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親父のグチ

故郷は、一つではない

2011-11-08 | アナログ親父の独り言
福島県から避難してきた、鈴木 哉美様がフェイスブックにこのような投稿をしておりました。
チョット、読んでください。


この12月に一時自主避難終了し、郡山の自宅に帰るのですが…実は来春の東川移住もちょっと検討始め…。

あまり知られてないと思いますが、福島県浜通りの子供達が中通りに避難していて、やはり元の学区の学校にはなかなか進学希望しないのです。避難区域にある学校なんて、元の校舎に戻れるなんて考えられないですから。つまり、中通りの高校受験生が急に増大。かといって定員増もないようなので、元々の中通り学区の子供達は押し出される形。玉突き的に志望校ランクダウンすることになりそう。
さらに元々今年度から県内の学区撤廃の予定もあったのですが、震災で延びたとはいえ、来年度のうちの長男の時に撤廃の可能性。

... 私は、元々自主避難した理由なんですが、こんな混乱の中で暮らしていくことが嫌なのです。福島県民(周辺の方もかもしれませんが)だけが有り得ない日常の中での生活を強いられているのですよ。どうしてこの子達だけが戦時中みたいな所で育たなければいけないのでしょう?こうして北海道に来てみれば、そんな嫌な思いは不要なんです。混乱を逃げてきたのです。震災時に福島県に住んでいたからといって、子供達までその混乱や苦痛を背負わなければいけないという強制労働みたいなことっておかしいでしょう?

被ばく云々ももちろんありますが、子供だってテレビや新聞の他にネットも見ますし子供同士の情報もありますから、国の対応、県の対応、市の対応、大人たちの対応、みんな見て腹も立つし、呆れるし、悲しくもなっているのです。
子供が育つ環境って、こんなに喧々諤々していていいと思いますか?
日々、除染だの内部被曝だの再臨界だのと慌ただしい動きのその中心にいる人達が、大人だって広い心で、暖かい心でゆとりを持っていられると思いますか?(そういう大きな器の人もいるのでしょうけれど)
頑張っている彼らにはもうそれが当たり前になっていると思います。私も5月まで頑張っていましたが、子供まで巻き込んでそれでいいのだろうか?

復興も大事なのかもしれませんが、一体誰のための復興なんだろう?
自分の暮らしを元通り維持するためですかね。
私は元通りじゃなくて良いので、「イチ抜けた」したい。
「除染」という「後片付け」を手伝わない人はずるいのでしょうか?
私が散らかしたわけじゃないんですけど。

その他にも、これは全く個人的な見解ですが、関東や関西での「福島県」に対する悲しい偏見話をいくつか目にして思うのは、大学や企業で、この先福島県出身者を敬遠する動きが出るのではないかという心配。
一つは、同じ学校や企業に「福島から来た」という人がいるのを嫌がる人(親)が出ることを考えて採用を敬遠するのではという考え。
もう一つは、これは企業にとって、採用したものの、将来健康被害が出る可能性が高いとふんだ場合、企業の健康保険にとっては負担になりますし、職場に穴があく状態というのも困るとなると、敬遠されるかもと。

なので、福島県に今後長くいればいるほど、県外には出られなくなってしまうのじゃないかと余計な心配もしています。
唯一実感しているのは、北海道は偏見がないということ。
被ばくという問題を除いても、私は子供達がこの先福島県に居続けることは、かわいそうかもしれないと思うのです。


いかがでしょうか?
生の声です。

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