春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

AとBとについて

2011年10月06日 | 話せば分かる
血液型についての話であります

食パンにきゅうりの薄切りとハムを挟んで食べるのは
当たり前に好きなのです
食パンにマーマレードと黒豆を砂糖で煮たのを挟んで食べるのも
当たり前に好きです
日本酒を飲みながら梨を食べるのも
日本酒を口に含んでから梨を食べるのも
やってみたらなかなかと思うのであります

こう言う事を家人の前でやってしまうと
ひんしゅくを買うのです
AとBとはそのような関係であります

泥棒横丁のこと

2011年10月06日 | 話せば分かる
泥棒横丁というのがあって
何もすることが無くなるとよく其処に行ったのです
本当はそんな名前の場所は無かったのかも知れませんが
仲間内ではその場所はそれで通っていたのです

店の前で酸を熱して鉄やら銅やらをを腐食させて
時代をそれらしく見せるのであります
そんな事をすれば誰だって気付くよなとわいわい騒ぎながら
一軒いっけん覗いて歩くのでありました
気に入ったものがあれば言い値の何割かで買ったのです
得したつもりで帰ってきてもほとんどがっかりさせられたのです
たとえば木彫りのゾウの牙の片方が根元から折れていたり
明治時代の銅貨が昨日製だったりといつもそのようにして
騙されておりました
そのテクニックは素晴らしくて
まるで手品のようなのでありました

あれは正に手品で
何故かと言えば手に取ってみた時には正真正銘欠点など一つもなく
意を決して(何しろ店先であの企みをしっかりと見て居るのですから)
これは間違いなし買う
と思ったのです

昔日本でもこんなことは日常だったのです
夜店で万年筆を買って
わくわくしながら帰ってきて
いざ使ってみようとしたらペン先が曲がっていたのです

あの国では
騙された方が悪いのです
泥棒が悪いというのはその通りでありますが
盗まれる方も悪いのです
それをまたやられたと思う程度の気持ちが無かったら
やってられないのでありました
だから何度も泥棒横丁に通ったのです
日本からの出張者をそこに連れて行きました
片棒を担いだのです
何とも申してはおりませんでしたが
内心のところは分かりません

それを想像することも楽しかったのです