山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ふゆのふぁっしょんしょう(さんぽうた126)

2022年01月26日 | いきもの

  ふゆのふぁっしょんしょう  ふゆ こだち

 

いいゆき ふったわね

かるくて ふわふわ

 

すてき!

まっしろな

ぼうしに てぶくろに こうと

 

はっぱがおちて

さびしかったけど

 

さむいなんて

いってられないわね

 

ねえねえ

みてみて

きれいでしょ!

 

ひさしぶりに

こころがはずむ!

 

ふゆの

ふぁっしょんしょうよ!

 

 

       久しぶりに晴れた

       休憩散歩の1時間だけ(すぐに吹雪)

 降っていた雪が止み、風が止まり、青空と太陽が現れた。

       山の木々も

       散歩コースの木々も美しく粧っている

       すぎやま きんたろうさんも

       喜んでいるのが分かる

 散歩している頭上からも、両脇からも、嬉しそうなおしゃべりが聞こえてきたんですよ。

 ああ、いい日、いい時に散歩が出来た。

 もしかしたら、この冬で一番美しいファッションショーを見せて貰えたのかもしれない。

 ありがとうね、みんな。


チキンカツにひと工夫

2022年01月25日 | 日記とレシピ

 諸般の事情により、チキンカツを作ることになった。鶏の唐揚げは結構作っているんだけど、カツというと、なんだか久しぶりな気がする。少し情報を集めてから作ってみることにした。

 調べてみたなかで目を惹いたのが『柔らかいチキンカツ』というレシピ。胸肉とは思えないほど柔らかくなるらしいのだが、これをもも肉で作ったらどうなるか、試してみたくなったのだ。

 さっそく始めましょう。

 下ごしらえの部

 ・鶏もも肉400gの皮を剥いて一口大に切り分けました

 ※厚さにデコボコが出ないように切り方に気を遣います

 ※揚げ時間に大きなばらつきが出ないように

 ※揚げ時間が長すぎると硬くなるらしい

       こんな感じになりました

 ・お酒と酢を各大さじ1ずつジップロックに注いだ所にこの肉を入れて密封。15分ほど寝かせます

       使った調味料

       このまま冷蔵

 ※多分、この作業で肉が軟らかくなると考える

 ・卵液準備(卵2個に薄力粉大さじ6ぐらい+水ちょっとだけ)

       卵を溶きほぐしたら

      薄力粉。その後、水で粘り気を調整します

 ・鶏肉を液から出してパン粉も準備。

 ・衣が付いたら食事まで待機(右はマヨ付き衣)

 ・170℃ぐらいの揚げ油で(最近はもっぱら菜箸で温度確認)

 ・数個ずつ揚げていきます

 ※揚げる度に落ちた衣を掬い取って温度確認をします

       揚げ上がり(手前が衣にマヨ入り)

       はい、出来上がり!

 中濃ソースをかけて戴きました。

       2種類を食べ比べてみました(食べかけ御免)

 食べてみると、どっちも超柔らかい!!衣にマヨネーズが入っても入らなくてもスペシャルでした。家族も喜んで食べています。

 ただね、そもそも淡泊な味の鶏肉。ここに下味として塩コショウが入ってもいいかもというのが正直な感想。

 身を柔らかくするための酒と酢でしょ。このタイミングで水分を追い出す塩じゃないよね。硬くなってしまう。だとすると、衣をまとわせる直前か?もしくは、衣そのものに塩コショウかな?

 これは、想像が広がりますね。

 次のテーマが決まりましたよ。下味をどのタイミングでつけるか。面白そう!

 やっぱり、料理は楽しいし、すごく良い頭の体操になりますね。

 美味しさを求めながら、老化防止のお楽しみ会は、まだまだ続いていきそうです。


真子さん大好き!

2022年01月24日 | 日記とレシピ

 突然ですが、これは何でしょう。

       ボールに入っているんだから食べ物ですかね?

