人はなぜ成長しようとするのか?あるいは成長する人としない人の違いはなんだろうか?
自分自身のモチベーションはどうすれば高められるのか?あるいは組織としてのモチベーションを高めるためにはどうすればいいんだろうか?
そんなことを考えはじめると、まず目に浮かぶのは「マズローの欲求階層図」だ。
多くの場合、基本的な形は、上記のような三角形の5層の階層図だ。
Potter&Perryは、この階層図をもとに、次のような解説を加えている。
「人間の欲求のうち、いくつかのものは他の欲求と比べてより基本的である。
すなわち、人が他者に注意を向ける前に、いくつかの欲求が満たされなくてはならない。・・・・
・・・人間の欲求の階層は、優先順位に従って5段階の基本的欲求に分類される。
空気、水、そして食べ物のような生理的欲求は第1段階にある。
安全と安心の欲求は第2段階にある。
愛と所属の欲求は第3段階にある。
第4段階は自尊心の欲求である。
最終段階は、彼あるいは彼女の潜在能力を十分に発揮する自己実現の欲求で、それは問題を解決し、生活状況に現実的にコーピング(対処する)ことを意味している。
個々人の基本的欲求について考えれば、それはまったく満たされていない場合、一部分だけ満たされている場合、あるいは完全に満たされているときもあるであろう。
欲求が充足されている人は健康的であるが、他方、充足されていない欲求をかかえている人は病気になる危険性、あるいはある水準において不健康な状態になる可能性がある。」
三角形モデルだけだと解釈に悩むことがある。
物質的欲求だけが異常に強い人はどうなるんだろう?
物質的には恵まれていない人でも自己実現をみごとに達成している人もいるから、三角形モデルとの矛盾が生じてくるが?
個々人により満たされるという定義が違うのかも?などなど…疑問が出てくる。
(つづく)
コピーの学校
文句も知性があれば、提案になる。
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