忘備録の泉

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第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」②

2017-10-05 10:22:42 | Library
相手が話しているとき、私たちの「聞く」姿勢はたいてい次の四つのレベルのどれかである。
一番低いレベルは、相手を無視して話をまったく聞かない。
次のレベルは、聞くふりをすること。「うん、うん」とあいづちは打つが、話の中身はまったく耳に入っていない。
三番目のレベルは、選択的に聞く態度である。話の部分部分だけを耳に入れる。
四番目のレベルは、注意して聞く。神経を集中して、相手が話すことに注意を払う。
ほとんどの人は四番目のレベルが最高なのだが、実はもう一段上に、五番目のレベルがある。
これが、相手の身になって聴く、「共感による傾聴」である。

共感による傾聴とは、まず相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことである。
相手を理解しよう、本当に理解したいという気持ちで聴くことである。
共感とは、相手の視点に立ってみることである。
相手の目で物事を眺め、相手の見ている世界を見ることである。
それによって、相手のパラダイム、相手の気持を理解することである。

人の話を深く聴けるようになると、とらえ方は人によって大きく異なることがわかってくる。
そしてその違いこそが、相互依存の状態において他者と力を合わせて何かをするときにポジティブな効果をあたえることもわかってくる。
人はそれぞれ違いがあるのに、家庭でも会社でも、地域社会の奉仕活動でも、決められたリソースをうまく使って結果を出すために力を合わせなくてはならない。
そのためにはどうすればいいのだろうか。
自分のもののとらえ方の限界を超え、他者と深いコミュニケーションをとって協力して問題に取り組み、Win-Winの解決策に到達するには、どうすればいいのだろうか。
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」が、Win-Winの解決策に到達するための答えである。

まず理解に徹する。問題が起こる前に、評価したり処方したりする前に、自分の考えを主張する前に、まず理解するよう努力する。
それは、人と人とが力を合わせる相互依存に必要不可欠な習慣である。
お互いに本当に理解し合えたとき、創造的な解決策、第3の案に通じる扉が開かれる。
私たちの相違点が、コミュニケーションや進歩を妨げることはなくなる。
それどころか、違いが踏み台になって、シナジーを創り出すことができるのである。

「7つの習慣」より

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