保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

京風味漂う「茨木屋」の蒲鉾でお正月を。

2007-12-30 19:34:46 | シリーズ・京都を食う!
しばらくブログをサボっている間に、今年も
残すところあと二日になっていました。

お正月が近づくと、活気付くのがデパチカなのど食品売り場!

京都では錦市場などが有名ですが、全国各地の小売店の商品棚には
日頃、高価で目が素通りしてしまう様な高級食材が飛ぶように
売れるのもこの時期ならでは風景です。
全国の百貨店などで京都の名だたるブランド商品も注目
されます。その中でもお正月のおせち料理に欠かせない
蒲鉾の人気店が‘京かまぼこ’の「茨木屋」さんです。

明治二年(1869)に創業された京蒲鉾の老舗中の老舗で
ある茨木屋さん。生魚問屋から身を起こし、京都の夏の
食材である鱧(はも)のかまぼこ製造を中心に技術をのばし
大正・昭和両天皇の即位・大典の折には、儀式に使用される
というまでになったかまぼこ製造のパイオニア的存在。
戦後、工業製品と化した一般的に普及した蒲鉾とは一線を劃し、
あくまでも食材の質と製造技術の革新にこだわり、京都ならでは
の風土に磨かれた雅な‘かまぼこの味’を
追究している蒲鉾屋さんなのです。

京都の名だたる有名料亭や旅館の多くが茨木屋さん
のかまぼこを贔屓にしていることを見ても
その味がいかに‘本物’であるかわかります。


特に鱧を100パ-セント使用した「鱧魚羮(はもぎょかん)」
は茨木屋さんを代表する商品で、味、風味ともに絶品のひとしな。

食べてみるとその違いが容易にわかり、食事を
雅で贅沢な気分にさせてくれます。

ここにも京都独特の‘古き伝統と先進技術’の融合で
つくられる京都ブランドの凄みを知ることができます。

現社長の池内常郎氏は、京都大学農学部水産学科で
博士号を得た異才の経営者でもあり、これも京都の
特徴である‘ものづくりの精神’が企業経営に
生かされる老舗店です。

そして…この冬の私はっちんの職場でもあった店です。

そんな京風味が溢れる茨木屋さんの蒲鉾で
お正月の食卓を優雅に彩ってみてはいかがでしょうか?

*茨木屋さんの蒲鉾は全国の百貨店・スーパなど
 でお求めいただけます。

京かまぼこ・茨木屋さん



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2 コメント

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よいお年を… (ココア)
2007-12-31 15:19:23
鱧の蒲鉾ですか!?
見たことも、食べたこともないです。
普通は、グチのすり身ですよね。
どんなお味なんでしょうか?
上品なお味とか…歯ごたえがあるとか…
京都ならではのお味なんですね。

今年1年、京の風を、
東京まで、はこんでくださりありがとうございました。

はっちんさんのブログを読んでいると
京都はいつも近くに感じられます。
来年も、ココアとココアのブログを
よろしくおねがいします。
返信する
来年もよろしく。 (はっちん)
2007-12-31 23:00:09
ココアさんへ。

こちらこそ、来年もよろしくお願い致します。

鱧が100%すりこまれ、無添加の一品です。
歯ごたえもやわらかくて弾力があり、天然の味がします。
茨木屋さんでは鱧だけでなく、鯛の蒲鉾もあります。
なんと!!一品が2500円以上します。
それが飛ぶように売れていく年末は凄いですね。
年末は、東京でも銀座三越など、殆どの有名百貨店の
催事コーナーで販売してます。

よかったら是非、探してご賞味ください。

業種は異なりますが、京都ブランドにかかわれる仕事
が出来てヤリガイはありましたよ~


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