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日経平均は2週連続下落、今週の動きは

2021年07月11日 | 捕らぬ狸の経済


 7月9日
 日経平均 2万7940.42円(-177.61円)
 TOPIX 1912.38(-7.94)
 出来高 14億2564万株
 長期金利(新発10年国債) 0.025%(変わらず)
 1ドル=110.01円(0.23円安)


7月5日 2万8598円  7億7429万株 1兆7144億円
7月6日 2万8643円  7億9425万株 1兆6909億円
7月7日 2万8366円  10億6653万株 2兆2938億円
7月8日 2万8118円  11億4405万株 2兆6089億円

7月9日 2万7940円  14億2564万株 3兆3239億円

■株探ニュース 2021.7.10
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今週の【早わかり株式市況】大幅続落、新型コロナの感染再拡大で世界景気減速を懸念拡大で買い手控え強い

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週連続下落、下げ幅は週間で840円強と大きく膨らむ
2.週前半は米国株高の流れを引き継げず、薄商いのなか上値の重さ露呈
3.新型コロナ「デルタ株」の感染拡大を背景とした景気減速懸念を嫌気
4.ETF分配金捻出を目的とした売り圧力も意識され下げ足を助長する
5.週末は前日の欧米株安を受け一時700円安近い波乱も終盤下げ渋る


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比842円(2.93%)安の2万7940円となり、2週連続で下落した。

今週は米株高を追い風に東京市場も強含みの展開が期待されたところだが、実際は売り圧力の強い週となった。
新型コロナウイルス「デルタ株」の感染拡大を背景とした世界景気の減速懸念に加え、国内ではETF分配金捻出に伴う売りニーズも強く意識され、週末は波乱含みの展開となった。


週明けの5日(月)は日経平均が反落。
前週末にNYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数の主要株指数がいずれも最高値を更新したことでリスクオンの地合いも期待されたところだったが、新型コロナで感染力の強いデルタ株の広がりを警戒して売り優勢の展開となった。
全般見送りムードが強く売買代金は今年最低に。

6日(火)は自律反発狙いの押し目買いが入り日経平均は反発に転じたが上値も重く上げ幅は限定的だった。
この日も売買代金は低調を極め、連日で今年最低となった。

7日(水)は前日の欧米株市場が総じて軟調。
世界景気回復シナリオに対する期待がやや剥落しており、日経平均も再び下値模索の動きに。
ただ、引けにかけて下げ渋り日足陽線で引けた。

しかし8日(木)は改めて売り直される展開に。
新型コロナに対する懸念がくすぶるなか、ETFの分配金捻出のための売りが、この日と週末の2日間で約8000億円規模出るとの見方が買いを手控えさせた。

そして週末9日(金)は朝方から波乱展開。
前日のアジア株に続き欧米株が軒並み大幅に下げたことで、にわかに世界株安の様相を強めた。
東京都に4度目の緊急事態宣言を発令する方針を決定したことも売り圧力を強めた。日経平均は前場に700円近い下げを演じたがその後は下げ渋り、後場は終盤急速に値を戻し、下げ幅は200円未満に収まった。


来週のポイント

新型コロナの感染再拡大で世界景気の減速が懸念される中、国内でも引き続き感染力の強いデルタ株への警戒感が重しとなり、来週は下値を模索する展開から今週末に一時割り込んだ200日移動平均線を巡る攻防となりそうだ。

重要イベントとしては、国内では12日朝に発表される5月機械受注統計や15日~16日に開催される日銀金融政策決定会合が注目される。

海外では13日に発表される中国6月貿易収支と米国6月消費者物価指数や15日発表の中国4~6月期GDP、15日に行われるパウエルFRB議長の上院証言、16日発表の米国6月小売売上高に注視が必要だろう。


日々の動き(7月5日~7月9日)

7月5日(月) 反落、薄商いのなかリスク回避の売りが優勢
       日経平均 28598.19(-185.09)  売買高7億7429万株 売買代金1兆7144億円


7月6日(火) 反発、欧州株高受けリバウンド狙いの買い優勢
       日経平均 28643.21(+45.02)  売買高7億9425万株 売買代金1兆6909億円


7月7日(水) 反落、新型コロナ感染拡大やETFに絡む売りを警戒
       日経平均 28366.95(-276.26)  売買高10億6653万株 売買代金2兆2938億円

7月8日(木) 続落、新型コロナ感染拡大でリスクオフの売り継続
       日経平均 28118.03(-248.92)  売買高11億4405万株 売買代金2兆6089億円

7月9日(金) 3日続落、景気敏感株が売られ2万8000円割れ
       日経平均 27940.42(-177.61)  売買高14億2564万株 売買代金3兆3239億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、31業種が下落
(2)INPEXなど鉱業が2週連続で値下がり率トップ
(3)日本製鉄など鉄鋼、住友電など非鉄、川崎汽など海運といった景気敏感株が売られた
(4)野村など証券、三菱UFJなど銀行、第一生命HDなど保険といった金融株も大幅安
(5)ファストリなど小売り、ソフトバンクGなど情報・通信といった内需株はさえない
(6)ホンダなど自動車、コマツなど機械、ソニーGなど電機といった輸出株も低調
(7)JALなど空運、ヤマトHDなど陸運は上昇


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)

1(1) パワー半導体  消費電力半減の切り札、急浮上する「GaNパワー半導体」関連株
2(2) 2021年のIPO  波乱相場のリベンジなるか、直近IPOと7月上場銘柄の投資妙味度
3(3) 半導体
4(6) 脱炭素  超巨大マネーが世界を駆ける、覚醒する「脱炭素」怒涛の7銘柄
5(4) 半導体製造装置
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



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