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親父のグチ

中途半端は、人を不幸にします

2011-11-05 | アナログ親父の独り言
福島から、東電の”事件”で北海道に避難されている方がいらっしゃる。
困っている方を受け入れ、援助する。
素晴らしい事と感服していたのだが、その援助に期限があった。
その期限は、たったの半年。
ちょっと、待ってください。
放射能の除去が、半年で終結すると思ってるのだろうか。
仮に、当初、半年というスパンを区切ったにしても、今の状況の中で「もう、お帰りください。この後は”有料”になります。」は無いでしょう。
面倒をみたのなら、”最後”までみるべき。
途中で放り出すのは、絶対に許せない。
諸事情はあるでしょうが、事が事なのです。
それも、12月という微妙な時期。
進学するお子様もいらっしゃるでしょう。

”仕事の斡旋を強化する”等の事はやっているのでしょうか?
人は、衣食住がなければ生きてはいけない。

周りが騒いでいる時だけ”いいかっこ”をして、「ほら。やってますよ。」と見栄を張る。
ハッキリ申し上げて、これは”偽善”である。
そう思うのは、俺だけでしょうか。

その町は素晴らしい町なのです。
だから、東川町を批難するつもりはない。
住んでいらっしゃる方に知り合いもいらっしゃいますが、本当に良い方ばかりなのです。
それなのに、「何故」。

非難してきた方達だって、”来たくて、来た訳”ではない。
我が子の身を案じて、仕方なく来たのです。
そして、何とか土地に馴染み、知り合いも出来て、北海道を愛し始めた。
どうして、「よろしければ、もう少しここに居てください。」の一言が言えないのか。
確かに当初の約束かもしれない。
しかし、政府や東電の”ひとごと”考えが理由で、復旧が遅れている。
そして今まだ東北地方では、余震が続いている。
そのような状態のときに、この判断は如何なるものか。

ご当人達も、”古里”へ帰りたい気持ちはイッパイの筈なのだが、まだ帰れないのが現状。
どうせお帰り頂くのなら、スッキリ喜んで、笑顔で帰っていただきたい。
この北海道に滞在した期間が、楽しい思い出になるようにしていただきたい。
またいつの日か訪れて、知り合った人達と笑顔で昔話に時を使う。
それが本来の姿であり、そうして頂きたい。
そう願います。

中途半端は、人を不幸にします。

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