山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

せかいでいちばん(さんぽうた46)

2020年12月19日 | いきもの

  せかいでいちばん  さざんかのきさき

かがみよかがみ
せかいでいちばん うつくしいのは
だあれ?

それは
あなたさまでございます


あら
なんてしょうじきな かがみですこと
おほほほ

でも

でも なんですの?

はるがくれば
しらゆきひめがめをさまします
そうしたら


そうしたら?

せかいでいちばんは
しらゆきひめです


まあ 
なんてばかしょうじきな かがみですこと
おほほほ

でもわたしは
ひすてりいは おこしませんの
だってねえ・・・

 い・ま
せかいでいちばんうつくしいのは 
だあれ?

もちろん あなたさまです

ほら これでいいじゃない!
おほほほ



 当地では、サザンカが花盛りを迎えております。

葉の深い緑とのコントラスト



青空にも映えます



ピンク色だったり



淡かったり


 でも、間違いなくマタギにとって、

今、一番美しいのはあなたです



 他の花々が休眠に入ったのを知ってか知らずか、このお方は美しさを謳歌しています。散歩していて、最も目立つ花といっていいでしょう。
 こんなに美しいあなたは、今、マタギから見れば文句なしのナンバー1です。「きさき」さまがおっしゃる通り、春の花とか、秋の花と競う必要はないと思います。
 このぐらいの大らかさを、あの物語の女王様も持っていてくれたらよかったのに(それだと物語にならないけどね)。

 ま、いずれにしても、あんまり目くじら立てないで、今ある『ちっちゃな世界1』を喜ぶことが大事なんじゃないかなと思うのであります。
 『ちっちゃな世界1』は、多分、私たちのまわりにいっぱいあるんだから。

   (このお話も前回同様、雪が積もる前に聞きました)