忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

第6の習慣「シナジーを創り出す」

2017-10-06 10:23:59 | Library
どんなに困難な試練に直面しても、人間だけに授けられた四つの能力(自覚・想像・良心・意志)、Win-Winの精神、共感の傾聴のスキル、これらを総動員すれば、最高のシナジーを創り出すことができる。
それまで考えてもみなかった新しい道が拓けるのである。

シナジーとは、簡単に言えば、全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということである。
しかもそれは単なる部分ではなく、触媒の役割を果たす。
人に力を与え、人々の力を一つにまとめるうえで、もっとも重要な働きをするのである。
他者とのコミュニケーションが相乗効果的に展開すると、頭と心が解放されて新しい可能性や選択肢を受け入れ、自分のほうからも新しい自由な発想が出てくるようになる。
それは第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」に反するのではないかと思うかもしれないが、実際にはその正反対であり、第2の習慣を実践していることに他ならない。
たしかに、シナジーを創り出すコミュニケーションのプロセスでは、先行きがどうなるか、最後がどのようなものになるのかはわからない。
しかし内面に意欲がみなぎり、心が安定し、冒険心が満ちてきて、前に考えていたことよりもはるかに良い結果になると信じることができるはずだ。
それこそが最初に描く「終わり」なのである。
そのコミュニケーションに参加している人たち全員が洞察を得られるという。
そして、お互いの考えを知ることで得られる興奮がさらに洞察力を深め、新しいことを学び成長していけるという確信を持って、コミュニケーションを始めるのである。

シナジーに至るには、そのプロセスの早い段階で必ずと言っていいほど大きな勇気を必要とする瞬間がある。
自分自身にとことん正直になり、自分の本当の姿を見せ、自分の内面、あるいは組織や家族の状況に正面から向き合い、その結果、どうしても言わなければならないことに気づくからである。
それを口にするのは、大きな勇気と本当の愛情がなければできることではない。
だから、相手も心を開いて正直になり、自分自身をさらけ出す。
その瞬間からシナジーのコミュニケーションが始まる。
こうしてコミュニケーションはどんどんクリエイティブになり、やがて、最初は思ってもみなかった洞察が生まれ、斬新な計画となって実を結ぶのである。

シナジーの力は実際に存在する。
シナジーは、ここまで学んできたすべての習慣の最終目的であり、相互依存で成り立つ現実を効果的に生きるための原則なのである。
一つひとつの習慣が持つ力は、相互に関係しあったときに最大の力を発揮するのである。

「7つの習慣」より

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