■ヤッホーブルーイング 長野県軽井沢町 2017.9.29
・よなよなエール
-------------------------------------------------------------
かおり舞う舞う、よなよなエール。
一、目をとじて、静かに一分間正座。
二、肩の力を抜いて、三回深呼吸すべし。
三、まず勢いよく、そして静かにグラスに注ぐ。
四、慌てず、漂う「かおり」を鼻からスーッと吸う。
これが「かおり道」、
もうひとりの私に出逢う極意なり。
・僕ビール、君ビール
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ハッとする味と香り。 これが僕らのビール。
時代は変わる、ビールは変わらない。なんてことはない。
きょう、この時から、僕らの生活に色を加える、
新しいビールの体験が
はじまる。
●僕ビール、君ビール
ピアスタイル 「セゾン」
●僕ビール、君ビール 続 よりみち
ビアスタイル 「アメリカンウィート」
・水曜日のネコ
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今夜は気ままに。
心をゆるめるホワイトエール。
「水曜日のネコ」は、心と体をふっとゆるめてくれるような、
ベルジャンホワイトエールです。
・インドの青鬼
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「インドの青鬼」は、驚愕の苦味と深いコクで飲む者を虜にします。
”魔の味”を知ってしまった熱狂的ビールファンの為のビールです。
この遊び心が、楽しい。
我ら庶民は、おもしろいビールか、値段の発泡酒を選ぶか迷います。
『 ヤッホーブルーイング 』
住所 長野県軽井沢町長倉2148
TEL ( 0267 ) 66 - 1211
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朝日新聞 2017.9.14
けいざい+
ヤッホーが変える
コンビニの棚から 探る戦略
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「1円でも増収増益にしなさい」。
2008年にクラフトビールメーカーのヤッホーブルーイング社長になった井手直行(49)は創業者で星野リゾート代表の星野佳路(57)からかけられた言葉が忘れられない。
それを実践してきた。
ただ社長になる前の06年、井手は星野と大げんかをしたことがある。
コンビニヘの販路拡大を主張した井手に、星野は猛反対。
商品の改廃サイクルが速いコンビニヘの本格進出はまだ早いと考えたからだ。
2人は会議で怒鳴り合い、創業者に盾突いたことで「井手さんも終わった」と思った社員もいたという。
実際、スペースに限りのあるコンビニは、確実に売れる商品だけを置きたがる。
星野は、コンビニの棚から一度消えると、プランドイメージに傷が付くことを懸念した。
それに、ビール類全体の販売経路で、コンビニは約1割を占めるに過ぎない。
だが、「商品の知名度が飛躍的に高まる」 (大手ビール担当者)効果がある。
転機はクラフトビールブームだ。
13年、ローソン本部が各店舗に推薦する商品のひとつとしてヤッホーの主力「よなよなエール」を初めて採用した。
実はこのとき、「売れる確信はなかった」。
ローソンでビールなどを担当する添田英輝(46)は振り返る。
本部が商品を採用しても、実際に店舗に置くかどうかは、全国の加盟店オーナーの判断だ。
オーナー向けの商品説明会で添田が「クラフトは今後伸びる」と「よなよな」を薦めても、「絶対に売れない」と言われた。
大手の缶ビールより数十円高いためだ。
一方、若年層のビール離れで、コンビニでのビール販売は頭打ち。
「クラフト以外に打つ手がなかった」 (添田)のも事実だった。
「よなよな」の販売データで分かったのは、ヤッホーの缶ビールが売れても、大手の缶ビールの販売が落ちなかったことだ。
「よなよな」を買うのは若年層で、大手の購買層は中高年中心。
加盟店オーナーも、添田に理解を示し始めた。
「クラフトはリピータが多く、競合コンビニと差別化できる」。
自信を深めた添田と井手らは14年10月、ローソン限定商品「僕ビール、君ビール。」を発売。
3カ月分の在庫が1カ月でなくなるほどヒットした。
1カ月の販売数量が、キリンビールの「一番搾り」を上回り、アサヒビールの「スーパードライ」に迫ったことも業界を驚かせた。
「よなよな」は15年、全国の店舗が必ず商品棚に置かなければならないビール銘柄のひとつに「昇格」した。
クラフトビールブームは一過性だという見方もある。
だが井手は、「クラフトビールを自前で広める力は備わった」と言う。
その根拠は、根強いファン層だ。
10年ごろから始めたファンイベントは、すでに30回近く。
ヤッホーの社員も参加し、ファンと触れ合う「飲み会」だ。
ファン同士はSNSなどでその後も連絡を取り合う。
「ブームが去っても人のつながりは残る。
ブームを超えて、ヤッホーのビールを支えたい」。 =敬称略
(久保智、牛尾梓)
・よなよなエール
