保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

素晴らしき地球!映画「earth(アース)」12日に公開。

2008-01-10 21:39:38 | 映画・芸能界
「全く静寂の中で青い地球が燦然と足元に輝き、
頭上は無限の闇が広がっている。宇宙と、
美しく生きている地球の間に私は今、漂っている・・・」

これはアポロ10号の乗員であった宇宙飛行士
ラッセル・シュワイカート氏が、月面着地船から
出て、生命維持装置を背中に背負って宇宙遊泳した
際の神秘と感動の体験を語った言葉です。

冷たく深く暗い‘無限の孤独な空間’の中に
唯一‘いのち’の輝きを浮かびあがらせる
我々のふるさと・美しき星地球。

その‘いのち’の惑星・地球の美しい自然と生命の営みを
映像で綴った映画「earth(アース)が今月12日(土曜日)
に全国の映画館で公開されます。

記録的な大ヒットとなった「ディープ・ブルー」と
地球の素顔を極上の映像で描いた「プラネットアース」
のスタッフが集結、全世界約200箇所を5年の歳月と
最先端のカメラ装置で製作した、誰も見たことのない光景
と奇跡の瞬間をとらえた、究極の地球ドキュメンタリー
映画です。

今、地球環境は悪化の一途を辿り、温暖化による
異常現象が世界各地で報告されています。
欲望に裏打ちされた国家間、個人レベルの生存競争は
熾烈を極め、近い将来、46億年という永い歳月を
かけて地球体内に蓄積された水や石油、ガス資源など
も枯渇する危機的状況の中、まさに人類は破局への道
をノーブレーキで突き進んでいる感があります。

私達が住みいのちを育んでいるこの地球がいかに
美しい星か、そして生命の営みがいかに感動的で
素晴らしいものなのか、ということを
この映画「earth」の映像美を通して感じることで、
自国中心主義や個人主義から脱却をはかり、人間生存
の唯一の基盤である地球環境の大切さを共有し、
統一した価値観を形成する機会になれば嬉しく思います。

地球破局のカウントダウンはもうはじまった!
といわれるこの時、この映画の公開が、
人間の尊厳を呼び起こす希望の映画になれば・・・
との願いを込めて鑑賞しようと私は思うのです。

映画「earth(アース)」公式HP

はっちん道場の初稽古に思う決意!

2008-01-09 23:22:15 | 空手・格闘技
今年も‘はっちん空手道場・斯道会’の
練習が始まりました。

初練習には、道場生約40名が参加、みんな長い
正月休みにたるむことなく、精悍な顔つきで
稽古に励んでくれました。

日中は例年より温暖な気候ですが、夜はそれなりに
冷え込み寒さを感じる道場内ですが、稽古が始まると
生徒達の裂帛の気合が道場内に響きわたり、寒さも
吹っ飛ぶほど、元気一杯の初練習でした。

生徒の皆さんには、今年も一つ、目標を定めて
稽古に取り組んでほしいと思います。

大会に出て優勝したい!昇級したい!型をたくさん覚えたい!
何でもいいから、自分で目標を決め、それに向かって
チャレンジしていく気持ちを養ってほしいと願います。
いつも言うことですが、気持ちを出せば行動が始まり、
その行動する過程で、自らが悩み、思考しながら
努力と研究することを学んでいくと思います。

まずはチャレンジ!挑戦すること、そして挫けない
心を養っていきたいと思います。

一つ一つの目標をクリアーすることで、自分に自信が付き、
自信が向上心を生みます。向上心が出れば、新たに高い
目標が生まれ、またそれをクリアーするため努力、精進
を惜しまなくなり、自然と実力がついてくるものです。

そして成長していく中で‘本物の強さ’を身に付ける
事が出来るのではないかと考えます。
それこそが空手道を修行する者の本当の意味です。

この小さな道場から本当の強さを身につけた
若者達を幾人も輩出し、未来の日本いや世界を
背負って立つ人材を育成していくいう事が、
私はっちんの大きな夢であり、希望であります。

地球温暖化による環境問題、世界経済のグローバルな
競争にさらされる日本企業と雇用状態、緊迫する
国際政治など、これからの子供達を取り巻く
社会環境はけして予断を許さない厳しいものに
なることが予想されます。

そんな時代の中、タフなハートを持ち、強さと
やさしさを知る人間として、自らの足でしっかり
地面を踏みしめ歩いていける人になってほしいと願います。

その為に私自身も日々精進し修行を続けていく所存です。

道は歩いてこそ、道。

武の‘道’をひたすら歩くことで、人としてのあるべき
正しき‘道’を知り、心強く歩んでいきたいと願うのです。
                    

               押忍

「水戸黄門」第38話、今日からスタート!

