保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

豆まきと恵方巻きで‘幸せ’を感じて。

2007-02-04 01:34:48 | 船頭
昨日3日はご存知「節分」でした。

我が家でも「邪気を払い、福を招き入れよう!」と
みんなで恒例の「豆まき」を行い、お楽しみの
「恵方巻き」の丸かじりで勝負を賭けます。

昨年はまさに鬼よりも恐ろしい「魔物」が保津川に
住み着いた様な年で、その祟りではないかと
思わすような災いが多発した、近年にない最悪の年でした。
これが平安の時代なら怨霊の祟りを鎮めるために
「保津川大明神」なる神社が出来ていたかもしれないほどです。

「魔物」さんには申し訳ないのですが、あまり保津川に
長居されずにご退散いただきたくお願いの気持ちを
込めて、豆まきをさせていいただきました。

まあ、魔物さんもこの日は日本中の人々から厄介払いをされ、
行き場のない悲しい思いをされておられるとは思いますが、
何卒、弱き人間のささやかな願いとお目溢しいただき
気持ちをお鎮め下さるようにお願いしたいところです。

さて「恵方巻き」です。
今年も地元亀岡の名店「京懐石・門」さんに注文しました。
門さんは京懐石の料理屋さんですが、寿司の腕前も相当なもの。
家族で一本づつ、美味しく戴きました。

美味しい物を食べる時、人は幸せを感じます。
今年も門さんの「福の神」を巻き込んだ美味しい巻き寿司を、
今年の恵方である北北西の方角を向いて「家族みんなの幸せ」
「縁ある全て人たちの幸せ」を願いながら丸かじり。
包丁を入れず丸かじりする一口一口に「福の神」を
感じ、心で味わい、いただきました。

今年も家族揃っての豆まきと美味しい恵方巻きを
食べるという楽しい節分をしながら「人の幸せ」とは
何か?を意識しました。
家族の笑顔や自分の笑顔の中にそれを感じます。

災難や不運はもちろん好まざるものですが、
‘健康で今、生きている’この絶対の真実に歓喜の
気持ちを持ちたいと感じました。幸せは対岸の明日に
なるのではなく‘今、ここ’にあり、もうすでにもらっている。

願いはいっぱいあるけれど、先ず日々家族が元気に暮らさせて
貰っている事を感謝する気持ちこそが「福の神」を引き寄せる
最大の秘訣ではないかなと思いました。

そんな事を感じられた今年も節分。
幸せの予感がする今年の節分でした。