保津川下りの船頭さん

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持続可能な世界の構築へ。SDGsを学ぶ。

2018-04-13 15:07:12 | 京都大学
書店巡りでgetした「ビジネスパーソンのためのSDGsの教科書」(日経BP社発刊)

以前、環境省の勉強会で発表者を任された時、所属するNPO法人プロジェクト保津川の原田禎夫代表理事(大阪商業大学准教授)に
「SDGs(持続可能な開発目標)について教えて貰ったのがきっかけで、興味を持ちました。

2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

「持続可能な」という意味とは、例えば、現代社会の生活基盤に大きな影響力を持つ石油資源は、
先進国に加え、経済発展著しい途上国に必要な大量消費により、石油が枯渇すると持続できないため、
持続可能な社会ではないということ。
また海洋汚染が広がる社会は水産物資源(漁業など)が持続できないため、持続可能な社会ではないといえます。

こうした社会構造を続けていく先には、地球環境を汚染・略奪が絶えず、永続的に繁栄することはできないと
いうことを、やっと世界の英知が気づき始めたのです。

この世界的規模の大きな動きの中で、我々のような「企業人としてSDGsにどのように対応し、経営に位置付けるのか?」
視点で執筆されていることが、この本を購入した動機でした。

観光という仕事に従事する者としては、多文化理解や人権・平等・平和などのグローバル教育の推進の他に、
自然や文化の保護・保全、また食や雇用の最適なバランスの確保など各目標項目にどの様に協力できるのか?を考えたい。

そしてゴールとなる「持続可能な発展」が成し遂げられることで、旅行者という交流人口がどの様に増えるのか?

もちろんリスクも見積もながら、その上で新たなビジネス機会の創出を生むことができれば、
それは一企業のみならず、地域、国の枠を越え、世界にとっても価値あることだと考えます。


その思想と枠組みの基礎を学ぶため、今夜は読書に勤しむことにします。

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