■阪神競馬11R
◾GⅡ 京都記念
◆昨年は人気馬総崩れの大波乱。
まぁ、1〜3人気は今見ればかなり危険でしたが……。
今年は如何に?
各馬をチェックしていきます。
◆能力チェック
①マテンロウレオ
2.3歳GⅠ路線では全く歯が出たなかったが、ここに来てこの馬なりに成長。
前走の金杯は出負けも響いて5着だが、着差は僅かに0.1秒で
手薄なGⅡなら能力的には足りる。
最内枠で先行策ならかなり面白いが、癖の強い鞍上、横山典がどんな乗り方をするか。ここにかかる比重が大きい。
②ラストドラフト
広いコースで末脚を伸ばすレースがあっていて、コースに注文がつくタイプ。相手も揃っている。
③ウインマイティー
潜在能力はGⅡなら通用するものがあるが、如何せん、現役OPクラスで1.2を争うくらいのムラ駆け馬。
マーメイドS勝ちや、京都大賞典3着等、コース適性も問題ない。
問題はGⅠとはいえ、同コース2200のエリザベス女王杯が大敗。
偶然なのか、2200がだめなのかは走ってみないと分からない。
④アフリカンゴールド
昨年の覇者ではあるが、
明らかに出来落ち。
同型、骨っぽい先行馬もいるので、
今年は昨年のようにはいかない。
⑤キンクオブドラゴン
前走は展開に恵まれた部分があったのも否めない。
今回は同型も多く、前走のようにすんなり先行とは行かないだけに、どうしても狙い目は下がる。
⑥ユニコーンライオン
何故か穴人気してますね。
昨年同舞台GⅠ宝塚記念の激走2着があるからでしょうか?
逃げないと脆いので逃げてどこまで、という感じですが、今回はハマらないと思います。
⑦マイネルファンロン
意外性のある馬で、非根幹距離も合う。
前崩れの展開なら出番があってもいいが、確率は低いかなと。
⑧プラダリア
この馬もあまり強いと思ったことはないのですが、前走だけ走れば足りる足りる相手なので、おさえには必要。
⑨キラーアビリティ
前走は叩き2戦目でようやく、能力発揮の勝利。
大きく負けたレースは皐月賞13着、アルゼンチン共和国杯8着だが、ともに休み明け。
感覚は開けない方がいいタイプなので
連続でレースに使えるのもプラス。
⑩エフフォーリア
昨年は3歳時とは一変の悪夢のような年だったが、やはりエピファネイア産駒の宿命だろうと思う。
もはや全盛期の活躍を望むのは酷というものだろう。
能力は完全に下降中だが、このメンバーならまだ間に合うくらいのものかあるのではないでしょうか。
さらなる下降も考えられるので難しいです。一つだけ言えるのは、おさえ、候補ということです。
⑪インプレス
ここに来ての、充実ぶりには目を見張り、前走の末脚もかつてないほどの破壊力。
これが重賞で。通じるかどうかといったところですが展開の助けは必要で、
こちらも取捨がむずかしい一頭。
⑫ドゥデュース
海外での成績は散々だったが、
日本の軽い馬場、ダービーでレースレコードで走るような馬が、フランスの重い馬場で走るわけがないと思うのは、筆者だけではないはず。
本来はもう少し暖かくなってからのほうが使いやすかったとは思うが、おそらく逆算しての出走だろう。
今回は遠征のダメージがどこまで回復しているかの己との戦い。
ここだけがマイナス要素でズバリ、▲単穴指名が正解だろう。
当然能力は疑いようがない。
⑬スカーフェイス
厳しい。
※このレースの鍵を握るのは一にも二にも、ドゥデュースだろう。
ここは1着もあり、着外もあり、(7:3)くらいの勝負。
もう一頭のエピファネイアは個人的には軽視。