2008-01-07 15:55:58 | 映画・芸能界
今日から「水戸黄門」の第38話がスタートします!

里見浩太郎さんの黄門さま、原田龍二さんの助さん、
合田雅史さんの格さんというお馴染みの3人さんを
中心に、今回もどの様に巷にはびこる‘悪’を
ばっさり一刀両断!してくれるのか、楽しみですね!

今夜の放送本番にさきがけ、今日の朝に特別番組も
放送されていたので、ご覧になられた方もおられること
と思います。
私も、保津川遊船の船頭控え室で、仲間の船頭達と
一緒にテレビを観させていただきました。

特番では、出演者の紹介にともに撮影場所のロケ地も
案内されていました。
どの場所も馴染みのある所ばかりでしたが、保津川が
出て来なかったのは少し残念・・・京都には
今も、時代劇に使えるロケ場所が幾つも存在し、時代が
移り変わっても変わらない空間が現存しているのも
京都の魅力。その環境を大事に守ってきた京都人の
心のあらわれを見ることが出来るのも時代劇ならでは。
伝統ある日本時代劇を継承する場所として最適な環境ですね。

今、日本の時代劇はドラマなどと比べ予算がかかる上、
購買力の低い高齢の視聴者に支えられていることから
スポンサー離れが起こっていることで、存亡の危機に
瀕している中、この「水戸黄門」だけは国を代表する
人気時代劇として奮闘しています。

今や世界をマーケットに発信できる日本文化にまで
なった時代劇をもう一度盛り上げる為にも
「水戸黄門」には頑張って頂きたい。
また、伝統を受け継ぎ継承していける、本物の
時代劇俳優とスタッフが育つ環境を守り続ける為に
我々の世代もしっかり応援していきたいと思います。

今年も「保津川下りの船頭さん」はっちんブログでは
「水戸黄門」並びに日本時代劇を応援していきます。

【水戸黄門・第38話】
TBS系列 毎週月曜日 20:00~20:54分
※一部地域で放送日時が異なります。
【出演】
里見浩太朗 / 原田龍二 合田雅吏 / 由美かおる
松井天斗 / 小沢真珠 / 内藤剛志 他

京都の正月料理「白味噌のお雑煮」

2008-01-06 20:24:51 | シリーズ・京都を食う!
日本人のお正月の食べ物として真っ先に思い浮ぶのが
‘お雑煮’という方も多いのではないでしょうか?

全国各地ではその地方独自のご当地雑煮があると
聞きますが、私達の住む京都地方のお雑煮といえば
白味噌仕立てでいただく‘お雑煮’が慣わしです。

白味噌汁の甘いかぐわしい香りとまったりした食感、
これを食べると「新年がやって来たんだな~」と感じます。

京都地方のお雑煮はこの白味噌汁に、丸い餅とカシライモ
かコイモ(サトイモ)などのイモ類や、大根の輪切りを入れ、
削った鰹節をたっぷりかけて食べるのが
伝統的なお雑煮スタイル。
これら汁に入れる具にはそれぞれ意味があり、カシライモ
には「人の上に立ち‘頭’になる」という縁起を、また
大根には子孫繁栄を願う思いが込められているのです。

さすがは1000年の都として国の中心にあった場所
だけあって、年頭の願いも上昇志向と血族の繁栄という
都の風土が作り出した慣わしだったのでしょう?

この白味噌の歴史は平安時代にまでさかのぼり、
宮中料理に使われたのが始まりと云われています。
京都の‘水’のよさがまったりとした味の白味噌つくりに
適していたことで、上品な甘みと香りを醸し出すことに
成功したそうです。
今でも京都の白味噌つくりは、水道の水を使わず、
井戸水を使って作っているお店が多いのです。

白味噌は冬の‘京の味’として、豆腐料理や
懐石料理、精進料理などにも多く使われ、
京都人のみならず観光客の舌も魅了しています。

豆腐料理では、南禅寺豆腐や嵯峨豆腐、祇園豆腐
有名で、丹波料理の代表格・ボタン(イノシイ)鍋
にも白味噌を使用する京料理屋も多い様です。

京都では正月三が日の朝まで白味噌汁の雑煮で、
四日目からは鏡開きで切られた御鏡餅を四角い切り餅
にしてすまし汁でいただきます。中に水菜や畑菜を
入れあっさりいただくの慣わし。そして明日の
7日目に七草粥へと移っていき、京都の正月料理
は終りを告げるのです。

この白味噌仕立てのお雑煮は、京都と滋賀県、大阪の
一部のみで、お隣の奈良などは切り餅を焼き、アツアツの
すまし汁に水菜と一緒に入れ食べるのがお雑煮文化らしく、
古都としてお互い古い伝統ある両地域のお雑煮文化には
大きな違いがあり面白さを感じます。

