ハッピーウエストです

今日の出来事やお知らせ
親父のグチ

優秀な”平”を、無能な”管理者”にしてしまう

2011-10-26 | セミナー
以前、「ピーターの法則」に触れたことがあったが、昨日ご来店のお客様がこぼしていた。
「俺より実績のない奴が、上へ行く。俺は何時までも”平”だ。」
俺は、答えた。
「良かったじゃないですか。上に行かなくて。」

お解かりでしょうか。
”平”の仕事と、”管理職”の仕事とは、全く異なる仕事です。
”平”で優秀な実績を残した人は、”管理職”でも優秀な成果をあげられか。
答えは、NOです。
「名選手、名監督にあらず」
ところが企業側も従業員側も、これを真に理解している者は少ない。
優秀な”平”が、そのまま”管理者”になると、無能な”管理者”が出来上がる。
するとその組織は無能な”平”と、無能な”管理者”で構成されてしまう。
つまり、無能だらけの組織が出来上がる。

「成果をあげる=出世する」では、いけないのです。
”管理者”としての教育を徹底して行ない、その業務を把握した段階で”管理職”に就けることがポイントになってくる。

「それでは、この優秀な”平”は浮かばれない。」
と、思います。
だから、この優秀な”平”には、「昇給」を与える。
「昇給」と、「昇格」を同じに捕らえている企業が多い。
そこから、「やっても、やっても同じ」という仕事に対する意欲が薄くなっていく。
かっこよく? いうなら、「モチベーションが上がらない」と言う奴か。

昇給制度と昇格制度。
これを一食胆に考えている企業が多すぎる。
この2つのシステムを別物と考え、作り上げる。
これが、優秀な組織を作るコツです。

「職位は下でも、給料は高い」
これは、タブーと捉えていては、優秀な組織は出来上がりません。
「専門職」の意識を持たなければいけません。

企業は、優秀な「管理者の卵」を見出し、教育して、優秀な”管理者”を育てる努力をする。
これが出来なければ、その企業の発展は望めないでしょう。
「どうやって、その卵を見つけるのか?」
そう仰った方。
まず、あなたが勉強しなさい。
あなたこそ、無能な管理者ですよ。

最新の画像もっと見る