広州 ☆ Hopeful Life

2012年8月から2017年3月までの広州生活の記録です。 子どもの写真付はカテゴリーから

テングビワハゴロモ

2014-04-27 14:44:17 | 広州日記
4月15日(火)

夕方、エレベーターから降りた時に床に何か落ちていたので、よ~く見てみたら虫みたい∑(゜Д゜)
虫カゴで捕まえて庭に持って行ったけれど、小学生もママさん達も誰も分からなくて。
いかにも南国!な色彩に、うちの兄妹始め興味津々な子が多数。
毒があるんじゃない!?なんて子も(^◇^;)



「脚やお腹がセミっぽいよね~」なんて話しつつ、「ツノゼミかな?」との兄ちゃんの言葉からネットで調べてみると、「このむしは何?ツノゼミ?」ってタイでのブログがようやく2つだけ見つかりました。


私も気になるもんだから、夜にネットでいろいろ調べて、ようやく何だか分かりました~!*\(^o^)/*
「テングビワハゴロモ」という、セミに近い種類の昆虫でした。
以下、ネットで見つけた情報をまとめてみます。

テングビワハゴロモ(天狗枇杷羽衣)
英語ではランターンバグ(Lantern bugs)という、提灯虫。
鼻の色が赤、緑、黒と3種類のテングビワハゴロモを見ることができる。
雨季の真っ最中は鼻の色が緑か黒のものが主流、乾季では鼻の色が赤になる。
赤がPyrops candelaria
緑がPyrops viridirostris
黒がPyrops spinoolae
よく似てはいるがいちおう別種ということになる。
群れるのが好きでよく同じ色のが並んでいる。


乾季は当然ながら空気が乾燥します。果実からも余分な水分が抜けて甘みが濃縮されるのでしょう、果物がおいしくなる季節です。
その甘い汁を吸う昆虫がテングビワハゴロモ。セミの仲間です。
ビワハゴロモはライチなど果物の汁を吸って生きています。そのために体液が甘いんですって。
長く伸びた頭部の突起は空洞なんだそうです。
先端をパキンと折って直接口を着け、ストローのように体液を吸い取るとトロッとしていて甘いんだよー、とラオス人の同僚が教えてくれました。


世界大百科事典 第2版の解説
ビワハゴロモ【ビワハゴロモ(琵琶羽衣)】
半翅目ビワハゴロモ科Fulgoridaeの昆虫の総称。おもに熱帯地方や亜熱帯地方に分布し世界から500種以上が知られている。大型の種が多く南アメリカ産のLaternariaのように翅の開張が15cmに達するものがある。翅に美しい色彩や紋様を有する種が多い。
頭部が前方に大きく突出し奇妙な形状を有するものがあり,英名でlantern flyと称せられる。この突出部は発光すると考えられたことがあるが実際はそのようなことはない。

下の写真はネットで見つけた物を拝借




果物の汁を吸うと分かったので、熟れ熟れマンゴーをカゴに入れておきました。
朝起きて見てみたら、口を刺して吸ってました~(*^^*)



せっかくなので、兄ちゃんが学校に持って行ってみんなに見せようとしたんだけど、持ち運びの時にマンゴーが揺れて動いて、テングビワハゴロモを押しつぶしてしまったらしく、かなり弱ってそのままお亡くなりになってしまいました(T_T)
見つけた時からそんなに元気がなかったので、寿命だったのかもしれませんが。

それにしても、テングビワハゴロモはマンションの庭で生息しているのか、それとも輸入フルーツにくっついてやってきたのか、謎です。
何にしても初めての珍しい虫を見ることができてよかったです~(^○^)

そうそう、DSのどうぶつの森では、6~9月にビワハゴロモが捕まえられらそうです^_-☆



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