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かおり舞う舞う、よなよなエール。
一、目をとじて、静かに一分間正座。
二、肩の力を抜いて、三回深呼吸すべし。
三、まず勢いよく、そして静かにグラスに注ぐ。
四、慌てず、漂う「かおり」を鼻からスーッと吸う。
これが「かおり道」、
もうひとりの私に出逢う極意なり。
・僕ビール、君ビール
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ハッとする味と香り。 これが僕らのビール。
時代は変わる、ビールは変わらない。なんてことはない。
きょう、この時から、僕らの生活に色を加える、
新しいビールの体験が
はじまる。
●僕ビール、君ビール
ピアスタイル 「セゾン」
●僕ビール、君ビール 続 よりみち
ビアスタイル 「アメリカンウィート」
・水曜日のネコ
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今夜は気ままに。
心をゆるめるホワイトエール。
「水曜日のネコ」は、心と体をふっとゆるめてくれるような、
ベルジャンホワイトエールです。
・インドの青鬼
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「インドの青鬼」は、驚愕の苦味と深いコクで飲む者を虜にします。
”魔の味”を知ってしまった熱狂的ビールファンの為のビールです。
この遊び心が、楽しい。
我ら庶民は、おもしろいビールか、値段の発泡酒を選ぶか迷います。
『 ヤッホーブルーイング 』
住所 長野県軽井沢町長倉2148
TEL ( 0267 ) 66 - 1211
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朝日新聞 2017.9.14
けいざい+
ヤッホーが変える
コンビニの棚から 探る戦略
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「1円でも増収増益にしなさい」。
2008年にクラフトビールメーカーのヤッホーブルーイング社長になった井手直行(49)は創業者で星野リゾート代表の星野佳路(57)からかけられた言葉が忘れられない。
それを実践してきた。
ただ社長になる前の06年、井手は星野と大げんかをしたことがある。
コンビニヘの販路拡大を主張した井手に、星野は猛反対。
商品の改廃サイクルが速いコンビニヘの本格進出はまだ早いと考えたからだ。
2人は会議で怒鳴り合い、創業者に盾突いたことで「井手さんも終わった」と思った社員もいたという。
実際、スペースに限りのあるコンビニは、確実に売れる商品だけを置きたがる。
星野は、コンビニの棚から一度消えると、プランドイメージに傷が付くことを懸念した。
それに、ビール類全体の販売経路で、コンビニは約1割を占めるに過ぎない。
だが、「商品の知名度が飛躍的に高まる」 (大手ビール担当者)効果がある。
転機はクラフトビールブームだ。
13年、ローソン本部が各店舗に推薦する商品のひとつとしてヤッホーの主力「よなよなエール」を初めて採用した。
実はこのとき、「売れる確信はなかった」。
ローソンでビールなどを担当する添田英輝(46)は振り返る。
本部が商品を採用しても、実際に店舗に置くかどうかは、全国の加盟店オーナーの判断だ。
オーナー向けの商品説明会で添田が「クラフトは今後伸びる」と「よなよな」を薦めても、「絶対に売れない」と言われた。
大手の缶ビールより数十円高いためだ。
一方、若年層のビール離れで、コンビニでのビール販売は頭打ち。
「クラフト以外に打つ手がなかった」 (添田)のも事実だった。
「よなよな」の販売データで分かったのは、ヤッホーの缶ビールが売れても、大手の缶ビールの販売が落ちなかったことだ。
「よなよな」を買うのは若年層で、大手の購買層は中高年中心。
加盟店オーナーも、添田に理解を示し始めた。
「クラフトはリピータが多く、競合コンビニと差別化できる」。
自信を深めた添田と井手らは14年10月、ローソン限定商品「僕ビール、君ビール。」を発売。
3カ月分の在庫が1カ月でなくなるほどヒットした。
1カ月の販売数量が、キリンビールの「一番搾り」を上回り、アサヒビールの「スーパードライ」に迫ったことも業界を驚かせた。
「よなよな」は15年、全国の店舗が必ず商品棚に置かなければならないビール銘柄のひとつに「昇格」した。
クラフトビールブームは一過性だという見方もある。
だが井手は、「クラフトビールを自前で広める力は備わった」と言う。
その根拠は、根強いファン層だ。
10年ごろから始めたファンイベントは、すでに30回近く。
ヤッホーの社員も参加し、ファンと触れ合う「飲み会」だ。
ファン同士はSNSなどでその後も連絡を取り合う。
「ブームが去っても人のつながりは残る。
ブームを超えて、ヤッホーのビールを支えたい」。 =敬称略
(久保智、牛尾梓)
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