保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

天竜川の事故を受けて。

2011-08-17 23:48:07 | 船頭
今日、三回目の操船終了後に天竜川の事故の事を聞きました。

我が家にはテレビがないので詳細についてはわかりません。

しかしながら、最悪の事態とのこと。

まずは事故で犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

また、いまなお行方不明の方々のご無事を心よりお祈り致したく存じます。



今回の天竜川で発生した事故のことは、同じ川舟を生業とするものとして、
他者の出来事として捉えるのではなく、我が事に照らして重く受け止め、
さらなる安全運航体制の強化と操船技術の向上について、今以上に取り組み、
安心安全の川下りとして信頼していただけるように更なる努力精進してまいる
所存であります。


楽しい観光には、絶対的な安全性が不可欠です。


最高のサービスは安全であるという認識を胸に操船に当りたいと思います。


特に我々の仕事はわずかな失敗をも許されないのだという自覚を、船頭各自が
もう一度しっかり再認識することで、お越し下さるお客様に心から喜んでいただける
川下りを提供して参りたいと思う次第であります。


しかし、今夜は心が痛んで眠れそうにありません。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日… (ひーにゃ)
2011-08-18 03:07:29
初めて保津川下り体験させていただきました!
すごく面白かったからまた保津川下りしたいと思いましたが夕方のニュース見て場所は違えど凄く怖くなりました>_<
保津川下りには救命胴衣なかったし、万が一転覆してしまった場合を想像すると同日だけにとても怖くなりました>_<
どうかこれからは事故なく安全対策の改善お願いします!
返信する
安全対策の強化 (はっちん)
2011-08-18 06:40:15
ひーにゃさんへ。

この度は保津川下りにご乗船下さり誠にありがとうございました。


今回の天竜川でのことには私も心苦しい気持ちでいっぱいです。

我々も救命胴衣を舟に携帯はしているものの、装着を強制するまでには至っておりませんでしたので、今回のことを教訓に救命胴衣装着の徹底と安全運航体制の強化、操船技術の更なる向上に精進努力していきます。

400年続く川下りの伝統の灯をこれからもしっかり守っていくために。
返信する

コメントを投稿