 実はこれ、真子さん(ダラのたま)です。今回、『砂肝』と『どんがら汁セット』を買いに行ったとき、一緒に買ってきました(したがって、皇室とは一切関係ございません)。どんがら汁には、あまり相性が良くない食材なんだけど、これ自体が美味しいんですね。したがって、別メニューでいただきます。

 寒ダラ料理と言ったら、煮たり焼いたり揚げたり生だったりと色々な楽しみがあるんだけど、この料理も期間限定、食べたくなるんだよなあ。その名も、

   ≪鱈子の醤油漬け≫

 写真は、その最初の段階のものです。では、具体的に説明していきます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・タラコの皮に切れ目を入れて、卵をしごき出します。

 ※今回は「生食用」だったので、冷凍処理を省くことにしました。

 ・卵を薄い塩水にさらして汚れを取り除きます(上の写真は、この段階)

 ・キッチンタオル(ペーパー)で卵を濾し取ります

       キッチンタオル(ペーパー)は丈夫なので大丈夫

 ・これとは別に、煮きった酒大さじ2と醤油大さじ3とを混ぜておきます

 ・この汁を卵にかけると

       こんな感じになります

 ・このまま冷蔵庫に一昼夜入れておくと

       おおっ、いい感じ!

 卵が汁を吸って、膨らむんですね。

 これで出来上がり。簡単でしょ。でもね、

   アツアツのご飯に乗せて食べると(手が震えてるのかピンぼけなのか)

 たまらない美味しさなんですよ。

 お好みで海苔とか南蛮粉とかを加えてもイケるはずです。

 ああ~美味しい!

 これだから真子さん大好き!

 この料理、季節限定なので、食べるなら今です。

 もし鮮魚コーナーで見つけたら是非お試し下さい。

 お勧めです。


肝がキモ!どんがら汁

2022年01月23日 | 日記とレシピ

 今回、スーパーに出掛けた最大の目的は、『どんがら汁』の材料を仕入れること。とは言っても、既に、豆腐もネギも磯海苔もあるので、買いたいのは、主となる食材のタラだけなのだ。

 実は、このスーパー、昨日まで『寒ダラ祭り』なるイベントをやっていたらしくて、「1匹3980円!」みたいな売り出しをしていたんですね。それに気付いたのが夕べ遅く。手遅れなのは分かっているんだけど、もしかして、『鮮魚コーナー』に、昨日の残りみたいなものが置いてないかなと思って訪れたんです。

 そして、見回してみたんだけどありませんね。諦めきれずに、厨房のオヤジさんに

「タラの一匹売りってやってませんか?」

と、聞いてみた。

「ないよ。」

あっさりと断られて諦める。

 やっぱり、お祭りってのは、期間限定だから盛り上がるんだよね。ダラダラと延長しないという事ね。分かりました。砂肝だけを買って店を出る。

 じゃあ、次に有望なスーパーだ。ここは、酒田漁協と提携しており、一年中日本海で獲れた魚介類を置いている。

 ここにも、1匹丸ごとという商品はなかった。代わりに、『どんがら汁セット』なるパック商品が、四段階の値段で置かれていた。具体的には、580円と980円と1280円と1980円。当然、値段とともに量が増えていく。

 でも待てよ。どのパックも、『アブラワタ』(肝臓のこと)の量が同じじゃん。だったら決まりですよ。

 さて、マタギは、どんな選択をしたのだろうか。

 正解は、580円のパックを2個買いました。こうすると、同じ千円前後の買い物で、『アブラワタ』が2倍手に入るんですもの。

 ということで満足。帰宅して、ようやく調理を開始します。

 下ごしらえ・調理の部

 ・水1.5ℓ に食べやすい大きさに切り分けたアブラワタと銀杏切りにした大根を入れて煮ます。

       このアブラワタからすごく良い出汁が出るのですよ

 ※アクを掬い取ります

 ・鱈のアラに熱湯を回しかけてアク抜き

 ※一食分には多すぎるので、半分は冷まして冷蔵。(翌朝入れていただきました)

 ※身を煮汁に入れ続けると崩れるので、食べ切る分だけを煮ます

 ※熱湯を潜らせてあるので、茹で時間は、ごく短くて済みます

 

 ・ネギ1本を斜め切り、豆腐をさいの目に切って待機

 ・汁に調味料を入れます。味噌をおたまですり切り1杯(80g?)ぐらい、酒少々と和風だし小さじ1ぐらい。

    すごくいい香りがしてきましたよ(アブラワタも浮いてきた)

 ・食事のタイミングに合わせて、まずはアラを、そして、豆腐とネギを入れてひと煮立ち

 ・盛り付けたところに磯海苔を加えて出来上がり

 アツアツの汁をフーフー言いながら戴きます。

 あああああ!

 身体の芯から温まるぜ!!

 そして、なんと言っても、アブラワタの旨さ!!!

 これを食べたかったんだよ!!!!

