統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

道を求むるは愚鈍に有りて、輝ける富貴に学ぶものなし

2012-06-14 23:58:03 | ドクターKの宗教問答(悟りのための医学)


今年は農園のビワが不作でした。しかし、親せきの農家はプロ、不作と言いながらも相変わらず立派な美味しいビワをくれました。私のように道楽で農業をしているのとは違い、これは商品なので農家にとってはお金と同じ、でもその大切な商品をたくさんくれました。第一次産業の人は素朴で人間性が豊かです。

世界がうらやむ日本?なんとなく統合医療のテクニックを書く気がしません。がれきの後遺症でしょうか。震災後は日本人の愚かさに思い知らされるばかりです。私の子供が小さいころ歌をよく歌っていました。「日本の未来は、ウォウウォウウォウオ、世界がうらやむ、ウォウウォウウォウオ」と歌っていました。私はそれを聞いてそれは大きな間違いだという気がしてなりませんでした。今やその感想が現実となりました。チェルノブイリを見て旧ソ連の対応を、共産主義の実態はこんなものだと憐れんでいましたが、日本の原発事故対応ははっきり言ってそれ以下です。いまだに被曝が進行中です。もちろん拡散もしています。原子力村の人達は罪に問われるどころか、堂々と講演し、マスコミにコメントしその罪を深くしています。世界うらやむ日本?いや世界の人は日本を心配しています。

道を求めて三千里学生時代から宗教遍歴を重ねていました。外国こそはいきませんでしたが、主に東もしくは東北まで優れた人と言われる人に会いに行きました。新興宗教の教祖にも会ったりしました。中には物凄い超人もいましたが、多くの教祖は信者を誤った方向に導き、自らもその高慢さゆえに憑依され、精神医学も知らないため人格崩壊をきたす人もいました。宗教活動に冷めて世俗に戻り仕方なく大学に存在し、医学博士を取るために勉強しているふりをして、今も医師のような顔をして仕事をしています。しかし求道心の炎は消え去ることはありません。でも皆さん医学界も政界も経済界も誰か人を導ける人がいますでしょうか?目立つことしたがる名誉大好き御用学者、支配するのが大好きウソつき政治家、天下り大好き無責任高級官僚、その中にだれか私を導いてくれる人がいるでしょうか。

愚鈍と思われる目立たない人の中に輝けるものがある!!今2人見つけています。一人は朝早くから夜は7時半まで立ちっぱなしで診療している歯科医。安い点数なのに一日中人の歯をせせくり、彼は一生そうするつもりです。でも私は彼のおかげで歯がすっかり良くなりました。感謝です。もう一人は視力障害のあるマサージ師。彼の奥さんは身体障碍者でしたが、目の見えない彼のサポートをしていました。それが不幸にも癌になってしまいました。しかし彼は一生懸命食事の世話をしたりして看病しました。マッサージを途中でやめて妻の看病をし、またマッサージを続けるということをやっていました。とうとう奥さんは死んでしまいました。きっとさびしくて不安ではないかと思うのですが、彼は普段と変わりなく、1時間半で3000円という安い料金で黙々と仕事をしています。人のために謙虚に生きる。自分が自分がということが無い。そういう愚鈍と思われる人の中にこそ聖者の輝きがあります。あなたの周りにもきっといます。でもあなたにはそれが分かりません。もう一度見てみませんかそういう目で。。。



庭のミカンの木に水をやっていたら、野良猫が生んだ以前見た子猫が生きていました。友達になりたいのかこちらをずっと見ていました。


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