山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

やっぱり格別!タケノコご飯

2023年05月03日 | 山菜料理

 風雨に行く手を遮られてから2日後の昼休み。職場の竹林を歩いてみた。『雨後の筍』という言葉があるように、タケノコ発生の条件が1つ満たされたことになるからだ。

 しかし、丁寧に歩いてみたつもりだが、ほとんど出ていない。

 

         かろうじて少しだけ

 見つけたタケノコも、ニョキニョキというわけではなく、足の裏に感じた場所を掘ったら出てきたというものばかり。

 やはり、もう一つの条件である『高温』が満たされていないせいだね。そして、今年は『裏年』に当たるらしいから、仕方がないのかもしれない。

       本日の最終的な収穫物

 今日、収穫があったらどうするかは、だいたい決めてありました。美味しいタケノコ料理なのに、まだやっていなかったからです。その名も、タケノコご飯!

 タケノコシーズンに入ったら、必ず2~3回は作るんですが、マタギの場合、使うタケノコはネマガリタケばかり。孟宗竹で作るのは、数年ぶりだと思う。たまたま手に入った時に作った記憶があるんですけど、今回は、かなり久しぶりの製作となります。

 で、作り方なんだけど、マタギ家独自の作り方が、ほぼ確定しているので、そこに今回のタケノコ(孟宗竹)を当てはめて進めてみようと思います。

 下ごしらえの部

 ・皮3枚ほどを剥くと出てくる根っこ予備軍のイボイボを削ぎ落して、

       このイボイボを削ぎ落します

 (以前からの繰り返しになりますが、読み返すときのために記録しておきます)

 ・縦に切れ目を入れて

 ・米粒を入れた鍋で30分間茹でました

 ・竹串がすんなり通ったら冷めるのを待って準備完了

 調理の部

 ・皮を剥いたら軸の部分は、薄い半月切りか銀杏切りに

 ・先端部分はとんがりを残すように細切り

       とりあえずは300g強になりました

       ヒメカワは、みそ汁に入れます

 ・鶏もも肉200g強を細切れに、油揚げ2枚を油抜きして短冊

 ・調味料は、米4合に対して酒大さじ4と醤油大さじ3+小さじ1に顆粒出汁小さじ1

 ※みりんは使いません。タケノコから独特の甘みが出るので、それを楽しむため

 ※かつては、醤油も大匙4だったんですが、濃すぎる感じだったので、今は、この量で安定しています

 ・研いだお米に、水と調味料を合わせて炊飯器の4合の目盛りまで注いだら、具材を全部入れてスイッチオン!

 暫くすると、台所中にいい香りが満ち溢れてきます。

       さあ、出来上がりましたよ!

       本日の食卓(和ですね)

 旨いっス!

 ネマガリタケとは微妙に異なる歯触りと甘みとが感じられます。いずれにしても、春から初夏に向かおうとする季節の香りです。

 いやあ、満足満足。

 職場の竹林さん、本日もご馳走様でした!

 そして、心は、いよいよ山のタケノコ採りに向かい始めます。

 例年だったら、まだまだ早いんだけど、今年の天候だと、もしかしたら・・・。

 少し早めの偵察に行ってみようかな。