 みんなで大喜びしながら戴くことができました。

 やっぱり、冬の夕べに『どんがら汁』。一回は食べなければなるまい。

 もしかしたら、もう何回か作るかもしれませんけど、とりあえず、一回目を食べることができてよかった。

 前回の砂肝も美味しいんだけど、このどんがら汁でも肝がキモになります。『キモ』って『肝要』ということ。全く、その通り。味覚で実感ですね。

 海の神様と、漁師さんたちに感謝です。

 ごちそうさまでした。

 

 


リニューアル!砂肝炒め

2022年01月22日 | 日記とレシピ

 当地での降雪と積雪は近年にないハイレベルな状態で、除雪にしても通勤にしても、かなり難渋させられている。

       今朝の様子。久しぶりの日差しに和む。・・けど

「また降ったねえ。」

「うん。今日もだね。」

「体力づくりにはなるけどよお。」

「(雪を)捨てっとこ、なぐなっったず。」

「ちょっと、(降雪も)休んでけねがなあ。」

なんていう会話が、毎朝のように交わされている。

 雪かきは、本当に大変だ。だけど、ご近所とのコミニュケーションを深める素地が、日々整ってきている感じ(この1年で4世帯が近所に越してきたんです)。体力の維持を始めとして、メリットも多いと感じるこの頃だ。

       放っておくと車が雪に埋もれて凍りつく

       お向かいには、雪のピラミッドが建った

 すみません。本題に戻ります。なんの話をしたかったかというと、こんな寒い季節になると、どうしても食べたくなる料理があるってことなんですよ。これまでも、色々と紹介してきたんですけど、山形県民として絶対に外せないものがあります。

  ≪どんがら汁≫

 そんでね、その材料を求めてチラシを眺めいたら、見つけてしまったんです。

 『砂肝、100g58円』

 これは安いじゃない!・・どんがら汁の材料は買いますよ。でも、この砂肝もゲットすべきだ!

 妻に聞くと、

「(どんがら汁の話)いつ言ってくるのかと思ってた。」

だそうです。お見通しなわけね。そして、砂肝の値段を見て喜んでいる。

「安いわね!」

「他に買ってくるものない?」

と訊ねると、大丈夫らしいので、安心して買い出しに出掛けた。

 スーパーをハシゴした割に、買ったのは、『寒ダラ汁セット』に『砂肝』に『タラコ(真子)』だけ。ま、こういう全集中の買い物も、たまにはある。それでは、順次、料理を進めて参りましょう。最初の料理は、

  ≪砂肝の香味野菜炒め≫

 スタートはタラコからだったんだけど、日数がかかる料理なので、先に出来上がったこちらの方から記録に残していきます。

 そんでもって、今回の調理の動機というか目的は、砂肝料理のレベルアップです。今まで、何度も調理してきているんですけど、より美味しく食べたくなって工夫を加えることにしました。

 下ごしらえ・調理の部

 ・砂肝を食べやすい大きさに切り分けます

 ・ショウガ1片を半月の薄切りにします

 ・ヒタヒタの水に入れて茹でます

 ※意外とアクが出るので丁寧に掬い取ります

 ※今回は、この段階からショウガのパワーで「臭み消し」を行いました

 更に、もうひと工夫。

 ・フライパンにゴマ油小さじ1を敷いて熱したらみじん切りにしたタマネギ1/2個を炒めます

        茹でるときに使ったショウガも千切りにして合流

 ・ここに砂肝を入れて軽く炒め和えます

 ・ゴマ油小さじ1と顆粒だし小さじ1、醤油小さじ1/2と塩コショウ少々に粗挽きコショウも加えて、更に炒めます

 ※これも肉の臭み消しをねらっています

 ※意外と水分が出ます。それを蒸発させる気持ちで和えていきます

       はい、出来上がり!

 味の微調整はいらなかったです。とにかく美味しく出来た!私だけでなく、妻も娘も喜んで手を伸ばします。

「1週間ぐらいで食べきれるかな。」と考えていたんだけど、

「こういうものは、悪くなる前に食べなくっちゃ。」

だそうです。

御意! サッサと食べましょう、みんなで!

 砂肝炒め、今までも美味しかったんだけど、これはレベルアップしたと言ってよいでしょう。砂肝の旨さを堪能出来ると思います。暫くは、このレシピを軸に楽しませていただくことにいたします。

 今回はですね、寒ダラを求めた結果辿り着いた、スーパー「オ●バン」のチラシに感謝です。

 暫くはリピートに微調整、続けますよ!

 北国の冬の料理とは、あまり関係ないけど、一年中楽しめる料理。いいものができたと思います。