「三重県ってあられをお茶漬けにするの?」
と、主人に聞かれて驚いた。
昨日、テレビで三重県松阪・伊勢近辺独自の文化だと放送されていたそうだ。
えっ!あられ茶漬けって全国的に標準とちゃうの?
主人は食べたことがないという。
そういえば、引っ越す先々でお茶漬け用のあられを探したが、
兵庫にも東京にも、ここ広島にも売っていなかった。
(で、わざわざ送ってもらったこともあった。娘には離乳食で食べさせていた。
…が主人には食べさせていなかったということだ。)
私は子どものころ、祖母と寝ていたのだが、
夜中におなかがすくと、よくこのあられ茶漬けを作ってくれた。
たしか、ゆきんこの絵が描いてあって「田舎あられ」という名前だった。
そのまま食べると香ばしいうす塩味のこのあられは、
三重県中南勢民にとってはシリアル感覚で食されるものだ。
私はお茶やお湯をかけて、塩とか塩昆布とか入れて、
ちょっとふにゃっとなったところを食べる派だ。
薄めに作った鶏がらスープで、バターを落して食べるのもおいしい。
こうなると軽い食事である。
また、実家の近くには「甘泉堂」というお菓子屋さんがあるのだが、
ここで売っている「おしるこ」(もなかの中に粉末の餡子が入っていてお湯を注いで食べるもの)には
田舎あられが入っていて、これが甘い餡と香ばしさが合って、とってもおいしい。
(これも「道の駅奥伊勢おおだい」で買えます)
生まれ育った地を離れると、スタンダードと思っていたことが
実はそうでないということが結構多い。
これは「ささって」と同じくらい驚いた出来事だった。
(注)一般には、未来を表現する時に、「あす、あさって、しあさって」となるが
三重県では「あす、あさって、ささって、しあさって」となる、独特の三重時間が存在する。
珍しいものとわかったら食べたくなっちゃったな、あられ茶漬け。
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