山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

今日のランチは『たぬきつきみね きしめん』

2023年05月12日 | 日記とレシピ

 雨降りで遊びに行けない日の行動の続きです。

 冷凍庫に眠っていたパイシートは、『パイの実』になりました。これはこれで良いのだけれど、出来上がったのが午前6時ごろ。何と言っても、山菜採りの代わりに始めた料理だから、始まりも終わりも家族みんなが寝ている間。この時期になると、『朝仕事』が完全に身体に染みついてしまっているんですよ。

 当然、時間はまだまだたっぷり使える。もう一品作ってみましょう。『ウー・ウェン』さんのレシピ集を眺めてみた。『ウー・ウェン』さんは、知る人ぞ知る中華料理のエキスパート。かなりの頻度でお世話になってきているんですけど、今回目に止まったのが『メンピェン』というもの。かなり雑に説明すると、『切らないうどん』という感じでしょうか。生地を作るところまでは普通なんだけど、その先、広げた生地をちぎって茹でてしまうというもの。

 ここで、ピンと閃いた。

きしめんじゃん、これは。」

幅広麺の食感に、具材の味わいを絡めて豪快にいただく料理が頭に浮かんでくる。

 決めた!

 本日のランチは、これで行ってみます。

 お昼前後に出かけたい妻と、山に出かけたいけど出かけられない夫の利害が、いい具合に一致しました。交渉成立。

 このところ、パイシートなんかをはじめとして、食材の外部調達が多くなってきていたけれど、この料理は、家の中にある食材だけで全てを賄えそうです。使う食材をあれこれ考えた結果辿り着いたのが、

   ≪たぬきつきみね きしめん≫ 

 絶対に、美味しいはずですよ!それでは行ってみましょう!

 下ごしらえ・調理の部

 ・各200gの薄力粉と強力粉に、10gの食塩を溶かした水200gを加えて混ぜます

 ※箸か手で混ぜた方が、うまくまとまると思います

 ・まとまったらビニール袋に入れて踏んで伸ばし、畳んでと2~3度繰り返し、30分以上休ませます

 ・生地を麺にします

 ・生地の1/4ほどずつを片栗粉の打ち粉を敷いて伸ばしたら

       こんな感じ(既にモチモチして旨そう!)

 ・パスタマシンで薄く伸ばしました

 ※ダイヤル4(厚さ1.8mm程だそうです)まで進めました

 ・幅1cmほどに切り分けてみました

 ※ここでも打ち粉必須だと思います

 ・熱湯で8分ほど茹でたら、冷水で絞めて待機(水は切っておきます)=市販の玉うどん状態

 具材準備にかかりましょう!

 まずは、タヌキ!

 ・水大さじ2に酢3gと薄力粉18gを混ぜて

 ・刷毛ですくって揚げ油に散らすと、面白い!

 ・キツネは、油抜きして半分に切っておきましょう

 お月見もしたいので、卵を水から茹でて沸騰5分。

 おまけにネギも刻んでおきましょう。

       タヌキとキツネとツキミとでタヌキツキミネ、準備完了!

 帰宅した妻と時間の確認をして、麺を湯がいたらトッピング。

       はい、出来ましたよ!

 卵を割ってみると、

       おおっ、いい感じ!

 幅広麺につゆが絡んで非常に美味しいです。ヘビーなはずなのに、モチッ、ツルッとした優しい食感が、他の麺料理と一線を画す、これまたオリジナルな味わい。

 山遊びができない暇つぶしにと始めた料理でしたが、どうしてどうして、満足のいく料理を楽しませていただくことが出来ました。

 これは、『ウー・ウェン』さん、そして、天気の神様に感謝でしょうね。ありがとうございました。