本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

極甘なれど超さわやか!「華鳩 さわやか貴醸酒」

2007-05-25 01:34:48 |  sake

さあていろいろ頂いたなかから早速頂戴いたしますぞ~。まずは冷たく冷やしたこの子から・・・。



あの陶酔の濁り酒で世の絶賛を浴びた(とワタシは思う)呉市音戸町、榎酒造サンの「華鳩 さわやか貴醸酒」であります。「華鳩」といえば貴醸酒、貴醸酒といえば「華鳩」とまで言われます(これは当たってると思う。ただし「華鳩」ブランドにはそれ以外のとってもおいしいお酒がありまする)が、その中でも季節限定、春の無濾過生原酒なのであります。貴醸酒でも古酒タイプになりますと褐色を帯びてきて、味も紹興酒を思わせるコクと濃厚な甘味が楽しめますが、さて新酒は初体験。スマートなボトルからグラスに注がれたそれは、スッキリ透明でありますが、やや黄色がかっていて、白ワインと区別がつきません。まず香る。甘い香り。吟醸香のような華やかさではなく、でもフルーティーさのバックに日本酒らしい香りがします。焼きたての食パンの白い部分と似てるかなあ。い~い匂いです。


ひとしきりそれを楽しんだ後、はやる心を落ち着かせまず一口。トロリとした液体が舌を覆います。
『わぁー、こりゃ本当に日本酒?お米からこれができるん??』
おそらく飲まれた方は一様に驚かれることでしょう。このさわやかさは見事。看板に偽りなし!。もちろん貴醸酒ですから極甘口になりますが、それをカバーする酸味がいい。大吟醸クラスになると、リンゴやバナナに例えたくなるものがありますが、これはその比じゃない。例えるなら絶対パイナップルですね。熟成させた貴醸酒はロックでちびちびなめるように頂きますが、この子はスイスイいってしまいそうな、きわめて危険な酒であります。



貴醸酒のさわやかさと褐色の肌が実にいいコントラストです。このオヤジ完全に極楽状態です。ちなみに上の娘撮影。




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