で、例えば番号2/3の内の/3の部分は、上の図解に対応。
 以下の式で、Eはエネルギー、M(0) とM(1) とは物質の質量/重さ、Cは光のエネル
ギー。
 以下の式の全てで、光の速度は毎秒約30万kmで、絶対的に一定不変です。
 何故ならば、この世界の全てを造るための素材となる神の身心=光のエネルギーの基本
の単位量と単位時間が絶対的に一定不変でなくては困りますからね(光速一定不変の根拠
の説明)。エネルギー不滅の法則から言ってもこうなりますね。

0/0 神による天地創造開始以前の世界 E=∞(無限大)(Eは神の身心)
1/1 神の天地創造の開始   E=C^2 /秒(単位時空間と時間の矢の始まり)
2/3 神の天地創造完了    E=M(0) C^2 +(C^2-M(0) C^2)
3/7 人による文化文明創造  M(0) =M(1) C^2 +(C^2-M(1) C^2)
4?  2/3のブラックホール化(不用品の解体)=エントロピーの増大化
                    E=C^2/秒
5?  ブラックホールのホワイトホール化(元のエネルギーそのものに解体された物質
    の再資源化・再利用化)     E=C^2/秒