
10月27日
日経平均 3万0991.69円(389.91円高)
TOPIX 2254.65(30.40ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.870%(-0.010)
1ドル= 150.15 - 150.17円(0.31円高)
10月16日 3万0999円 11億6406万株 2兆8792億円
10月17日 3万1062円 14億8470万株 3兆7241億円
10月18日 3万1269円 12億6362万株 3兆1379億円
10月19日 3万0601円 13億3197万株 3兆2881億円
10月20日 3万0991円 13億8026万株 3兆5383億円
■株探ニュース 2023.10.28
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今週の【早わかり株式市況】続落、米ハイテク株下落を機に投資家心理悪化
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続落、3万1000円台割り込む
2.中東情勢・米金利高止まり嫌気しリスクオフ
3.期限付き所得減税伝わる、小売り株に買い
4.米ハイテク株が決算受け下落、投資家心理悪化
5.翌週に日米金融会合、上値追いの動き限定的に
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比267円(0.9%)安の3万0991円と、2週連続で下落した。
今週は引き続き米長期金利の動向に相場が左右される展開となった。
また、米国で本格化する決算発表を巡り大手ハイテク株が大きく下落する場面があり、東京市場の重荷に。
週末に自律反発狙いの買いが流入したものの上値追いの動きは限定的で、日経平均は3万1000円台を割り込んでこの週の取引を終えた。
週明け23日(月)の東京株式市場は、前週後半の地合いを引き継ぎリスク回避ムードが強かった。
中東情勢の不透明感や米長期金利の高止まりを嫌気した売りが継続。
国内長期金利が10年ぶりの高水準となったことも逆風材料となった。
24日(火)はボラタイルな展開。
直近までの大幅下落の反動で朝方リバウンド狙いの買いが一巡した後、急速に売りが強まり、日経平均は一時400円超安に。
しかし、そこから一転して戻り足となり、結局小幅プラス圏で取引を終えた。
期限付き所得減税など政府の経済対策の内容が伝わり小売り関連株の一角に買いが向かったほか、鉄鋼株の一角が買われ全体相場を支えた。
25日(水)は米株高を受けリスク選好の地合い。
前日の米国株市場は好調な企業の決算発表が相次いだことや、米長期金利の低下を背景に景気敏感株やハイテク株などが幅広く買い戻され上昇。
これを引き継ぐ形で日経平均も上値を指向した。
26日(木)は再びリスクオフの流れが強まり日経平均は急落、下げ幅は一時700円を超えた。
米長期金利が再び上昇基調にあるなか、前日の米株市場では決算発表を受けハイテク大手が大きく下落。
投資家心理が急速に悪化し、東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが波及した。
27日(金)は自律反発狙いの買いが流入し日経平均は反発。
ただ、翌週に日米の金融政策決定会合を控えていることもあり、積極的に上値を追う動きは限定的だった。
■来週のポイント
来週は日米の金融政策決定会合が開催される。
とりわけ注目すべきは国内長期金利の上限が引き上げられるかどうかで、仮に引き上げられた場合は日本株市場は下値を試すことになるだろう。
重要イベントとしては金融政策決定会合のほか、国内では31日朝に発表される9月完全失業率、9月有効求人倍率、および9月鉱工業生産が注目される。
海外では31日に発表される中国10月製造業PMI、米国10月コンファレンスボード消費者信頼感指数、11月1日に発表される中国10月財新製造業PMI、米国10月のADP雇用者数とISM製造業景気指数、3日に発表される中国10月財新サービス業PMI、米国10月の雇用統計とISM非製造業景気指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(10月23日~10月27日)
10月23日(月) 3日続落、欧米株安や金利高で3万1000円台割れ
日経平均 30999.55( -259.81) 売買高11億6406万株 売買代金2兆8792億円
10月24日(火) 4日ぶり反発、一時急落も売り一巡後は切り返す
日経平均 31062.35( +62.80) 売買高14億8470万株 売買代金3兆7241億円
10月25日(水) 続伸、米株高を受け半導体関連株が買われる
日経平均 31269.92( +207.57) 売買高12億6362万株 売買代金3兆1379億円
10月26日(木) 急落、米ハイテク株安を受け売り優勢
日経平均 30601.78( -668.14) 売買高13億3197万株 売買代金3兆2880億円
10月27日(金) 急反発、値頃感から自律反発狙いの買いが流入
日経平均 30991.69( +389.91) 売買高13億8026万株 売買代金3兆5383億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、25業種が値上がり
(2)値上がり率トップは北越コーポなど紙・パルプ、次いでJALなど空運が高い
(3)内需株はニトリHDなど小売、大成建など建設、山パンなど食料品などが買われた
(4)輸出株はニデックなど電機が値上がり率トップに売られた。コマツなど機械も安い
(5)楽天銀など銀行、T&Dなど保険、マネックスGなど証券といった金融株は堅調
(6)資源株はまちまち。リョービなど非鉄、伊藤忠など大手商社が買われ、INPEXなど鉱業は売られた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体 夜明け前に仕込む! 逆襲の半導体関連「最強セレクト6銘柄」
2(2) 半導体製造装置 市況底入れ接近で押し目買い提供場面に
3(3) 人工知能
4(5) JPX日経400
5(7) 生成AI
※カッコは前週の順位
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