
10月11日
日経平均 2万1798.87円(+246.89円)
TOPIX 1595.27(+13.85)
出来高 11億9714万株
長期金利(新発10年国債) -0.190%(+0.020)
1ドル=107.91円(0.51円安)
10月7日 2万1375円 9億2137万株 1兆5251億円
10月8日 2万1587円 11億1328万株 1兆9104億円
10月9日 2万1456円 10億4524万株 1兆8035億円
10月10日 2万1551円 10億6911万株 1兆8158億円
10月11日 2万1798円 11億9714万株 2兆1185億円
■株探ニュース 2019.10.12
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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり反発、週末に米中の部分合意観測でリスク選好強まる
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週ぶりに反発、米中協議を前に思惑錯綜もリスク選好に傾く
2.週初は中国が幅広い通商合意に対し難色を示していると伝わり警戒モード
3.国慶節明けの中国・上海株市場が堅調に推移したことはポジティブ材料に
4.週後半は米中協議進展を期待させる報道が多く、株高を後押しする流れに
5.トランプ大統領と劉鶴副首相が会談すると伝わり週末は240円強の上昇
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比388円(1.82%)高の2万1798円と3週ぶりに反発した。
今週は週後半の米国と中国による閣僚級貿易協議を前に思惑が錯綜し、メディア報道に振り回される展開となったが、週末にかけて米中の部分合意に向けた観測が強まりリスクを取る動きが強まった。
7日(月)は前週末に発表された9月の米雇用統計で失業率が50年ぶり低水準となったことで米景気減速への懸念を後退させたが、一方で米中の貿易協議を前に、中国側が幅広い通商合意に難色を示しているとの報道が重荷となり上値が押さえられた。
8日(火)は為替が円安方向に傾いたことが輸出株中心に好感されたほか、国慶節明けの中国・上海株市場が堅調だったことも追い風となり、日経平均は200円を超える上昇を示した。
11日(金)はトランプ米大統領が中国の劉鶴副首相と会談すると伝わり、米中協議の部分的合意への思惑が強まり、主力株を中心に幅広く売り方の買い戻しを誘導。
日経平均は240円あまり上昇して今週の取引を終えている。
■来週のポイント
来週は米中貿易協議で部分合意したことを受け、リスク選好の動きが続くとみられる。
日経平均は2万2000円台を回復することが期待される。
■日々の動き(10月7日~10月11日)
10月8日(火) 反発、円安・アジア株堅調で終始買い優勢
日経平均 21587.78(+212.53) 売買高11億1328万株 売買代金1兆9104億円
10月11日(金) 大幅続伸、米中通商協議の前進期待で買い優勢
日経平均 21798.87(+246.89) 売買高11億9714万株 売買代金2兆1185億円
■モーニングスター 2019.10.12
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株式週間展望=楽観色の維持焦点/決算シーズン迫る、米中摩擦は一服か/なおも予断許さず、5G関連先取り
焦点となっていた米中貿易協議の再開が実現した今週(7~11日)、株式市場は日米ともに、トランプ米大統領と中国の経済担当の劉鶴副首相との会談が浮上した終盤に上げ足を速めた。
再び市場に広がり始めた楽観ムードを、間もなくやってくる企業の決算発表シーズンへ向けて維持できるかが焦点となる。
今週は日経平均株価が2万1798円で引け、前週比では388円高と3週ぶりに値上がりした。
今月序盤から下回るケースが多かった25日移動平均線を週末11日に上抜き、3日の急落であけた日足のマドを埋めた。
短期的に発生した上値のしこりも、いくらかこなしたと考えられる。
一目均衡表(日足)は、10月入って初めて転換線の上に浮上した。
9~11日の米中閣僚級協議をめぐっては、好悪両面の観測が飛び交い、マーケットがやや不安定になる局面もあった。
ただ、最終的にはトランプ大統領のツイッター(中国副首相と11日にホワイトハウスで会う)が決め手となり、日経平均は11日に前日比で一時268円上げ、週内の高値を更新した(本稿では締め切り時間の都合で会談の結果は確認していない)。
米国の中国製品に対する制裁関税の引き上げ期限は15日。
発動の見送り有無は本稿を執筆している段階では未確定ながら、仮に発動した場合も過去の例から相場はアク抜けする傾向がある。
米中の関係はこれまでも紆余(うよ)曲折があり、トランプ大統領は繰り返し前言を覆している。
このため、実態としては予断を許さぬ状況が続くだろう。
不安が意外に早く発現するような場合、せっかく盛り返した強気色がそがれかねない。
来週の日経平均の予想レンジは75日線の想定値を参考に下値を2万1300円、上値は9月19日の上ヒゲに迫る2万2250円とする。
10月SQ(特別清算指数)の2万1842.63円を上回れるかも重要だ。 (市場動向取材班)
日経平均株価は、テクニカル的には、上昇が期待できるのだが、ぼくの場合は期待すると裏切られる。 それがトラウマ。