ちなみに奈良県出身の我が妻は未だに、この白味噌仕立て
のお雑煮が苦手らしく、殆ど口にしません。
よって私の白味噌雑煮は実家でいただくのが我が家の
慣わしとなっております・・・

学問の神様、北野天満宮で初詣。

2008-01-05 12:08:18 | シリーズ・京都を歩く
日本人のお正月といえば、初詣ですね。

日頃、神仏に手を合わせる習慣のない人でも
新年の初めくらいはお参りに行っておかないと
どこか、落ち着かないのが日本人の不思議な感覚ですね。

そして京都はご存知のとおり、初詣の人気スポット
がたくさんあり、新年から大勢の人出賑わいます。

私はっちんが子供の頃から、毎年行っているは
学問の神様で有名な「北野天満宮」です。

私の生まれ育ったまち、衣笠にある神社として
幼い頃から遊び場としても馴染みの深かったのが
この「北野天満宮」。親しみをこめて「天神さん」
と呼んでおり、亀岡に引っ越した今でも毎年、
家族でお参りに行きます。

学に秀でた平安時代の右大臣・菅原道真公を祀る「北野天満宮」
は宿敵左大臣・藤原時平らの陰謀により失脚を余儀なくされた
道真公の祟りを鎮める為に建立された神社で、道真公没後に
都に起こった天変地異や怪異現象を道真公の霊の仕業と
恐れた時の権力者たちが建てたものです。

毎年、三が日には約60万人もの参拝者が訪れ、その中には
この春入試を控えた受験生の姿も多くみられます。
学問の神様として庶民に人気の天神さんは受験生たちの‘神様’
でもあります。神前では合格祈願のご祈祷をする受験生や
お守り、おみくじなどを購入し‘運’を導こうと懸命です。
受験校の名が書き込まれた絵馬ももの凄い量が奉納されるなど
受験の神様としてう今なお、絶大な信仰をあつめています。

2日~4日には「筆始祭・天満書」という神前でお習字の
書き始めをする行事があります。
この行事は書道の達人であった菅原道真にちなむ
お正月の恒例行事で、毎年訪れた子供達などが書いた
書初め約2000点が奉納されます。

また、天神さんの境内や参道にはたくさんの牛の像があります。

菅原道真が生まれたが丑の刻だったとか、都から左遷され
九州大宰府に向かう途中、宿敵の左大臣藤原時平の刺客に
切りつけられかけた時に白牛が現われ守ったという云われ、
また、菅原道真が亡くなられ遺体を牛車で運んでいるときに
牛が座り込んで動かなくなり、その場に遺体を埋葬して、
大宰府天満宮が建てられという逸話や故事にちなんで、
‘祭神のお使い’として牛の像が置かれているのです。
この牛の像の頭を撫で撫ですると「頭がよくなる」と昔から
いい伝えられ、大勢の参拝者が行列をつくりながら
牛さんの頭を撫でる順番を待ちます。

子供の頃から、参道を通るたびに牛さんの頭を
撫で撫でして育った私には天神さんのご利益は
あったのでしょうか・・・・

懐かしくもあり、毎年新しい気持ちにさせてくれる
場所でもある「北野天満宮」の初詣。

今年もよい一年でありますように・・・合掌。

保津川下りは明日から初営業!

2008-01-04 17:26:09 | 京都情報
2008年に年が変わり早、4日。

巷では初仕事を始められた方もおられることと思います。

保津川遊船は明日の5日から今年最初の営業を始めます。

‘冬’の保津川は、凛として澄み渡った空気に包まれた
渓谷を縫いながら流れ、舟の櫂を引く音だけが渓谷内に
響きます。

‘自然の中で生きている’ということを‘実感’
出来る瞬間がそこにある‘冬’の保津川下りを
今年もお楽しみください。

ポカポカ暖房船に揺られながら2時間の船旅。
暫し、日常の暮らしや街の喧騒から離れ、大自然の静寂の中に
冬の癒しを感じてみてはいかがでしょうか?

今年も多くの皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

        

新年明けましておめでとうございます。

2008-01-03 10:15:58 | 船頭
はっちんブログをご覧の皆様。

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、我がブログならびに保津川下りに
ご厚誼を賜り、本当にありがとうございました。

今年もこのブログを通じて、はっちん独自の
‘京都の香り‘を皆様にお届けしたいと思っております。

皆様には「保津川下り」とはっちんブログに
変わらないお付き合いの程、宜しく御願いします。

本年も皆様方の一層のご指導並びにご鞭撻を
賜りながら、ロマンと熱情を胸に生きてゆきたいと
思いますので、宜しく御願い申し上げます。

      
      平成二十年  元旦   船頭 はっちん