忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」③

2017-10-01 08:53:49 | Library
私たちは影響の輪の中心で自分のビジョンと価値観に働きかける。
影響の輪の中心で「自覚」を働かせ、自分の内面にある地図を見つめる。
正しい原則を大切にしていれば、自分の地図が実際の場所を正確に表しているか、自分の持っているパラダイムが原則と現実に基づいているか、自覚を働かせて確かめることができる。
影響の輪の中心では、「良心」をコンパスにして、自分の独自の才能や貢献できる分野を発見できる。
ここでは「想像」することもできる。
自分が望む終わりを思い描き、どの方向に、どんな目的で第一歩を踏み出せばよいのかを知り、自分の人生の設計図に息を吹き込むことができる。
(P136)

自分の人生の中心に置くものが何であれ、それは安定、指針、知恵、力の源になる。
「安定」とは、あなたの存在価値、アイデンティティ、心のよりどころ、自尊心、人格的な強さ、安心感のことである。
「指針」は、人生の方向性を決める根源であり、生活の中でのあらゆる意思決定、行動基準、原則、暗黙の規範である。
「知恵」は、あなたの人生観、生活を送るうえでのバランス感覚である。
「力」は、行動する力、物事を成し遂げる強みと潜在的な能力のことである。
選択し、決断を下すために不可欠なエネルギーである。
この4つの要素は、相互に依存し合っている。
この4つが一つにまとまり、調和がとれ、個々の要素が互いを高める状態になっていれば、気高く、バランスがとれ、揺るぎない見事な人格ができる。
(P137)

人は誰でも自分の中心を持っている。
普段はその中心を意識していないし、その中心が人生のすべての側面に大きな影響を及ぼしていることにも気づいていない。
他の人たちが人生の中心に置いているものはよく見えても、自分の人生の中心は意外と自覚していないことが多い。
あなた自身の中心は何だろう。
人生を支える4つの要素(安定、指針、知恵、力)を見つめれば、自分の中心をはっきり認識できる。
人生の中心に正しい原則を据えれば、人生を支える4つの要素を伸ばしていく堅固な土台ができる。
原則は、人類共通の根本的な心理である。
時代を超えた不変の原則を人生の中心にすると、効果的に生きるための基本的なパラダイムを得ることができる。
それは、他のすべての中心を正すことができる原則中心のパラダイムなのだ。
(P157)