
7月4日
日経平均 3万9810.88円(24.98円高)
TOPIX 2827.95(1.04ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 1.435%(-0.005)
1ドル= 144.40 - 144.41円(0.54円安)
6月30日 4万0487円 20億7615万株 5兆6107億円
7月1日 3万9986円 18億5133万株 4兆6031億円
7月2日 3万9762円 19億2338万株 4兆8488億円
7月3日 3万9785円 19億8848万株 5兆0319億円
7月4日 3万9810円 15億5102万株 3兆8803億円
■株探ニュース 2025.7.5
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今週の【早わかり株式市況】4週ぶり反落、日米交渉への懸念で先行き不透明感
■今週の相場ポイント
1.日経平均は4週ぶり下落、一時4万円乗せも
2.月曜はリスクオン、前週末の欧米株高受け
3.火曜から軟調地合いに、利益確定売り続く
4.日米交渉への懸念も引き続き相場の重荷に
5.古河機金などレアアース関連株が物色人気
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比339円(0.8%)安の3万9810円と、4週ぶりに下落した。
今週は、前週から強まったリスクオンムードを引き継ぎ、日経平均は月曜に年初来高値を更新した。
ただ、翌日からは一転して利益確定の動きが表面化。
日米関税交渉の先行きに対する懸念は根強く、買い手控えムードが広がった。
6月30日(月)の東京株式市場は上昇。
前週末の欧州株市場がほぼ全面高だったほか、米国でもハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数、S&P500指数が史上最高値を更新した。
このリスクオンの流れが週明けの日本株にも及んだ。
日経平均は一時700円あまりの上昇で4万0852円まで上昇。
終値は4万0487円だった。
7月2日(火)は大幅反落。
直近まで急ピッチな上昇が続いていただけに、その反動が出た。
この日朝方に発表された6月の日銀短観は前回調査から改善傾向が確認されたが、特にこれを好感する動きは見られなかった。
日経平均は終値で4万円台を割り込んだ。
2日(水)も下落。
トランプ米大統領が日本に対して関税交渉の合意に懐疑的な見方を示し、先行き不透明感が強まった。
引き続き利食い急ぎの動きも優勢だった。
3日(木)は小反発。
トランプ関税への懸念が続くなか、この日夜の6月米雇用統計の発表を前に買い手控えムードが漂った。
終始軟調な展開だったが、大引け間際に買いが入り終値はわずかにプラス圏に浮上して着地した。
個別では、経済安全保障の観点から半導体とともに重要物資に位置づけられるレアアースに関連した銘柄群が物色人気に。
古河機械金属などが注目を浴びた。
4日(金)も小幅に上昇。
引き続き方向感に欠ける地合いだった。
この日は米国株市場が独立記念日の祝日で休場となることもあり、手掛かり材料難で積極的な売買は限られた。
■来週のポイント
来週はトランプ関税の交渉期限を9日に控え、交渉の行方に注目が集まりそうだ。
期限までに折り合わず厳しい関税率となる恐れもあり、株価への影響が懸念される。
ただ、内容がどうあれ交渉期限を過ぎればアク抜けという見方もあり、警戒感だけではなく期待感もある。
重要イベントとしては、国内では7日に発表される5月景気動向指数、11日に発表されるオプションSQ算出が注目される。
海外では9日に発表される中国6月の消費者物価指数と生産者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(6月30日~7月4日)
6月30日(月) 5連騰、欧米株全面高で強気相場継続
日経平均 40487.39( +336.60) 売買高20億7615万株 売買代金5兆6107億円
7月1日(火) 6日ぶり急反落、高値警戒感が重荷で4万円割れ
日経平均 39986.33( -501.06) 売買高18億5133万株 売買代金4兆6031億円
7月2日(水) 続落、トランプ関税を警戒し売り優勢
日経平均 39762.48( -223.85) 売買高19億2338万株 売買代金4兆8488億円
7月3日(木) 3日ぶり小反発、米雇用統計控え様子見ムード
日経平均 39785.90( +23.42) 売買高19億8848万株 売買代金5兆319億円
7月4日(金) 続伸、米株高で一時4万円回復も上値は重い
日経平均 39810.88( +24.98) 売買高15億5102万株 売買代金3兆8803億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、22業種が値上がり
(2)データセンターへの参入など材料続出した東電HDなど電気・ガスが上昇率トップ
(3)テルモなど精密機器、日立など電機、IHIなど機械といった輸出株は売られた
(4)内需株はまちまち。東亜建など建設、キユーピーなど食料品は買われたがディーエヌエなどサービスは安い
(5)金融株もまちまち。イオンFSなどその他金融、千葉銀など銀行が高いが東京海上など保険は軟調
(6)下落率トップはバンナムHDなどその他製品
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(3) 半導体
2(1) 防衛
3(6) データセンター 東電HDが本格参入と報道
4(2) 人工知能
5(8) 半導体製造装置
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)