39度の高熱が出ようとも、
嘔吐下痢に苦しもうとも、
続けていたのに。
相当、痛むのだ。
無理もない、3針も縫ったのだ。
家にいるときは大体、何かしゃべっているか歌っている主人が
無言で座って、ペーパークラフトに没頭している。
いや、没頭しようとしているだけかもしれない。
静かだ。
当然、家の中の空気は悪い。
娘達も状況を察したのか私から離れない。
食事時は特に気を遣う。
とりあえず食材を細かくきざむ。やわらかく煮る。とろみをつける。
離乳食のような食卓である。
ちみちみと口に運び、ゆっくりと噛む。
…顔をしかめる。
私はやったこともないし、生涯を通してやりたいとも思わないが
「苦虫を噛みつぶした」ような顔とはこのことか、などと思った。
そんなことを考えている最中に
この日のおかずの一品にゴーヤ味噌があったのだが
主人がちょうどそれを食べたので
おお、ニガムシではなくニガウリを噛みつぶしている、
などとつい思い、ふふふといきなり笑ってしまい、
場の雰囲気は一層悪くなった。
食後、数十分経過。
足首を回している。きくち体操だ。
唇から歌が。村下孝蔵だ。
空模様を気にし、
「巨人戦…」とか「2階席は風が吹いて気持ちが良いだろうな」とかつぶやく。
痛み止めが効いてきたのだ。
笑顔が戻る。
子どもに絵本を読んでいる。
ああ、しばしの平安。
ところが、ふと見ると、浮かない顔をしている。
痛み止めが効かないのかと心配して訊ねると
「永川がゲームをぶち壊したんだよ…」と返された。
最後にはこちらの方が頭が痛くなってしまった。
…と、いうわけでして…。
土曜日は院長の親知らず抜歯のため
もりたカイロプラクティックは休ませていただき、
ご不便をおかけいたしました。
休日はこのような状態でありましたが、
今日からはいつもと変わらず元気に営業いたしております。
今後ともよろしくお願いいたします。
症状に応じた体操指導も行なっております。
もりたカイロプラクティック