石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

石木ダム問題を世界に発信!

2015年04月09日 | パタゴニア

4月6日の記者会見の様子がyoutubeにアップされました!

百聞は一見に如かず。

是非ご覧ください。

 

 

パタゴニアが何故ダム問題に取り組んでいるのか?

なぜ石木ダムなのか?

川原の住民はなぜ石木ダムに反対しているのか?

彼らが最も訴えたかったのは何か?

外国特派員の記者たちはどんな質問を投げかけたか?

ダムの専門家や法律の専門家は、それにどう答えたか?

 

ぜひ、この動画を見て、ご確認ください。

そして、よかったら、この動画をあなたのお知り合いにも拡散して頂けると嬉しいです。

 


石木ダム地権者 外国特派員協会で記者会見

2015年04月08日 | パタゴニア

4月6日、有楽町の電気ビル内にある日本外国特派員協会で、パタゴニアによる記者会見がおこなわれました。

右から司会役の外国特派員、石木ダム対策弁護団副団長の板井弁護士、パタゴニア日本支社長の辻井さん、

石木ダム建設予定地に住む地権者の岩下さん、同じく石丸さん、最後は通訳のRさん(パタゴニア社員)。

 

外国特派員だけでなく日本の新聞記者さんも数社参加していました。

その中の1社、長崎新聞の山口記者は翌日、以下のような記事を書いています。

 

また、フリーランスのまさのあつこ氏の記事はグラフや写真も貼付したより詳しいもので、
yahooニュースにアップされています。

「ビジネスを手段に環境危機に警鐘を鳴らすパタゴニアが石木ダム反対を支援する理由」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20150407-00044603/

 

これらの記事を読んでいただければ十分かと思いますが、少々補足を・・・

 

こちらがパタゴニア日本支社長の辻井さん。

昨年秋より石木ダム問題に多大なる関心を寄せてくださっています。

今年1月には川原にも佐世保にも足を運び、自分の目で耳でしっかり確かめた上で、

石木ダム反対運動への全面支援の決断をされました。

 

石木ダム建設予定地「こうばる」の写真や、

石木ダム計画の歴史や目的や、

利水目的に関する資料(不可解な水需要予測のグラフ)などを示しつつ、

その客観的必然性が低く、豊かな自然と60名の人権までをも踏みにじることになる石木ダムの建設に、数百億円もの大切な税金が投じられようとしていると指摘、「この石木ダム建設阻止活動の支援を通じて、冷静な議論のもとで計画が見直され、日本における他のダム建設を含む多くの公共工事が再評価されるきっかけになることを願っています」と語られました。 

 

続いて、地権者の石丸さんが訴えました。

私の田んぼも強制収用の最初の対象地になっています。近々収用裁決が出ると聞いていますが、収用裁決されても田んぼを作り続けます。今年も耕作の準備を始めました。手前味噌ですが、川原の米はとても美味しいのです。出来れば、ここで皆さんに食べていただきたいくらいでした。黄金色の稲穂の美しさ、自分で作った安全・安心のご飯を食べる時、私は幸せを感じます。戦後繁栄し贅沢になった日本ですが、これこそ真の贅沢であり最高の幸せです。この幸せを子や孫に残さなければなりません。この田んぼを守り続けていかなければなりません。

通訳のRさんは、練習のとき涙が出て困ったとおっしゃってましたが、本番ではバッチリ!素晴らしい通訳でした。

 

同じく地権者の岩下さんも、こうばる住民のふるさと愛・隣人愛を伝え、

「半世紀にわたる長い闘いに負けて出て行った方ももたくさんいますが、その圧力に負けずに残っている13世帯60人の団結はより強固になりました。故郷を後にされた方が帰ってこられるように、残っている私たちが頑張りたい」

と用意した文書を読み上げました。

 

最初に口火を切ったのはドイツ特派員の方。

その後も次々に質問が出され、記者さんたちの関心の高さが窺えました。

・全国のダムの中には見直され中止されたダムもあるのに、石木ダムはなぜ残っているのか

・石木ダムに反対するということは、また平成2年のような洪水がおきたらどうするのか?

・50年も反対運動をしているのは素晴らしいが、若い人々は地元に残っていないのではないか?

というような質問も出され、1つ1つに辻井さんや地権者の皆さんだけでなく、

弁護団の板井先生や水源連の遠藤さんなども、しっかり説明をなさっていました。

 

会見終了後、パタゴニア日本支社のある鎌倉に移動。

支社の若い皆さんとの交流会に臨みましたが、

地権者の皆さんの声に誰もが真剣に耳を傾け、聴き入り、涙ぐむ人も・・・

(これからもきっと力になって下さる…と実感しました)

 


地元紙も紹介 米衣料「パタゴニア」 石木ダム反対派を支援

2015年04月02日 | 報道

今日の長崎新聞に、昨日パタゴニアが公表した内容についての記事が掲載されました。

河川課の浦瀬企画監は相変わらず「治水、利水の両面で必要な事業だ」と仰ったとか…

いつもその言葉を繰り返すばかりで、根拠は何故か示してはいただけない。

すでに示した、すでに説明したと繰り返すけれど、その説明が不十分なので私たちは何度も聞かざるを得ない。

 

パタゴニアさんがおっしゃっているように、

「冷静な議論の下で」計画の必要性について、もう一度考えてみるべきです。

3月31日付の県からの回答も、文書だけで説明は拒否されました。

これほど拒否が続くと、「説明した」からというよりも「説明できない」ので逃げているのかも・・

と思われてしまいますよ~

 


パタゴニア 石木ダム反対運動を「全面的に支援」!

2015年04月01日 | お知らせ

今日、こんなプレスリリースが・・・

地元長崎県のマスコミはびっくり!!!です。

エイプリルフール?

まさかね~

というわけで、記者さんたちからも確認の電話などありました。

無理もありませんよね。

アメリカに本社のあるアパレル企業が、日本の田舎のダム反対運動を「全面的に支援します!」なんて、

にわかには信じがたい出来事です。

 

でも、ホントなんです。

パタゴニアは「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」ことを理念として掲げ、

特にダム問題には深い知識と強い使命感に基づいて映画まで製作し、啓蒙活動をおこなってきました。

そんな企業に働く人々が石木ダム問題に出会って、かつてない憤りを感じられたのでしょう。

そこにある環境危機は自然環境だけではなく、

人々の暮らし、営み、コミュニティーまでが破壊されてしまうという生活環境の危機が迫っていたのですから。

 

日本支社長の辻井さんのコメントには、こう書かれています。

客観的必然性が低く、豊かな自然だけでなく、そこに住む13世帯60名の人権までも踏みにじることになる石木ダム建設に、数百億円もの大切な税金が投じられようとしています。
パタゴニア日本支社は、この石木ダム建設阻止活動を通じて、冷静な議論のもとで計画が見直され、日本における他のダム建設を含む多くの公共工事が再評価されるきっかけになることを願っています。